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福岡自慢の数ある食材がお料理に!和食の名店「なだ万」が贈る特別コース

2022年01月20日 11:00 by 深江久美子

日本料理文化のさらなる魅力を発信することを目的に2018年より、和食の名店「なだ万」が展開する都道府県別 産直フェア。第7回目となる今回は福岡県!それにあたり「福岡の食のすばらしさを全国の人に伝えられるまたとない機会」と、服部福岡県知事が直々に福岡産の食材やアレンジした郷土料理をPRされていました。

県の職員さんと一緒に福岡を巡って食材探しをしたという上村総料理長と諏訪田料理長。「福岡は他地方と比較して食材が多く、牛も豚も鶏も銘柄があり野菜も豊富」と教えてくれました。そんな数ある特産品の中から抜粋した食材でコースに仕立てたのが「福岡県フェアコース(12,000円・税+サ込)」になります。
 

まずは旬菜からです。甘海老にお土産NO.1の「明太子の和えもの(写真右下)」には、水前寺蒟蒻と川茸も添えてあります。「蒸し糸島豚葱味噌和え(写真左下)」は、里芋はねっとり柔らかく、煎りナッツの食感がアクセントになっています。芹が爽やかな風味を演出していました。
 

「有明海苔巻きずし」は磯の香りがほのかにする有明海苔にみらいサーモンが使われています。みらいサーモンとは九電とニチモウが共同生産しているトラウトサーモンのことで、豊前市で養殖をしているんだそう。通常のサーモンより脂身がとっても上品。まだ流通数は少なく、このフェアで初めて味わうことができる希少性が高いサーモンなんです。
 

総料理長の上村さんが一押しするのが、高級魚クエを使った小鍋です。漁獲量も少なく市場に出回りづらく、半年前から仕入れを抑えていたそう。そんな分厚いクエが2切れも!ラーメンのために生まれた福岡の小麦、ラー麦麺との組み合わせは斬新です。
 

お肉は博多和牛のお目見えです。「博多和牛包み焼」には舞茸とアスパラが巻かれています。一瞬で肉の旨味と甘みがジュワ~と口に広がり、すぐにとろけそう。アスパラと舞茸の程良い食感が◎。
 

元気つくし米を使った「はかた一番どり釜炊きご飯」には、銘柄鶏と合馬の竹の子が・・・・・・。ほんのり出汁の効いて優しい味付けのご飯は、1粒1粒がふっくら炊きあがっています。
 

〆のデザートは八女づくしです。スポンジの上に抹茶クリームが乗った抹茶ケーキは濃厚で超超超抹茶。スポンジもクリームも甘みが抑えられているのでお茶の風味をダイレクトに味わえます。それに抹茶アイスとあまおう、ラテが添えられます。
 

各地に足を運び生産・製造している現場を視察し、吟味した食材を活かした数々のお料理でした。今回はご紹介できませんでしたが、コースにはお造りや蟹かぶら蒸しなども一緒に堪能できます。


「福岡が誇る食材でインパクトを与えるコース料理にしたかった」と話す上村総料理長が作る料理は常に進化を続けます。ぜひ、福岡が誇る食材のポテンシャルを引き出したコース料理をその目と舌で感じてください。「福岡県フェア」は2月28日(月)までの期間限定で開催。

 

取材・文:深江久美子
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プレイス情報PLACE

なだ万 蒼宮(そうきゅう)

住所 福岡市博多区中洲2丁目3-8 G-CUBE NASASU 9F・10F
TEL 092-271-7161
営業時間 9階/11:30~14:30(OS13:30)、17:30~22:00(料理OS20:00、ドリンク21:30)、10階/17:30~23:00(料理OS22:00・ドリンクOS22:30)
定休日 なし
URL https://www.nadaman.co.jp/

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