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ニューバランス福岡2周年スペシャルコンテンツ! 福岡のキーマンのスニーカートーク Vol.2
2021年12月10日 15:00 by simoonu(シモーヌ)
12月に2周年を迎える、天神・西通りの『ニューバランス福岡』。同店の2ndアニバーサリーを記念して、一年前に好評を博したLOVE FM+天神サイトのNew Balanceスペシャルコンテンツがパワーアップして復活します!
今回はラブエフエムのラジオ番組「Sticky Note」、YouTubeのLOVE FM 公式チャンネル、天神サイトの読み物の3本立て。天神界隈のショップオーナーをはじめとするキーマンを招き、「私の定番アイテムとモノ選びのマイルール」をテーマにした対談をお届けします。あの人の“私物のNew Balance”やアイテム選びの“ものさし”など、参考になるお話を聞くことができそうです!
第二回のゲストは、セレクトショップ『spares*』のバイヤー・横尾力也さん(写真右)と、糸島の海沿いで額装店を営む『ハナトライフ』の店主・石川智之さん(写真左)です。

トークセッションは早良区野芥にある横尾さんのお店『spares*』で実施。お二人は高校時代からの旧友とあって、懐かしのファッショントークや、時代を経て変化したモノの見方・選び方について互いに意気投合! まずは、お買い物にまつわる近況から話が始まりました。
横尾:最近何かいいモノ買った?
石川:それこそこの前、『spares*』でカットソーを買ったね。最近はあまり買い物をしに行く時間がなくて、以前よりモノを買う機会が減ったかも。

横尾:確かに歳を重ねたからか、買い物に割ける時間が限られているかもしれんね。うちに来てくれるお客さんも、お店を回遊しながら買い物をする人は少なそうで、ここで1〜2時間話しながらゆっくりアイテムを選んで帰宅するパターンが多いっぽい。自分もそうで、買い物で回遊することが減ったように感じるね。「○○○が欲しいから×××へ行く」みたいに決め打ちのスタイル。
あと時間の都合だけじゃなくて、若い頃に俺ら色々モノを買いまくっていたから、その反動で今そんなにたくさんの量を買わなくなったのかなとも思った。20〜30代の頃に買ったアイテムを今も使っていたりするしね。
石川:そうだね。買い物が減った分、昔から長く使っている「定番アイテム」が活きてくるよね。若い頃に買ったモノの中で今も愛用している定番アイテムは、軍パンやワークジャケット、ビンテージの服あたりかな。
横尾:そういえば俺が『spares*』を始めて1〜2年の頃、石川くんはロンドンに住んでたね。ロンドンで待ち合わせして、レンタカーを借りて一緒に買い付けして回ったのが懐かしい〜。当時から軍モノを買い付けていたし、パリのクリニャンクールの蚤の市でフランス軍のパラシュートバッグ(ボストンバッグ)が山積みで売られてたじゃん? アレ、今では全く買えない代物になっとるよ。当たり前にあったモノが10〜20年経つとそうじゃなくなる、という現象は何においてもあるよね。あと、買い付けといえば、履いていく靴は絶対New Balance。

石川:あの時の買い付けでも履いていたね〜。一日中歩くから、New Balanceだと安心感がある。
横尾:トップスは季節によって変わるけど、ボトムスは小物をがしがし入れられるカーゴポケットが付いた軍パン、足元はNew Balanceが定番スタイル。無意識にこの格好になるっちゃんね(笑)。
石川:旅行先でも同じことが言えそうやね。歩き回る時にNew Balanceは欠かせない。ところで、力也くんが持ってきたそのスニーカー、久々に見るね。

横尾:そうそう、これは石川くんとロンドンで買い付けをした後に買ったMade in U.K.の「991」。俺ら900番台が好きなんよね。「991」「992」「993」。あと「999」も。学生時代に履いていたNew Balanceは、Made in U.S.A.の「996」で、レザー素材のネイビーだった。
石川:あぁ、覚えてる。地元のセレクトショップで買ったんだっけ。力也くんは「991」を履いているイメージがあって、確かネイビーの他にグレーも持ってたよね。僕は「1300」からスタートしたんだけど、古着屋で王道のグレーのオリジナルを見つけて購入したなぁ。

横尾:昔を振り返りつつ、改めて究極だと感じるのは「1700」やね。発売が1999年、ミレニアム目前のフラッグシップモデル。当時は4万円くらいの値段で俺は買えなかったけど、周りは頑張って買っていた記憶が鮮明に残ってて…。今年Made in U.S.A.規格で復刻されたから、ついに自分も買いました! 欲を言えば、Made in U.K.の「1700」が欲しい。1999年の発売当時に福岡でも売られていたのを覚えとる?
石川:うーん、覚えてないな。
横尾:大名のショップに唯一、Made in U.K.の「1700」を売ってて、友達の間で「アメリカ製とイギリス製は違うらしい!」って話題で盛り上がったな。当時は買えなかったから、今イギリス製を買えるなら絶対に買いたい。
ていうか、そもそもなんでこんなにNew Balanceが好きなんやろ、俺ら(笑)。気づけばいつも履いているし、気づけば買い足してるやん? New Balanceって必ず「N」のロゴが入っていたり、ミッドソールの種類も決まっていたり、デザインにいろんな制約があるにもかかわらず、それでもちょっとしたディテールや配色の違いに惹かれて、型違いや色違いを買い続けているという…。
石川:不思議とその魅力にハマってしまうんよね。「900」番台はスーツスタイルにも合わせられるし、幅広く使えて息の長いデザイン。手放せないわけだ。
横尾:ランニングシューズなのに、ランニング用ではなく完全にファッション用として買っとるしね。

石川:僕の「992」はシルバー×ホワイトの絶妙なカラーリングに惹かれて買ったんだよなぁ。力也くんがイギリスで買い付けてきた10年選手のスニーカーだよ。もうボロボロだけど今見てもカッコいいし、大事に取ってるよ。
横尾:たしかに、今見ても逸材やね。ちなみに、俺が「991」に目覚めたのは、お店を開いた直後の2005年頃かな。買い付けでイタリアに行った時に「991」がめちゃくちゃ流行ってて。他国では全然流行ってなかったのに、ここだけ局地的なブーム状態で、見たことのないカラーの「991」を履いている人がたくさんいたんよね。コレは面白いと思って調べてみたら、大半がイギリス製。それからMade in U.K.の「991」にハマった。ハイテク感のあるデザインが好きだから「1700」も好きだけど、990番台はNのロゴが小さいところや、New Balanceの中でもスマートなシルエットだから、そういう部分が好き。

このオリーブグリーンの「991」は、見方によっては軍モノっぽい雰囲気。「New Balanceに軍モノがあったらこんな感じなんかな」と想像してみたりして。
あとさ、スニーカーで「WIDTH(ワイズ/靴の幅)」を選べるのってすごくない? New Balanceのこだわりを感じる部分。
石川:そこまで行き届いているスニーカーって珍しいよ。僕が持っているのはほぼ「D」サイズやね。
横尾:メタル製のごつい測定器で足のサイズを測ってなかった?
石川:ガシャンガシャン音がなるメタル製の測定器、あったね〜。
横尾:今、3Dスキャンのハイテク測定器が導入されているらしいよ。3Dスキャンの専用台に乗ったら、1分くらいで計測完了。これはオンラインでは絶対できない、店舗ならではのサービスやね。New Balanceって履き心地にとことんこだわっとるし、インソールやアウトソールの交換(※)とか、一つひとつのサービスが親切なんよね。3Dスキャンの計測サービスは西通りにある『ニューバランス福岡』で行われてるから、自分の足サイズの真相を確かめに行ってみたい!
石川:うん、気になるし試してみたい。
横尾:やっぱさ、店に行かないとわからないことって多いなぁとつくづく思う。実店舗で買う魅力があるじゃない?

石川:個人的に、実店舗での買い物は“人に会いに行く”という感覚があるなぁ。アイテム選びはもちろんだけど、その店の店主やスタッフに会いたいし、話したい。そこからモノ選びの視野が広がって、審美眼も養えるからね。
横尾:先輩方に教えてもらったのは、店は「ヒト(人)・モノ(商品)・ハコ(空間)」が大事ということ。インターネットというツールは現代社会において欠かせないけど、リアルな実店舗も絶対に必要。
石川:実際に見て触って、買い物を純粋に楽しみたいよね。実店舗は“体験できる場”だから、そこでしか得られない情報や発見、高揚感がある。
横尾:インターネットでいろいろ調べて、実店舗でさらに踏み込んだ話を聞いたり、脱線した話から新しい情報を得たり、別のアイテムを見つけたりして、WEBとリアルをミックスしながら楽しんでいけたらいいのかな。

よくさ、「定番の服」とか「定番の店」って言われるけれど、何年経ったら「定番」の域になれるんやろう。入れ替わりが激しい時代の中、ずっと変わらずにいる存在ってすごいよな。New Balanceも然り、長年定番としてあり続けるブランド、企業、プロダクトは、いつの時代も求められるから定番でいられるわけで…。
俺らの店もそういう存在になりたいね。ここに行けば安心して買い物ができるという定番の店に。コツコツと続けていくことで叶えられたらいいな。
石川:そうやね。“往年の定番”として愛され続けるモノや店を見ると、僕らはまだまだひよっこ。これからもがんばらないとだね。
“自分の中の定番とは?”を見直しつつ、長年愛用しているモノ、変わらずに支持し続けるモノにその答えが隠れていると気づかされるトークセッションでした。さて、New Balance FUKUOKA2周年スペシャルコンテンツはまだまだ続きます。次回Vol.3をどうぞお楽しみに!
※シューズリペアサービスの店頭受付は行っておりません。また修理用部材のご用意の関係で、一部のモデル(品番)に対するサービスのご提供とさせていただいております。

期間中に税込11,000円以上ご購入の方、先着100名様にオリジナルブランケットをプレゼント。
『ニューバランス福岡』では2021年12月10日(金)から19日(日)まで2周年キャンペーンを開催。3Dスキャンやフィッティング体験でプレミアムシューケアブランド SNEAKER LAB(スニーカーラボ)のペーパークリーナー「スニーカーワイプ」サンプルのプレゼントや、期間中税込11,000円以上お買い上げの方に「洋服屋の主人は、いい車を知っている。」とコラボしたオリジナルブランケットを先着で100名さまにプレゼント。是非この機会に『ニューバランス福岡』にお立ち寄りください。

取材・文:simoonu(シモーヌ)
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プレイス情報PLACE
ニューバランス 福岡
住所 | 福岡市中央区天神2丁目5-16 TENJIN216 |
---|---|
TEL | 092-707-1906 |
営業時間 | 11:00~20:00 |
定休日 | 不定 |
URL | https://company.newbalance.jp/store/official-store/fukuoka |
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