ファッション

ニューバランス福岡2周年スペシャルコンテンツ! 福岡のキーマンのスニーカートーク Vol.1

2021年12月03日 17:00 by simoonu(シモーヌ)

12月に2周年を迎える、天神・西通りの『ニューバランス福岡』。同店の2ndアニバーサリーを記念して、一年前に好評を博したLOVE FM+天神サイトのNew Balanceスペシャルコンテンツがパワーアップして復活します! 
今回はラブエフエムのラジオ番組「Sticky Note」、YouTubeのLOVE FM 公式チャンネル、天神サイトの読み物の3本立て。天神界隈のショップオーナーをはじめとするキーマンを招き、「私の定番アイテムとモノ選びのマイルール」をテーマにした対談をお届けします。あの人の“私物のNew Balance”やアイテム選びの“ものさし”など、参考になるお話を聞くことができそうです!


第一回のゲストは、メンズアパレルブランド〈FUJITO〉を主宰する藤戸剛さん(写真右)と、設計事務所〈CASE-REAL〉とプロダクトデザインスタジオ〈KOICHI FUTATSUMATA STUDIO〉の代表・二俣公一さん(写真左)です。

トークセッションは、福岡市中央区警固にある〈FUJITO〉のアトリエにて実施。
もともとお二人は大学の同級生で、それぞれ職種は異なるものの学生時代から苦楽を共にした約25年来の仲と言います。今回はそんなお二人の20代の頃の思い出話から始まりました。
 

二俣:大学卒業後は企業に属さず、国内外の家具ブランドやキーマンにひたすらポートフォリオを送っていたなぁ。

藤戸:二人とも駆け出しの中の駆け出しで、仕事で食べていけるかどうかの前に、自分のブランドもポジションも確立できとらんで、もがいとったね。

二俣:展覧会の出展代を稼ぐために日雇いのアルバイトもしたりして。西通りの街路灯のフラッグをつけるバイトを一緒にしたのを覚えてる? あの頃にやったことや感じたことって20年以上経っても忘れられないよね。

藤戸:そうそう、鮮明に覚えとう。つなぎ服を着て、夜に脚立を担ぎながら西通りで仕事したな〜。懐かしい。

藤戸:ここから話をぐいっと今に戻すけど、そんな俺らの青春の地・西通りにある『ニューバランス福岡』にこの前行ってきたんよ。ちょっと驚いたのが、スケートボードに特化したスケートライン(NB Numeric)があってさ、他にもトレンドを取り入れたスニーカーやアパレルライン、「Made in U.S.A.」と「Made in U.K.」のアイテムもしっかり揃っていて、ラインナップが面白かった。ひと昔前は「New BalanceのMade in U.K.は並行輸入じゃないと手に入らない」なんて話もあったけど、今は直営店でもちゃんと買えるんよね。生産国のインラインスニーカーがフルサイズから選べることができるのがいいなって思ったね。

あと感動したのは、3Dスキャンの計測サービスよ〜。そもそもNew Balance は矯正靴メーカーとして始まったブランドだから、フィッティングへのこだわりが他よりも強いんよね。にしても、3Dスキャンの計測技術にはビックリした。二俣くんはこのサービス知っとった?

二俣:いや、知らなかったね。それってどんな風にすごいの?

藤戸:靴を脱いで、靴下のままスキャン台に立ったら、ほんの1分で計測が完了するという画期的な仕組み。足の長さはもちろん、足幅、土踏まずの高さ、左右の違いも含め、細かい部分まで足の特徴を捉えて、その場で計測データが出るんよ。そして「New Balanceのサイズ規格上、あなたのサイズは○○です」って教えてくれて、その数値データをメールで送ってくれるというサービス。靴下を履いたまま計測するから、実際にスニーカーを履いた時のフィット感がピシャリ! なわけ。

二俣:それを聞くと、自分の足のサイズも測ってもらいたくなるね。今までさんざん靴のサイズ選びでミスって、痛い目にあったもんな。個人的には「Made in U.S.A.」や「Made in U.K.」のアイテムを好んで選んでるんだけど、価格として決して安くないじゃない? だから余計にサイズを間違いたくないんだよね(笑)。そんなわけで、New Balanceのスニーカーはネットショップでは買わず、お店で試着してから購入する派だね。

藤戸:わかる、New Balanceはスニーカーの中でも“ちゃんと履きたい靴”の位置づけ。これって革靴に近しい感覚と思わん? オンラインじゃなくて、リアルな実店舗で最適なサイズを確かめたうえで買いたい。New Balanceという靴の効果をちゃんと味わいたい。

二俣:ソールもさ、実際に履いて踏んでみないと履き心地ってわからないからね。

藤戸:インソールの土踏まずの突き上げ感や、かかとのヒールキャップに入る具合も気になるもんな〜。個人的にはヒールカウンターが高い設計や、アキレス腱あたりを巻き込むようなつくりが苦手で、その辺の履き心地も実際に試着しないとジャッジが難しいよね。ちなみに、今愛用しているNew Balanceのスニーカーはインソールが薄めで、それがちょっと気になってたんだけど、スタッフさんに自分に合ったインソール(インソール交換※別売)を見立ててもらったんっちゃん。これこれ。

二俣:へぇ〜。自分仕様に調整できるの? 

藤戸:そうそう、別売りのインソールには2種類あって、どっちか最適な方を選んで、さらに自分の足にフィットするようにハサミで切って微調整もしてくれる。ヒールキャップから土踏まずにかけてアウトソールのプラパーツが効いていて、余計なブレがないように制御してくれるんよね。さらに、アブソーブ(クッション)の厚みも地面の振動を抑えるから、歩行・走行時の安定感が最高。既成のインソールでここまでフィット感を追求できるんだって正直驚いたし、このサービスもぜひいろんな人に知ってもらいたいと思った。

さぁここで、二俣くんのお気に入りのNew Balanceスニーカーを教えてもらおうかな。

二俣:自宅にいくつかある中から、今回は「576」をセレクトしました。“とりあえず「576」は一足持っておきたい”という気持ちがあったんだよね。あと、仕事でジャケットを着る機会がある際に、この真っ黒のシックなカラーリングとレザーの質感がジャケットスタイルにも馴染むので、ビジネスシーンでも重宝してる。

藤戸:「576」は名作よね。ちなみに建築の工事現場に行く時もNew Balanceのスニーカーは楽?

二俣:うん、スニーカーの中では一番快適だね。建築現場では広い敷地を歩き回ることが多いし、足場も不安定で砂利や釘が転がっていることも。そんな中、New Balanceのスニーカーは足が疲れにくいし、ソールが厚めだから足場が悪い現場でも安心。あと、出張先ではかしこまった場所に行ったり、施工現場を覗いたり、いろんなシチュエーションを一気に回るので、そういう時にオールブラックのNew Balanceが一足あると、どんな場面も対応できて便利。逆にこの靴が手元にないと困るくらいだね。New Balanceにおいてはどれか一足を履き倒したら買い足して、また別の靴が使えなくなったら新調して… の繰り返しで、だいたい常時3〜4足は揃えている。

藤戸:アパレル業界に身を置く僕から見て、New Balanceって稀な立ち位置なんよ。ラフなデニムスタイルから、カジュアルなセットアップスタイルまで、幅広く対応できる懐の深さはこのブランドの特異性。ビジネスシーンでスニーカーを履くスタイルはまだまだ浸透してないけど、New Balanceに限っては世界的に認められている風潮にあるしね。ちなみにもう一足のお気に入りはナニ?

二俣:「998」だね。これは1〜2年前に買ったスニーカーで、New Balanceならではのグレーの配色。やっぱりこのカラーリングのスニーカーをマストだよね。

藤戸:グレーといえば、このMade in USAの「1300」のスチールグレーもよくない? もうボロボロだけど(笑)。

二俣:同じ年代の「1300」を持ってるよ。学生時代、僕らの憧れのスニーカーはこれだったね。「他に色々いらない、これ一足あれば満足」と思えるくらい完璧な存在だった。藤戸:だよね〜。買ったのは15年前くらいかな、その時めちゃくちゃアガったもん(笑)。この青みがかったグレーが好きで、アトリエとショップを長浜に構えていた頃に愛用してた思い出の一足。今の現行品ではこのシンプルなエンカップは見られないね。経年の加水分解でソールが割れちゃいそうだけど、New Balanceはソールの交換ができて長く履けるのもいいよね(※)。

二俣:俺も2度ほど交換してもらったことがあるよ。1万円ちょっとくらいしたかな、「1500」のブラックレザーのスニーカーのソールを張り替えてもらったんだよね。そういうサービスがあるんだって知ってからは、履き潰してしまったけどまだまだ履きたい愛用品はソール交換をして履き続けてる。New Balanceマニアの友人もガシガシ履いて、底面が傷んだらアウトソールを張り替えてずっと愛用し続けているもんな。藤戸:自分が気に入った靴をメンテナンスしながら履き続けられるのってうれしいし、靴好きにとって安心のサービスだとつくづく感じる。改めて革靴と同じ感覚ですな。やっぱ俺ら、そういうの好きやね〜。



ちなみに、この日藤戸さんが履いていたのは〈WTAPS®(ダブルタップス®)〉とのコラボアイテムのスニーカーでした!お二人のトークに出てきた「1300」のブルーグレーの色使いを連想させる佇まいですね。

さて、ニューバランス福岡2周年スペシャルコンテンツはまだまだ続きます。次回Vol.2をどうぞお楽しみに!

※シューズリペアサービスの店頭受付は行っておりません。また修理用部材のご用意の関係で、一部のモデル(品番)に対するサービスのご提供とさせていただいております。

期間中に税込11,000円以上ご購入の方、先着100名様にオリジナルブランケットをプレゼント。

『ニューバランス福岡』では2021年12月10日(金)から19日(日)まで2周年キャンペーンを開催。3Dスキャンやフィッティング体験でプレミアムシューケアブランド SNEAKER LAB(スニーカーラボ)のペーパークリーナー「スニーカーワイプ」サンプルのプレゼントや、期間中税込11,000円以上お買い上げの方に「洋服屋の主人は、いい車を知っている。」とコラボしたオリジナルブランケットを先着で100名さまにプレゼント。是非この機会に『ニューバランス福岡』にお立ち寄りください。

取材・文:simoonu(シモーヌ)
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プレイス情報PLACE

ニューバランス 福岡

住所 福岡市中央区天神2丁目5-16 TENJIN216
TEL 092-707-1906
営業時間 11:00~20:00
定休日 不定
URL https://company.newbalance.jp/store/official-store/fukuoka

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