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世界に羽ばたく職人になる! 知ってる?博多織を学べる学校

2021年10月19日 15:00 by 深江久美子

博多織を学べる学校があることをご存知でしょうか?その名も「博多織 DC」は、2006年に開校した日本で唯一の博多織を専門に学べる学校です。博多織を手機(てばた)で織る技術を、ゼロから習得することができます。
しかし、「博多織 DC」 のユニークな点は技術を習得するだけでなく、博多織の伝統に新たな価値を創造する人材を育成するために自由な発想を育てるための学びも実践しているというところ。


学校には今では希少となりつつある手機が並ぶ


●日本一小さくて贅沢な学びのある学校
博多織の学校は、学生の数は定員8名と少数精鋭です。一方で、その学びを支えるのは総勢 25 名の科目講師人。博多織の作家や伝統技術保有者がいるのはもちろんですが、他にもプロダクトデザインやストーリー表現といった幅広いデザインが学べる座学の授業があったり、ビジネスマインドなどの実践力が学べたりと、贅沢なカリキュラムの充実も魅力のひとつです。


先生たちが糸繰りから丁寧な指導を行ってくれる
 

●目指すのは多様な価値表現者
伝統工芸や手仕事、そして手仕事によって作り出される作品のクオリティは、改めて高く評価され、注目を集めています。しかし、「手に職をつけ、いいものを作る」というだけでは、何かと難しい時代になってきています。どんなニーズがあって、どんな商品が人気を得られるのか? ハードルの高い工芸の世界を生き抜くために「博多織 DC」では、ワークショップやチームワークなど、実践型をとりいれたカリキュラムで自由な発想と価値を創造していくスキルを身につけることができます。


デザインの基礎や価値提案など発想力を磨く授業も充実
 

●さまざまな分野で活躍する卒業生
これまで数々の卒業生を輩出してきている「博多織 DC」。職人として工房を構える人もいれば、博多織の学びを糧に大学でファッションを教えたり、自身のブランドを築く人など多彩です。卒業後、スタートアップを考える人たちにも様々なバックアップ体制を備えているのも少数精鋭で学校の魅力のひとつです。

 

卒業生の一人尾畑さん。大学の准教授としてファッションを教える他、箱崎縞を使った自身のブランド「メゾン・ハコシマ」も展開中
 

●見て、触れて、博多織をリアルに感じるオープンキャンパスも開催
モノ作りに興味はあるけれど、博多織のことはまだよくわからない! そんな人たちのために「博多織 DC」 ではオープンキャンパスなども開催中。まずは、ゲンバの雰囲気に見て、触れて、感じてみてください。
 

★詳しくは、博多織 DC のホームページをチェック!
https://www.hakataoridc.or.jp/

取材・文:深江久美子
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