ショッピング

【六本松 蔦屋書店のスタッフ厳選!】年を重ねてもずっと、安心できる場所で過ごすということ。

2020年09月25日 21:00

ようやく朝夕が涼しくなり秋の気配を感じます。旧暦では9月は秋。天神サイトでは読書の秋を先取り!今回は福岡を舞台にした作品や福岡出身の作家など、福岡にちなんだ書籍を、「六本松 蔦屋書店」の山田麻奈未さんに推薦してもらいましたが、今回でいよいよ最終回。本をこよなく愛する山田さんオススメの“福岡”にまつわる最後の作品は……

●作品名:へろへろ -雑誌『ヨレヨレ』と宅老所よりあいの人々-
●著者:鹿子裕文(カノコヒロフミ)
●価格:880円(税込)
●出版:筑摩書房


★年を重ねてもずっと、安心できる場所で過ごすということ。

孤立した一人のお年寄りの“居場所“をつくるためにはじまった福岡県にある宅老所「よりあい」。そのはじまりから、26名のお年寄りが集う「よりあいの森」ができるまでの奮闘記とその後について描かれたのがこの「へろへろ」です。

著者の鹿子さんは施設の従業員などではなく、「よりあい」に賛同し共に奮闘した“世話人”と呼ばれる方々の内の一人。当事者でもありますが客観的な目も持ち合わせ、これまでの出来事を面白おかしくまとめられています。というのも、「よりあい」に関わる人はみんなパワフルで突き抜けて明るい!前向き!その空気がこちらまで伝わってきて楽しくなるエッセイです。

どんなにアンチエイジングに力を入れてもどんなに願っても、「老い」は等しくすべての人にやってきます。年をとってもぼけても、排除されず孤立せず、「普通に暮らしたい」と思わない人はいないのではないでしょうか。だからこの一冊は、誰にとっても他人事ではなく、自分事だと思います。
福岡県に、こんな風にいつまでも安心できる居場所をつくろうとする人々が居ること。そしてそのために惜しまず力を注ぎ、楽しく働く人々が居ること。それは、この超高齢社会の日本の中で、ほのかな希望の光です。


【スタッフ紹介】
●お名前:山田麻奈未
●プロフィール:書店員6年生。
本や音楽をこよなく愛し、おうち時間を存分に楽しんでいます。
小説・エッセイ・ノンフィクション・詩・短歌・絵本などのジャンルが特に好き。
夜な夜な好きな言葉や音を探しています(書店員らしからぬ夜型)。
感受性が強く、涙脆いのが難点ですが、それを生かして誰かの胸を打つ本の紹介ができるようになりたいなぁと日々奮闘しています。

 

当面の間、営業時間を変更しております。
六本松 蔦屋書店 営業時間 10:00~22:00

 

プレイス情報PLACE

六本松 蔦屋書店

住所 福岡市中央区六本松4丁目2‐1 六本松421 2F
TEL 092-731-7760
URL https://store.tsite.jp/ropponmatsu/

関連するトピックスTOPICS

PAGE TOP