グルメ

小箱系ビストロから転身! 量り売りデリ&惣菜SHOP

2020年08月09日 12:00 by ソノユウ。

16年前、ニューオープンの『pissenlit(ピサンリ)』を取材した記憶は、いまだに鮮明です。若きビストロ・オーナーの中島英人シェフのオハコ、本場フランス・マルセイユ仕込みの「ブイヤベース」は、胃袋に染み渡る濃厚な旨味がほんとうに滋味深く、少なくともこのスープだけはどの店も太刀打ちできないのではと、心底感心したからです。

あれから、16年、小箱系ビストロの先頭を走っていたピサンリは、5月から心機一転!「惣菜・お弁当・サンドイッチ」の看板を掲げたテイクアウト&ケータリングの店に変わりました。当時から、フランスでの修行を生かし、現地の家庭料理を気軽に楽しめる店だっただけに、今度も同じ場所で、和洋の田舎料理を“量り売りという、カジュアルなスタイル。

量り売りは「がめ煮」「アジの南蛮漬け」(100g280円)といった和惣菜から、人気の「黒酢すぶた」(100g410円)、「アンガス牛のサイコロステーキ(100g380円)」などメインまで、毎日30種類以上を揃え、老若男女だれにとっても“食べたいものを食べたい量だけ”に対応してくれるありがたさ!

自分で食べたいものを、食べたい量だけ取り、量り売り(端数は切り捨て)でお支払い。

お弁当(680円〜)は、約12種類程度のメインを選択可能で、14:00から販売するサンドイッチ(280円〜)は、3種類の自家製パンでひとつ一つ丁寧につくるといったフレンチシェフの技が光ります。オードブル(5000円〜)に対応できるのも、ビストロ時代に培った腕前が生きるから。

この「スープ・ド・ポワソン(100g680円)」はまさにそれ!こんなスープポット、普通の惣菜屋さんではなかなかお目にかかれません!

「業態変更はコロナの前から、もう何年も考えていたことです。春吉という地域に根ざした店づくりが根底にあり、私自身も肩の力を抜いて料理に向かう楽しさを味わっています」と、中島さん。お客さんとの会話から生まれた隔週土曜日夕方からの少人数英会話レッスンや、業種を超えてイベントコラボを企画するなど、業態変更で得た自由度の高い“新しい働き方”に満足げです。

素材はほぼ糸島産で、買い出しもすべて自分で足を運ぶそう(写真は盛り盛りの「糸島野菜サラダ(280円)」)。

「アイリッシュクリームプリン(302円)」は大人の味で、これからは焼き菓子など、大人が喜ぶスイーツも増やしていきたいとのこと。

春吉とはいえ、「南天神」ともいえる場所。やっぱり、このあたりはベテランたちが次の舞台に選ぶまち、と言えそうですね!

取材・文:ソノユウ。
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プレイス情報PLACE

トレトゥールピサンリ

住所 福岡市中央区春吉2丁目16−12
TEL 092-721-1713
営業時間 11:30〜20:00
定休日 日曜・祝日

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