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10周年のスカートがニューシングルをリリース!知る人ぞ知るあの人気カレー店で澤部渡にインタビュー

2020年04月14日 15:00 by 筒井あや

活動スタートから10周年を迎える澤部渡によるソロプロジェクト・skirt(スカート)が3月18日にダブルAサイドシングルをリリース。収録曲は2曲はいずれもタイアップ楽曲。1曲目の「駆ける」は長尺のドラマ仕立てで清原翔と西野七瀬が主人公を演じたこのCMは、オンエア後楽曲とともに大反響となった。また、もう1曲は今年1月クールにテレビ東京系ドラマ25「絶メシロード」の主題歌として書き下ろした「標識の影・鉄塔の影」。アコースティックギターの心地良いサウンドにポジティブと哀愁を兼ね備えた歌詞が印象的なミディアムナンバー。10周年イヤーの皮切りにふさわしいリリースとなった。

そんなskirtの澤部渡に話を聞きたくて向かった約束の場所は、なんとバングラデシュカレーの店「ハイダル」だった。今一番好きなカレー屋さんだと薦められた「ハイダル」は、ハーブを使用した薬膳カレーの店。そんな澤部の心を夢中にさせた味とは。。。と、その前に新しいシングルについて語って頂きました。

——まずは10周年おめでとうございます。アーティストとしてどんな10年でしたか?

澤部渡:堅実な10年だったと思います(笑)。時々とんでもない運に恵まれたこともありましたが、基本的には運が良かった10年だと思っています。

——ターニングポイントになった出来事はありますか?

澤部渡:たくさんあったけれども…一番大きかったのは、個人的にはスピッツさんの「みなと」で参加させていただいた口笛じゃないかと。あれは大きかったと思います。それと自分の新アルバムをリリースした時と全く同じタイミングだったので、それはとてもうれしかったです。

——そこから音楽活動に変化が見えてきた感じですか?

澤部渡:変化というよりは、もっとやらないと!みたいな気持ちになりました。それが2016年で、ちょうど4年前のことでう。他にもメジャーデビューしたというのは大きいですね。それでタイアップなども増えてきたので。

——今回新しくリリースされたダブルAサイドシングルは、全く雰囲気の異なる2曲ですね。タイアップということもありますが、どのように制作されたのでしょう?

澤部渡:基本的にはオファーいただいた方に寄り添う形で作っています。ですが、作っていくうちに、せっかくskirtに頼んでくれているのだから、みたいな気持ちも出てきて(笑)。skirtのカラーを活かしながら、作品に添う楽曲作りをしようと思っています。なので、タイアップのお相手が変わると雰囲気や曲調も変わります。

——先方の要望を聞きつつも、skirtのカラーを加えていく作業は大変ですか?

澤部渡:それが……意外と楽しいんですよ!例えば秒数の指定があれば、それはそれで燃えるし(笑)キーワードでこういう言葉を入れて欲しいというのも楽しいし、毎回タイアップのお仕事を頂くのは楽しくてしょうがないですね。

——今回の楽曲でこだわった部分は?

澤部渡:「標識の影・鉄塔の影」に関しては、完全にドラマに寄り添うことを意識した曲です。作品があってその終わりにこの曲が流れるんだという気持ちで臨んでいたし、ドラマ自体がロードムービーのような作品だったので、アコギで始まるというような優しい入り方にして、ささやかに作品に寄り添っていく感じを意識しました。

——「駆ける」はいかがですか?個人的にはこちらの方が好きなんです。

澤部渡:この曲は自分の中でもいい曲が書けたな~と思っているんです(笑)。これは最初にテンポも含めたリクエストを頂いていたんです。でもそれで作っていると自分の中でどうもうまくいかなくて。とはいえ締切が近づいていたので、どうにかしようと……。一度頭の中をリセットするつもりで、一回自分のために好きなように曲を書いてから取りかかろうと思ったんです。それで作っていたら「駆ける」の最初のリフが出てきて、これはいい曲になるぞ、と思って、仕上げていったらいい曲になっちゃって(笑)。なので、最終的にはこちらでどうですか?って提案する形になったんです。リクエストされていた楽曲とは少し違っていたのですが、いただいた映像資料などをみながら曲を書いていたので、それくらい距離をとっていた方がいいものになったのかなと思っています。

——10年という節目を迎えて、これから先、新たに挑戦したことなどありますか?

澤部渡:skirtはストイックにバンドサウンドにこだわってやって来たので、それにこだわりつつも、他に違う見せ方みあるのかなとか。ということをじっくり考える1年にしたいなかなと思います。まだ自分に迷いはありますけど(笑)。その10年やってきたことが、自分の中の何かの裏打ちにはなったなという気はします。

——こんなご時世なのですが、せっかくだったらライブを観たいと思っちゃいます。

澤部渡:本当にそう思います。僕らもこの難局を乗り越えるかを考えないといけないんですけどね。でもライブ感やバンド感みたいなものは大切にしたいですね。

——今日は「ハイダル」というバングラデシュカレーのお店で取材をさせて頂いていますが、skirtさんが大好きなお店だそうですね。初めて来られたのはいつですか?

澤部渡:2016年くらいだったと思います。堂島孝平さんから紹介して頂いたんです。福岡に行くという話をしていたら、福岡で一番美味しいご飯があると言って教えて頂きました。さらに絶対に納豆をトッピングした方がいいという助言を受けて、教えのままに食べたら、ホントに美味いんですよ!衝撃でした。実は辛いものが食べられるようになったのが、ここ5年くらいなんです。それまではカレーの美味しさもあまり解っていなかったし、辛い=美味しいみたいな感じが解らなかったんです。でもある時、辛いって美味しいんだと気づいて、それから食べられるようになって、人生が豊になりましたね(笑)

——一番のおすすめメニューは?

澤部渡:それはね……決めらんない!それぞれに特色があって全部美味しいんですよ。まだメニューは制覇できてないですが……。バンドメンバーともよく来るんですよ。一緒に来て、まだ食べたことないものを一口もらったり(笑)そういうのはあります。一番最初に食べたのは薬膳ダブルカレーです。それに一品料理にある「牛すじ」がめちゃめちゃ美味しいんですよ!
僕の今日の気分は、マトンレザラカレーです!

——ハイダル初心者におすすめするなら?

澤部渡:薬膳ダブルカレーかな。いやどうだろう……むずかしい!(笑)薬膳ダブルカレーは食べたことがない味なんです。こんなものがあるんだ!と思いました。それにハーブが混ぜてある納豆トッピングは絶対して欲しいですね。まずはそこから初めて、色んな味に挑戦して欲しいです。これは東京では食べられない味なんです。

 

《スカート プロフィール》
どこか影を持ちながらも清涼感のあるソングライティングとバンドアンサンブルで職業・性別・年齢を問わず評判を集める不健康ポップバンド。強度のあるポップスを提示し、観客を強く惹き付けるエモーショナルなライヴ・パフォーマンスに定評がある。2006年、澤部渡のソロプロジェクトとして多重録音によるレコーディングを中心に活動を開始。2010年、自身のレーベル、カチュカ・サウンズを立ち上げ、ファーストアルバム『エス・オー・エス』をリリースした事により活動を本格化。これまでカチュカ・サウンズから4枚のアルバムを発表し、2014年に発表した12’single『シリウス』でカクバリズムへ移籍。続くアルバム『CALL』(2016年)が全国各地で大絶賛を浴びた。そして、2017年10月にはメジャー1stアルバム『20/20』を発表。また、そのライティングセンスから多くの楽曲提供、劇伴制作に携わる。近年では藤井隆のアルバム『light showers』に「踊りたい」(2017年)を提供。「山田孝之のカンヌ映画祭」(2017年)ではエンディング曲と劇伴を担当し、映画「PARKS パークス」(2017年)には挿入歌を提供、自身も映画に出演している。2018年に入っても映画「恋は雨上がりのように」の劇中音楽に参加。マルチプレイヤーとしてスピッツや鈴木慶一のレコーディングに参加するなど、多彩な才能、ジャンルレスに注目が集まる素敵なシンガーソングライターであり、バンドである。

 

駆ける/標識の影・鉄塔の影

1,200円(本体)+税

品番 PCCA.70550
POSコード(JAN) 4988013916128
収録曲:
M1.駆ける(「第96回箱根駅伝用オリジナルCM」年始特別バージョンテーマソング)
M2.標識の影・鉄塔の影(テレビ東京系ドラマ25「絶メシロード」主題歌)
Bonus Track
「LIVE &MORE」
M3. すみか(2014.09.13)
M4. ともす灯やどす灯(2016.04.07)
M5. オータムリーヴス(2018.10.26)
M6. それぞれの悪路(2019.06.28)
M7. 視界良好(2019.07.6)
M8. トワイライト(2019.12.18)
M9. 駆ける(CM Ver.)

 

取材・文:筒井あや
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ハイダル

住所 福岡市中央区警固2丁目9-10 コーポ 山崎 1F
TEL 092-714-0758
営業時間 11:00~22:00ランチ営業、日曜営業
定休日 火曜日
URL https://hyder-curry.com/

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