
グルメ | 新店舗オープン
見目麗しき創作茶やフルーツ茶。新しい感覚でお茶を楽しませてくれます
2020年03月12日 12:00 by 木下 貴子
「コーヒーが主流の日本のカフェでは、お茶ももちろん飲めますが種類があまりありません。コーヒーと同じようにお茶の選択肢も広がるといいなと思ったのがきっかけでした」と話すのは、店舗責任者の金妍青(キン ケンセイ)さん。大名に新しく誕生した『ある茶』は、フルーツ茶や創作茶を種類豊富に楽しめるティースタンドです。
大名1丁目の裏通りにある「花形館」1階にあります。洗練されたデザイン性の高い店造りです。手前のカウンターでオーダーした後、奥に進んでください。ゆっくりと過ごせる広々としたスペースが用意されています。




「中国茶、台湾茶、スリランカ茶、日本茶…産地に限らず、当店は『お茶』にスポットを当てました」と運営会社クレイオス株式会社の山口桃佳さん。様々な飲食ブランドのコンサルティングをやってきた金さんと一緒にいろいろとアレンジしたオリジナルのお茶を考案し、提供しています。
お店のイチオシは、「フルーツ茶」です。その中でも1番人気の「ベリーベリーチーズ」(写真下)は、台湾の代表的なお茶「四季春茶」に、ストロベリーとブルーベリーを掛け合わせ、ミキサーでスムージー状にし、上にチーズフォームをたっぷり乗せています。時間が経つとスムージーが下から溶けてきて写真のように三層となり、見た目もとってもオシャレです。(各660円)。

紅茶・グレープ・レモン・アロエの「グレープレモン茶」(605円)。

紅茶・ミルク・あずきの「アズキミルク茶」(550円)。

そのほか、紅茶・きな粉・黒蜜の「黒蜜キナコウ茶」(605円)、レモン・ヤクルト・緑茶の「レモンクルト」(605円)など、オリジナリティあふれるお茶がたくさん提案されています。
すっかり定着したタピオカはもちろん、タピオカパール、アロエ、ポテ丸、チアシードなどのトッピングも楽しめます(各+77円)。なかでも注目は、タピオカのように粒状のタロイモ、サツマイモ、ムラサキイモを原料にした3種・3色のポテ丸です。食感はタピオカよりもモッチリしていて、ほんのりしたお芋の風味と甘さです。カラフルさが可愛い! 写真はピーチの香りが心地よい「白桃ウーロン茶」(407円)にポテ丸をトッピングしたものです。

いずれのお茶も厳選茶葉が使用されていますので、見た目のクオリティもさることながら、お茶そのもののクオリティの高さもぜひ感じてみてください。「今後もいろいろなお茶を提案していきたい」という山口さんと金さん。お茶をベースにしたカクテルなども開発中だそうです。
『ある茶』の「ある」は「或る・有る・在る」の3つの漢字を意味するといいます。「形のないものを形にし、お茶の文化を定着させていきたい」と金さんが店名にこめた思いを教えてくれました。新しい感覚で、お茶の楽しさを伝えてくれる『ある茶』。お茶のもつ可能性の広がりを感じさせてくれます。
※記事中の税込価格はイートイン向けに10%で計算しています。テイクアウトの場合は8%となり金額が変わります。
取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE
ある茶
住所 | 福岡市中央区大名1丁目3-14 花形館1F |
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TEL | 092-791-6696 |
営業時間 | 11:00~20:00 |
定休日 | 水曜 |
URL | https://www.rcha.jp/ |