グルメ | 新店舗オープン

都会の真ん中にありながら、ゆるやかに過ごせる喫茶店。たっぷりのコーヒーをどうぞ

2020年02月03日 12:00 by 木下 貴子

大名の中心部にありながら、車がほとんど通らない裏路地。喧騒から逃れて、ゆっくりと珈琲が飲める店『麓 珈琲』が新しくオープンしました。

名店「あさやま」がある裏路地の、当サイトで先日紹介したばかりの「大壺秋」のお隣です。近頃この通り、ニューオープンラッシュですね。


わずか6坪の店ですが、テーブルと椅子が整然と並べられ、落ち着いて過ごせます。


全国にも名を馳せる「ハニー珈琲」のコーヒー塾に通ったことをきっかけに珈琲の世界へと足を踏み入れ、自ら店まで開いてしまったという店主・横山良二さん。店では、横山さんがその魅力にはまったというロイヤルブレンドをはじめ、「ハニー珈琲」の豆が使われています。またコーヒーの美味しさを最大限に出すために、ウェバー・ダグラスさんが開発した、豆の挽き残りがでないグラインダーを使用。さらに、「口当たりで味が全然違ってくるので」とカップは小石原焼きの窯元にお願いした特注品です。

マルワ窯の太田富隆氏が手掛けたコーヒーカップとカフェオレボウルは、形といい色といい、とても素敵です。色はほかに赤や緑など数種類あります。


ホットコーヒーは「アメリカーノ」(510円)と、不定期で替える3種の「シングルオリジン」(520円~)があります。シングルオリジンは「魅力を知るきっかけになってほしい」と、その中の1種類をその日の「おすすめコーヒー」として350円の特別価格で提供しています。

写真は、ロイヤルブレンドで淹れる「アメリカーノ」(510円)です。すっきりとした風味ですが、深みもしっかりあり余韻も楽しめます。そして、カップが軽い!自然と手になじみます。ハニーコーヒーの豆、雑味を生まないグレンダー、口当たりのよい小石原焼のカップという強力な組み合わせ。間違いない美味しさです。しかも、量がたっぷり。


ドリンクはほかに「カフェ・ラテ」(520円)、「アイスコーヒー」(410円)、またコーヒーが飲めない方向けにと「抹茶ラテ」や「ココア」(各610円)、「オレンジジュース」(400円)なども提供しています。フードは、「バタートースト」(300円)、「チーズとはちみつのトースト」(380円)など厚切りパンで作るトースト数種類や、デザート数種類が用意されています。

デザートは奥様の治子さんが手掛けています。元々お菓子作りを得意としていましたが、店をはじめるにあたって辻製菓専門学校の通信教育講座をはじめたそうです。「代金をいただく以上は、きちんとしたものをお出ししないと。間違ったことはできませんから」と治子さんは話します。

おすすめは手作りマフィンです。数種類レパートリーがあるなか、日替わりで4種類を提供しています。写真は手前から「りんごマフィン」「チョコマフィン」「ブルーベリーマフィン」(各250円)です。ふんわりしてますが、しっとりとなめらかな生地。玉子を多めに使ってあり、風味豊かです。砂糖は控えめに、甘さはたとえば煮りんごを使って調整されています。


マフィンは食べる前に軽く温め直してくれます。「チョコマフィン」などはチョコチップが溶けて、ひときわ美味しくなります。


コーヒーに合うようにと作られたデザートは、ほかにもロイヤルブレンドで抽出したエスプレッソを生地に練り込んだ「コーヒークッキー」(2個250円)や、同じくエスプレッソを使った「コーヒープリン」(250円)などがあります。

横山さんがカップにたっぷりとコーヒーを注ぐのは、「ゆっくりと過ごしていただきたい」との想いから。お腹を満たすということよりも、リラックスしてもらうことを重視しています。ですから接客もつかず離れずのいい塩梅。やわらかい物腰で対応してくれ、こちらが話したい時は、微笑みながら会話に応じてくれます。


取材時も横山さんのことを「お父さん」と親しげに呼ぶお客がいらっしゃいました。新しさよりも実直に、いわゆる「まちの喫茶店」のようにこの地域に根付いていくような気がします。日々のあわただしさから解放されたいときは、ぜひ訪れてみてください。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

麓 珈琲

住所 福岡市中央区大名1丁目13-9 黒石アパート1F
TEL 092-791-8829
営業時間 8:00~20:00(日祝日は10:00~18:00)
定休日 水曜

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