アート

成美さんが審査員!?福岡では5年ぶり『木梨憲武展』を開催!

2020年01月29日 21:00 by 筒井あや

2014年から2016年にかけて全国8会場を巡回し大きな話題を呼んだ「木梨憲武展×20years」から2年。アーティストとして高い評価を受けた木梨憲武は、2018年6月、自らも得意とするストリートカルチャーの発信地、イギリス・ロンドンでの個展開催を実現するなど、ますます活躍の場を広げています。

本展では、ロンドンで披露した新作を中心に、絵画、ドローイング、映像、オブジェなど、表現方法に縛られない作品の数々を展示。

福岡では1月26日 (日)からスタートし、3月1日(日)まで、福岡アジア美術館にて『木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-』開催。久しぶりに福岡に降り立った木梨憲武さんにインタビュー。

——テーマを「タイミング」にしたきっかけとは?

木梨憲武:タイミングが良くていい事が起きると、その日1日も気分がいいし、その先もいい、みたいな気持ちになりますよね。僕が国内外で活動できるのもタイミングですし、場所、人、作品のタイミングが合わないとこの展覧会もできなかったんだと思うんです。それにタイミング良く色んな事が進んでいくって、いい絵が描けたり、抜群の色の組み合わせができたりした時の気持ちに似ているんです。その喜びを持って作品作りが出来たんだと思います。

——展覧会は会場によって展示方法も変わりますよね?

木梨憲武:この展覧会で全国をまわらせて頂いていますが、会場によって導線が全然変わって来るので、その導線をどう作っていくか。どんな順序にしたら楽しんでいただけるか。そこが一番難しくもあり楽しい部分でもあります。でも僕一人だとどうしようかかなり悩むので、(安田)成美さんに手伝ってもらっています。客観的に見てくれる部分もあるので。作品ひとつひとつにはテーマがありますが、それらをどう展示するかどんな照明を当てるかで、全体の印象が大きく変わります。どう観てもらうかを考えて作っています。

——奥様の成美さんがお手伝いをされているんですね。どんなところを手伝われているのですか?

木梨憲武:それは創作活動を始めてからずっとなんですが、僕が絵を描いている途中も、アリかナシかって相談しているんです。例えば新しい作品ができて、それを観て「うわ!かわいい!」とか「これすごい!」とかって言う日と言わない日があるんで(笑)。「これいいね!」というのが続くと、このシリーズができたな!とか思うんです(笑)。それに成美さんがOKサインを出したら、そこに描き足したり手を加えたりはしないです。そこがゴールなので。その判断はずっとしてもらっています。逆にノーリアクションの場合は、一回黒に塗ったり白に塗ったりして、やり直しです(笑)。

——展覧会に展示されている作品は、成美さんの審美眼にかなった作品なんですね。

木梨憲武:子供が3人いるんだけど、その3人も含めて今、それぞれが創作活動をやっているんです。家族みんなの審査員が成美さん。家族全員が聞いてますね(笑)。

——憲武さんもアドバイスをしてもらったりしますか?

木梨憲武:成美さんが子供たちにアドバイスしているのを盗み聞きしてます。聞いて、僕が先にやっちゃおうとか(笑)。子供たちもアートやデザインなど方向性は違いますが、家族それぞれが、創作活動をやっています。成美さんは元々美術大学で絵を描いていたので5人が違う方向でそれぞれにやっているので、それも面白いんです。

——創作はどんなスタイルですか?

木梨憲武:テーマを持って描くのか、落書きしてたら作品のテーマが出てきたり。そういうことを行ったり来たりしながら描いています。昨年から音楽制作も色んな方々に手伝って頂いてやっていますが、何もないところから歌詞を作ったり、楽器があったりボーカルがあったりして楽曲が出来ていく。音楽制作もアート制作と似ているなと感じていたんです。それは色んな人の作品が一緒になって、ひとつの作品が出来上がると喜びも倍増しますから。音と詞、こっちは線と色、意外に近い感覚で作っています。


——どんな風に観てもらいたいですか?

木梨憲武:昔から描いていた手をモチーフにした絵もありますし、リーチアウトの作品もあります。あまり淋しい、悲しい作品はほとんどないので、子供たちも展覧会をひとまわりすると、同じように(作品を)作り始めるとよく聞くので、その感じでいいと思います。そうやって描いた絵をご両親が額装してあげて、家の中に飾ってあげるといいですね。そうすると作品になりますから。自分の家で展覧会をしてみたり。楽しいですよ。だから、こう観て欲しいとか、こう感じて欲しいということではなくて、観て感じたものが全てだと思います。自由に観ることを楽しんで頂きたいです。

 

「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」は福岡アジア美術館にて3月1日 (日)まで開催中!

 

 

取材・文:筒井あや
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会場 福岡アジア美術館
期間 ~2020年3月1日(日)
時間 ギャラリー観覧時間 9:30〜 18:00(金曜・土曜は20:00まで)
※ギャラリー入室は閉室30分前まで
料金 一般1,300円 中・高生700円
主催者URL https://faam.city.fukuoka.lg.jp/
イベント公式URL http://www.kinashiten.com/
休館日:毎週水曜日(水曜が休日の場合はその翌平日)
お問い合わせ テレビ西日本事業部(TEL:092-852-5520/平日10:00~18:00)

プレイス情報PLACE

福岡アジア美術館

住所 福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8F
TEL 092-263-1100
URL http://faam.city.fukuoka.lg.jp/

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