グルメ | 新店舗オープン

あまりの美味しさに火傷にご注意! 上海の名店監修の焼き小籠包

2019年12月23日 12:00 by 木下 貴子

大鍋に敷き詰められた生煎(シェンジェン)がジュワジュワと焼かれているトップ画像を見て、旅ツウの方は「上海の写真?」と思われるかもしれません。いえいえ、これはまぎれもなく福岡で撮影したものです。

小籠包と並ぶ中国・上海の名物料理である生煎は、餡を皮に包んで蒸し焼き・揚げ焼にしたもので、日本風に呼ぶならば「焼き小籠包」です。この生煎を看板メニューにする上海の名店「大壺春(ダーフーシュン)」監修のもと、大名に焼き小籠包専門店『大壺秋(ダーフーシュー)』がオープンしました。

店舗は「ジョーキュウ醤油 本社 小売館」側の裏路地にあります。車一台通るぐらいの細道で、人通りも少ない隠れ家的な場所にあります。お見逃しのないように。


テイクアウト専門ですが、左側にスタンディングで食べられるイートインスペースが設けられています。


「焼き小籠包」(4個1パック550円)、「エビ入り焼き小籠包」(4個1パック600円)の2種類があり、青島ビール(500円)やハイボール(400円)などのアルコール、コーラやカルピスなどのソフトドリンク(各200円)が提供されています。単品注文よりも50円お得になる、焼き小籠包とドリンクのセットもあります。

上海の「大壺春」は1932年創業の歴史あるレストランで、上海ミシュランガイドのビブグルマンにも選ばれた名店です。「大壺春」で勤続40年の特級点心師・余(ユ)さんを日本に招き、日本で長年働く点心師・陳さんも交え、共同研究・開発した焼き小籠包を、『大壺秋』では出しています。「『大壺春』の伝統の技を受け継ぎつつ、日本人向けの味わいや、見栄えのいい形にアレンジしました」と代表の森友修一郎さん。

入口横の窓から、また店内のガラスの仕切りを通して作っている過程をみることができます。『大壺秋』の焼き小籠包は揚げ焼きのスタイルで、中国から取り寄せた専門の大鍋にびっしりと小籠包を並べ、その半分まで浸るほどの油を使って揚げていきます。


餡はもちろん、皮も手作りです。厚めの皮で包んだむちむちの小籠包が寄せ合う様子は、なんともフォトジェニック!


焦げ付かないよう、また均等に焼けるように時々大鍋を回しながら、じっくりと揚げていきます。この後、一度蓋をして全体に熱を通します。


仕上げに白ゴマ、黒ゴマ、ネギをかけ…


油のナイアガラ! 大鍋から油を流し出して、完成です。


いい焼き色です。う~ん、美味しそう。


焼き上がるまでに10分ほどかかりますが、作っている工程をみているとあっという間です。

出来たての「焼き小籠包」を、早速いただいてみました。
※取材のため特別にお皿をお借りしましたが、通常は紙パックでの提供です。


『大壺秋』の焼き小籠包は肉汁がたっぷりなため、肉汁が飛び散って洋服が汚れたりしないよう食べ方にコツがあります。

お箸で上面を割り、お箸で抑えながら肉汁を出して、まず最初に吸いましょう。この肉汁がもう、甘みと旨みが凝縮されていてめちゃくちゃ美味しいんです! あまりの美味しさに勢いよく吸ってしまったら唇の裏側を火傷してしまいました。みなさん、ご注意ください。


肉汁を吸いきったと思っても、まだ肉汁が出て来るので油断禁物です。一つの小籠包を「お皿」と思って、肉汁を吸いながら食べ進んでください。肉汁の美味しさに負けず劣らず、粗挽き餡の肉感、もっちり皮の食感も秀逸です。個人的には、底の厚い皮の部分が焼き饅頭のような香ばしさで特に気に入りました。

1時間以内であれば肉汁まで含めて味わえますし、冷めてしまっても電子レンジで温め直すことができます。ですが、出来たてがやっぱり最高なので、お時間ある方はぜひイートインで! イートイン用のテーブルには、黒酢、ラー油が置いてあるので、味変も楽しめます。

日本初の「大壺春」監修の店であるだけでなく、生煎スタイルの焼き小籠包専門店は神戸以西ではここが初めてだといいます。カジュアルに食べられ、なおかつ絶品のあの上海名物をここ福岡で食べられるなんて…熱烈歓迎!

取材・文:木下 貴子
このライターの他の記事を読む

プレイス情報PLACE

大壺秋(ダーフーシュー)

住所 福岡市中央区大名1丁目13-9 1F
TEL 092-707-0410
営業時間 11:00~20:00頃
定休日 不定
URL https://da-fu-shu.com/

関連するトピックスTOPICS

PAGE TOP