グルメ | 新店舗オープン

まるで実験室!?のような空間で、お茶を気軽に、身近に楽しむ

2019年11月15日 12:00 by 木下 貴子

そもそもお茶は、日本の各家庭で日常的に飲まれていました。ですが、いまでは外出先でもお茶よりもコーヒーを好んで飲む人の方が圧倒的に多いです、また、自宅においてもコーヒーは美味しく淹れられても、お茶はなかなか…という人も少なくないかもしれません。

そんな傾向にある現代の日本において、生活の中でコーヒーと同じくらいお茶に親しんでもらうことを目指してオープンしたのが、『心福茶(シンフーチャ)実験室』です。

場所は警固一丁目の国体道路沿い。一見して何のお店か分からず、興味がそそられます。


「世界的にみるとお茶の人気は上がり調子ですが、逆に日本では下降気味なんです。その背景には、お茶=敷居が高いという認識がもたれていることがあるように思います」とオーナーの頼本衛さん。「お茶専門店と明確に示すと入りにくさを感じられる人も多いかと思い、あえて先入観をもたれないようなデザインにしました」と話します。


カウンターにはフラスコのようにも見える茶器、試験管のような形の保存容器などが並びます。また出迎えてくれるスタッフも白衣のようなユニフォーム。まさに実験室を彷彿とさせる店構えですが、実際はふらっと気軽に立ち寄れるティースタンドなのです。


お茶といってもいろいろ種類があるなか、『心福茶実験室』では日本茶と台湾茶を提案しています。また、日本茶は九州産のお茶に特化し、「九州茶」として展開されています。九州茶は朝倉にある「製茶所山科」代表・山科康也氏に依頼し、オリジナルで製造しています。台湾茶は中国本土の国家資格・高級評茶員(お茶の鑑定士)も持つ、台湾台中の「翠豊茶業」副代表・陳羽飛氏が製茶しています。


スタンドではオリジナルブレンドの九州煎茶で、すっきりと飲みやすい「順」(432円)や旨味を前味に押し出した「旨」(486円)、台湾茶の王道「台湾高山茶」(432円)、蜜のような甘い香りの完全発酵紅茶「蜜香紅茶」(540円)など、定番の九州茶4種類、台湾茶4種類に加え、旬の特選茶2種類を用意しています。いずれもホット・アイスが選べます。

ティープレスで淹れるのが基本ですが、そこは「実験室」。希望すればハンドドリップやエアロプレスで淹れてもらうこともできます(いずれも+54円)。せっかくなら変わった淹れ方を試したいところですが、茶葉によって淹れ方の相性があるので、スタッフに相談しながら決めてくださいね。

数量限定の「ナイトロティー」(594円~)は、九州初のナイトロサーバー(窒素ガスサーバー)で出す水出し茶です。このサーバーは炭酸ではなく窒素ガスを出すので、お茶が酸化せずによりまろやかになり、さらに旨味と甘みが凝縮されたような味になります。


ほかにも、台湾デザートの愛玉子やタピオカを使ったデザートティーや、数量限定の水出し茶、自家製の焙じ茶ラムで作るラムソーダなどのアルコールドリンクもあります。


店内では茶葉の販売もされています。パッケージに適量、適温、抽出時間などが書いてあるので不慣れでも簡単に美味しいお茶を淹れることができます。

美味しく気軽にお茶を味わうだけでももちろんよいのですが、種類、特徴、淹れ方など多種多様なお茶の世界に興味をもったなら、そこから先の扉も用意されています。店舗2階に設けられたスペースで、お茶にまつわるお話や、お茶の飲み比べ、正式な茶器がなくとも自宅で味わえる美味しい淹れ方など様々なワークショップを行っているのです。ワークショップの情報はSNSまたは公式LINE @xinfuchaで発信されています。


ゆくゆくは2階をティールームにしてゆっくり寛いでお茶を楽しめるようにしたり、新しいお茶の楽しみ方も提案したいという頼本さん。遠ざかりつつあったお茶の習慣を日常へと戻し、さらに、日々をもっと豊かにするものへ…。お茶の魅力について、改めて気づかせてくれます。
※11月いっぱいは不定期営業のため、事前確認をおすすめします。12月からは通常営業に戻ります。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

心福茶実験室

住所 福岡市中央区警固1丁目15-31
TEL 092-406-7655
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜

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