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1人1人の意識改革で街は変わる!天神をユニバーサルなまちに!

2019年10月31日 18:00 by 深江久美子

天神のエリアマネジメント組織・We Love 天神協議会が主催する「コンシェルジュミーティング」は天神で働く人のおもてなし力を向上させる勉強会。各商業施設のインフォメーションを担当されている人など、接客(=おもてなし)をメインにされている人たちが参加し、天神全体の魅力を高めようとしています。

そんな「コンシェルジュミーティング」の今回のお題がユニバーサルデザイン(以下UD)について。あなたのUDの理解度は何点くらいですか?という質問からはじまり、そもそも何なのか、私たちにできることとはなどを学んできたのでレポートいたします!

まずは5~6人が1つのグループとなり、簡単な自己紹介と一緒にUD理解度をそれぞれ披露。これで緊張感が解け、場が和みます(笑)。私のグループでは10~75点と幅広く認識されている様子。話に耳を傾けると、それぞれの視点があり「こんなこともUDなんだ!」と気付かされることもしばしば。

簡単なディスカッションの後には、「ミライロ」の近藤さんのプレゼンがスタート。「ミライロ」とは、博多マルイの店舗づくりにおいてユニバーサルデザインを導入したり、来年開催される大きな国際大会にも携わるなどの実績がある会社。代表自身が車椅子生活者で当事者視点でのUDコンサルティングを行っています。

国籍・性別・年齢・障害などに関わらず、すべての人が利用しやすいモノ、サービスのことをUDといい、特定の人のために行うバリアフリーとは違うとのこと。そのUDを日本で求めている人数は4,000万人を超えているそう。10人に3人以上が必要としているなんて驚き!

障害者差別解消法が2016年に施工され、UDは街中でも見かけることが多くなってきました。乗降しやすいUDタクシーや、車椅子で移動できるUDルームなどの導入が進んでいます。もちろん、天神も一概ではありません。まちの至る所に優しさが溢れているんです。

●ユニバーサルデザインを探せ!ふくおかUD探検隊!
https://welovetenjin.com/archives/1317

とはいえ、当事者目線に立つと天神もまだまだ。建物間の移動がしづらい、イベントに行きたいけど難しい……など問題はたくさん。今後、スポーツの国際大会、大阪万博、超高齢社会問題を控える日本ではUDを急ピッチで推進する必要がありそうです。これは他人事じゃありません!

前述したように問題は山積みなハード面ですが、私たちにも何かできることはないでしょうか?というところで、近藤さんから教えていただいたのがユニバーサルマナー。それは誰かを思いやる心を持って行動すること。すぐにでも実践できそう!簡単でしょ?
「ハードはすぐに変えられなくても、ハートは変えられる」という発想から来ているそうです。

無関心でも過剰でもないさり気ない配慮が大事なんだとか。「大丈夫ですか?」という声かけも良いですが、そう聞かれると「大丈夫です」と応えてしますのが人間の心情。有効な訪ね方は「お手伝いできることはありますか?」というフレーズなんだそう。
施設や設備などのハードは費用も時間もかかってしましますが、ソフトは1人1人の心掛け次第で今からでも変えられるUDなのです。みなさんも、近くに困っている人がいたらお声かけからはじめてくださいね。

ここまで読んでいただいて「何かしなくちゃ!」と賛同してくれた人にオススメなのが“ユニバーサル検定”。自分とは違う誰かの視点を学ぶことができるんです。主にサービス業を中心とした企業が導入し、さり気ないサポートを実践しています。一般人でも気軽に受講できるので、気になる方はサイトをチェックしてみて。
●ユニバーサルマナー検定
https://www.universal-manners.jp

困っている、助けたいなど、シャイな国民性なのか声をかけづらい両者。そんな時はお助けマッチングアプリ「May ii(メイアイ)」がお役立ち。個人情報を伏せたまま、周囲の人にサポート依頼したり、お手伝いをするサポーターに立候補することができます。
●May ii公式サイト(提供:大日本印刷) 
https://mayii.jp/

140ヶ国いる中、138位と「見知らぬ人への手助け」ランキングがとっても低い日本。まずは、意識のバリアを払拭して、気軽に「May I help you?」と言える人が増えますように!それが天神の魅力アップへと繋がるはずです。

取材・文:深江久美子
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