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18年ぶりの共演!映画『最高の人生の見つけ方』吉永小百合&天海祐希インタビュー

2019年10月11日 21:00 by 筒井あや

2007年から公開され世界中で大ヒットした同名ハリウッド映画を原案に、主演の吉永小百合と18年ぶりの共演を果たした天海祐希が来福し、作品の魅力やお互いの印象について語ってくれました。

——18年ぶりの共演だそうですね。お互いに印象が変わった部分はありますか?

吉永小百合:天海さんと18年ぶりに映画の現場でご一緒することができました。最近の私の映画とはちょっと違って、天海さんに引っ張っていただいて、弾けるような気持ちを味わいましたし、とても楽しい撮影でした。本当に天海さんには感謝しています。

前作では役柄上、台詞を交わすことはできませんでした。なので、2人でいつかロードムービーをやりたいわね、と、その後も食事をしながら話していました。それが叶って、18年ぶりにこんな素敵なシチュエーションでご一緒できました。こういう言い方が失礼かも知れませんが(笑)兄貴のような存在で、撮影中もたくさん励まされました。

天海祐希:18年ぶりに再び小百合さんとお仕事をさせていただける幸運に恵まれまして、夢のような毎日を過ごしました。幸せな気持ちで撮影した映画がたくさんの方に観ていただけると、これまた幸せです。

それだけの年数が経ったんだなと思えないくらい、小百合さんは何もお変わりなくて。前作ではすれ違う、遠くで見る程度の関わりしかなかったので、今回初めて台詞を交わすことができて、こんなに幸せなこと、またとても光栄な上に、ちょっと緊張しまして。。大丈夫かな?と思ったのですが、小百合さんが纏っていらっしゃる柔らかい空気に勇気づけてもらえました。だからその小百合さんを「小百合ちゃんは僕が守る!」という気持ちで現場で頑張ったつもりですが、実は小百合さんに引っ張っていただいていました。

——この作品は、家庭で頑張って来た吉永さん演じる幸枝と仕事で頑張ってこられた天海さん演じるマ子の物語ですが、そういう女性に、それぞれにエールをいただけますか?

吉永小百合:病気になって、しかも家庭に大きな問題がある幸枝はとても大変だったと思うんです。でも生まれて初めて自分の為に何かをしてみようと思って旅に出て、そこで救われるというか気持ちが解放される。その解放される気持ちは大切だと思います。でも、どなたもこの作品のように旅に出られる訳ではないから、ご自分の好きなこと、スポーツでも手芸でも何でもいいから見つけてやってみることが、精神的にストレスがなくなっていいのではないかと思っています。

天海祐希:吉永さんが演じられた幸枝さん、そして私が演じたマ子さん、それぞれ人生の向かう方向は違うけれども、家庭であったり仕事であったり集中できることを見つけられたということは、それだけでもスゴい事だと思います。なので、みなさんそれぞれが今やっていることに誇りに思われていいと思います。

——今回は長崎県でも撮影をされたそうですが、長崎の印象や撮影中のエピソードがあれば教えてください。

吉永小百合:五島の福江島で撮影をしました。景色が素晴らしくて、撮影前日は大雨でしたが、教会で撮影した時は素晴らしく晴れ渡っていて、島の歴史や様々なことを感じながら撮影しました。五島の魚はとびきり美味しくて幸せでした。

天海祐希:長崎に撮影でお邪魔した時が、ちょうどランタン祭りの時でした。お仕事が終わって、みんなでお食事に行って、前川清さんと満島ひかりさんとムロツヨシさんと私と小百合さんと5人でワイワイ中華を食べながらお話したことを覚えています。そして帰りに車の中からだったのですが、ランタンを見て帰りました。本当に夢のような景色でした。

——作品に参加して、俳優として女性として“見つけた”ことがあれば教えてください。

吉永小百合:近年ではやらなかったような、冒険というようなことを二人で旅に出てやりました。その時、私は演じていたのか、本当に私自身が楽しんでいたのかわからなくなるくらい楽しかったです。特にももクロさんのライブなどは、あり得ないようなことを、ももクロさん、そのスタッフやファンの方たちのご協力でやれました。そういう思い出がたくさんありますし、映画自体も本当に深刻な病気を抱えているんだけれども前に歩いて行こうという気持ちを持った二人を描いています。これから仕事をしていく上で、この映画でこういうことがあったなと思い出しながらやっていきたいと思います。

天海祐希:もしかしたらすぐに出ない答えなのかもしれないので、この映画に出演できたこと、吉永さんと向き合ってお芝居をさせて頂けたこと、そういう大切なことがもっと自分の中で大きなターニングポイントになるようなお仕事をこれからもしていきたいなと思っています。

——竹内まりやさんの主題歌も映画にマッチして素敵でした。主題歌を聴かれた時の感想や映画をご覧になった後の感想があればお願いします。

吉永小百合:映画はいつも出演した後に観ると、まず反省が出てくるんです。この作品は今までにやったことのないような弾けた部分もあるし、またこれが封切りしてお客様の中でみるとまた違うんです。お客様がどこで笑ってくださるか、どこで泣いてくださるかによって、とても励まされるので、今はそれを待っているところです。

天海祐希:私は出来上がった映画を竹内まりやさんと一緒に拝見しましたが、二人で泣きながら観ました。まりやさんの優しく包み込むような声、そしてバイタリティー溢れる、どこか一本筋の通った感じがする歌声が、マ子と幸枝の二人の女性の人生を昇華させていただいたような気がして、作品全体をあたたかく優しく包んでもらえたんじゃないかなと思っています。

——これからご覧になる方にメッセージをお願いします。

天海祐希:これから「最高の人生の見つけ方」が飛び立ちますので、それに想いを乗せる風になっていただけたらいいなと思っています。

吉永小百合:こういうシリアスなシチュエーションの中で楽しいシーンが多い、ポップな映画というのは、少ないと思いますので、私たち世代だけでなく、若い世代の方にも観て頂いて、考えて頂けたらと思っています。

 

『最高の人生の見つけ方』は10/11(金)より全国ロードショー

 

取材・文:筒井あや
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