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大ヒット公開中!『台風家族』草彅剛&市井昌秀監督が福岡へ

2019年10月02日 08:00 by 筒井あや

いまだ大ヒット公開中の映画『台風家族』。主演の草彅剛と市井昌秀監督9月17日に来福し、舞台挨拶が行われました。

——まずは一言お願いします!

草彅剛:9月17日、九州いいなの日に観に来ていただいてありがとうございます。公開が危ぶまれていたのですが、みなさんの声のおかげでこうやって公開が実現できました。幸せです。ありがとうございます。実は九州いいなは監督が考えました(笑)みなさんのリアルな感情が伝わってきてうれしいです。本当に僕はこの作品は、またひとつ成長できたかなと思えた作品です。市井監督から草彅剛さんの小鉄を見たいと言ってくれた言葉が、めちゃくちゃ心に響いて、今まで演技をやる上で、何かモヤモヤしていたことを、その一言で拭い去ってくれました。僕の成長している姿をスクリーンで観てください。

市井昌秀監督:小鉄を演じてくれたのが、天才役者・草彅剛で良かったです。

草彅剛:これは監督のオリジナル脚本なんです。もちろん原作がある映画も好きですが、オリジナルにこだわっている監督の強さというか。たまたまなんですけど、「新しい地図」を広げて、吾郎ちゃんの「半世界」と慎吾ちゃんの「凪待ち」もオリジナル作品なんです。やっぱりどこかオリジナルっていいなと思っていた所に、たまたまなんですが、三人がオリジナルで唯一無二の作品になって、めちゃくちゃうれしいです。帰りに博多ラーメンを一杯おごります(笑)

——草彅さんがこの映画の好きなところは?

草彅剛:僕自身が出てるんじゃないかと思うんです。オリジナル作品なので監督が当て書きしてくださったんです。僕がこういうセリフを言ったら面白いんじゃないかなと書いてくださって、それが自分でやっている内に快感になってくる感じがして、どんどんエクスタシーを感じながら、監督は僕のことを見透かしているなと思って。想像で書いてくださっているんですが、ピッタリ合ってたんです。監督には超能力があるのかと思いました(笑)

市井昌秀監督:そう言ってもらえてうれしいです。オリジナルだからこそ主演を演じてくださった方から、、、俺、褒められました(笑)「台風家族」というタイトルで、家族と台風がモチーフになっているんですけど、これだけ一緒に舞台挨拶をしていると、ホントに草彅さんはどこにいくか分からないんです。小鉄であったり、草彅さんが台風の目なんじゃないかと改めて思っています。

——監督は小鉄を草彅さんに託した想いがありますよね?

市井昌秀監督:小鉄という人物には、僕自身も投影しているし、僕にはここまでやれないけど、小鉄にはできるんじゃないかという憧れでもあるんです。それを血の通ったお芝居というか。長回しの撮影が多かったのですが、長回しだからこそ自分でやらざるを得ない俳優陣がいて、本人たちが生きている空間を僕としてはしっかり切り取れたかなと思っています。

——個性的な共演者の方々でしたが、ご一緒されてみていかがでしたか?

草彅剛:本当に家族になれた瞬間というのがたくさんあって、楽しかったです。僕らが家族になった瞬間というのがスクリーンから伝わってくるところがあるんです。実は撮影中はあまりにも過酷過ぎて、どうなってるのかな?と思っていたんです。でも本当に楽しくてあっという間に撮影も終わりました。こうやって映画が公開になって1年ぶりに出演者のみなさんと会った時に、まるで昨日まで撮影をしていたかのような感じで距離感も変わっていなくて、僕はみんなのことが大好きなんですけど、みんなも僕のことを家族と思ってくれているみたいでうれしかったです(笑)。この作品は監督の構想が12年あるんです。その長い想いを一緒に撮影していたので、僕も撮影中に自分の両親のことを思い出したりしていました。僕自身もグッとくることが多くて監督のおかげで色んなところで成長できたと思います。

——監督から見て撮影中の草彅さんの変化がありましたか?

市井昌秀監督:変化を気づいたというよりは、順撮りをしていったので段々家族になっていく姿や少しずつ変化していく姿をはしょらずに撮っていったと思っています。それは映画の中で観ることができると思います。

——草彅さんは監督の作品に出演して演技することの意識が変わったとおっしゃってましたね。

草彅剛:ここ何年かお芝居をする時はそんなに台本とかも読まないでいたのですが(笑)。でもそれはそうした方がリアルな間ができたりするからそうやっていたのですが、今回は台本をきちんと読んでいないことに焦っている自分を感じることができたり、あまりにも台本通りに固めていくと動けなくなるなと思う部分もあり、そういうラフなスタイルもいいけれど、もう一度初心に返ってきちんと台本を読んで臨むと新しい発見があるなと思いました。そして、いつも探究心を持ってやるのが大事だなと改めて思いました。わかっていたつもりなんですけど、そこを監督にしっかりと教えて頂いた気持ちになりました。この作品を経て、僕の中で開花していくものもあると思うので、今後の僕の演技には監督から頂いたものを胸に持って挑むので、今後とも見守っていてください!

——福岡のみなさんにメッセージをお願いします。

市井昌秀監督:公開されたことを本当にうれしく思っています。公開にあたっては、多くのみなさんの応援の声がありました。映画ってたくさんのスタッフやキャストと一緒に作っているんですけど、今回は公開することにもみなさんのお力をお借りできましたので、本当にたくさんの方に支えられながら作っているんだなと身にしみて感じています。実際に公開されてからは僕の手元を離れて観客のみなさんが映画を観てくださった時点で映画が完成すると思っています。家族の話なので、ぜひ生の声で周りの方に勧めていだだけるとうれしいです。生の声には叶わないと思っているので。映画がどんどん成長していってくれたらいいなと思っています。そして草彅さん、ありがとうございました!

草彅剛:監督にありがとうって言っていただけるのは、本当に幸せだなと思っています。良かったです。作品ができるって大変なことなんですけど、僕自身、お芝居も思ったより出来なかったりすると、どうやったらその役に見えるのかなとか、朝早かったり夜遅かったりして、嫌になる時もあるんですけど、こうやって作品が出来上がって、みなさんの顔を見るとやっぱりやって良かったなと、やっぱり辞められない仕事だなと、すごく感じます。だから僕はこの仕事をしているんだと、今回も思っています。自分の演技によって人の心を動かすって、これほど僕にとって幸せなことはないと確信しました。SNSを通して感想をいただいて、こうしてみなさんに実際に会うことができて、歌もそうですが、特にお芝居で人の心を動かすというのは、僕にとって特別なことなのかなと思っています。最後まで見守ってください。

 

映画『台風家族』は大ヒット公開中!

 

取材・文:筒井あや
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