グルメ | 新店舗オープン

ベテランバーテンダーの優しい笑顔に安心感の持てるバー

2019年08月28日 12:00 by 江月義憲

初めてのバーを訪れる時はなにかと緊張するもの・・・・・・ですが、階段を上って扉を開けると、白シャツに蝶タイがトレードマークのマスター・平山幸治さんが柔和な笑顔で迎えてくれます。


場所は大正通りを1本入った薬院2丁目にあるビルの2階。「実は2度も立ち退きにあいましてね」と、平山さんは苦笑します。『バー平山』は知る人ぞ知る隠れバーとして今泉のお寺の裏手で長く営業していましたが、建物が老朽化して取り壊されることになり、やむなく上人橋通りのビルに移転。ところが一年も経たないうちにビルの建て替え話が出て、再び移転することに。縁のある前オーナーから店を譲り受けて7月20日に移転オープンしました。


バックバーには前店舗時代からストックしてきた酒瓶がズラリと並んでいます。さて、何から飲みましょうか?
まだまだ厳しい残暑が続くこの季節。まず1杯目はサッパリとした「モヒート」(1,300円)からいただきました。ホワイトラムをベースに丁寧にフレッシュミントの葉をつぶして香りをたたせ、たっぷりと絞ったライムの爽やかな酸味がスッキリと喉を潤してくれます。


2杯目は季節のおまかせカクテルを注文。平山さんは高校を卒業してすぐ博多のホテルに入り、以来大阪、東京、グアムなどのホテルバーで経験を積んだベテランバーテンダー。かつてはANBA(全日本バーテンダー協会)のカクテルコンペで8年連続チャンピオンとなったほどの実力者です。
作ってくれたのは「モモのカクテル」(1,200円)。ホワイトラム、ピーチリキュール、トリプルセック(ホワイトキュラソー)にフレッシュな桃の果肉を加えてシェイク。甘い飲み口は女性にもオススメの一杯です。フルーツカクテルは季節によって変わりますので、気軽に尋ねてみましょう。


最後の1杯は日本を代表するスタンダードカクテル「雪国」(1,050円)を。ウォッカベースにホワイトキュラソー、瓶入りのコーディアルライムにフレッシュのライムジュースを加えています。オリジナルレシピではグラスの縁にグラニュー糖をまぶすスノースタイルですが、そこはお好みで。


ちなみにこのレシピを半世紀以上前に考案した山形県酒田市のバー「ケルン」の井山計一氏は、90歳を超えた今も現役の日本最高齢といわれるバーテンダー。そんな話をしながら「私なんかまだまだですよ」と謙遜する平山さんは現在66歳。カウンターに座ればベテランバーテンダーならではの経験の蓄積から、いろいろと面白い話を聞くことができます。


「うちでは気軽にお酒を楽しんでほしいから、高い酒は置いていません」というように、スコッチや国産のウイスキーなどは飲みやすい価格帯の銘柄が中心で、さらに日本酒や焼酎まで揃えています(ウイスキー700円〜、カクテル900円〜、チャージは500円)。
警固四角と薬院六角の中間あたりに位置する、行きつけにしたい安心感のあるバーです。

取材・文:江月義憲
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プレイス情報PLACE

Bar 平山

住所 福岡市中央区薬院2丁目13-20 榮ビル2F
TEL 092-732-3350
営業時間 19:00〜翌1:00(金・土曜は〜翌2:00)
定休日 日曜

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