
グルメ | 新店舗オープン
抜群のロケーションで、内容もボリュームも大満足のすき焼コースを
2019年08月29日 12:00 by 木下 貴子
西中洲の川沿いにある非日常的な空間で極上の焼肉を味わえる「龍園 西中洲店」が、別のアプローチで龍園を楽しんでもらいたいと、この度、2階のバーがすきやき専門店『SUKIYAKI RYUEN』へと生まれ変わりました。
『SUKIYAKI RYUEN』への入口は、「龍園」とは異なるのでご注意を。「龍園」エントランスの左隣に位置する階段か、エレベーターを使って2階にあがります。
扉の先で迎えてくれるのは、中洲のネオンとそれがゆらめく那珂川の夜景。席はカウンター7席のみという贅沢な空間です。

基本メニューは「龍園特製 すき焼コース」(5,400円)です。事前予約をすれば、肉が神戸牛になる「龍園特製 神戸牛すき焼コース」(10,800円 )も頼めます。
以下、写真はすべて「龍園特製 すき焼コース」より。
「前菜三種」。左からエビのむっちりした食感と甘みが端能できる韓国料理「カンジャンセウ(エビの醤油漬け)」、北海道産バフンウニと和牛大トロでダブルの旨みの「和牛大トロレアステーキと極上ウニ」、「龍園」のオリジナル明太子を巻いた「明太出汁巻き」です。

「本日のおばんざい」。おばんざいというから小鉢系かと思いきや、出てきたのはなんと「天ぷら」でした。「一度、天ぷらを出したところお客様にとても喜んでいただいたので、しばらくは旬の天ぷらを4~5種類出すようにしました」と総料理長の上田孝司さん。この日はエビ、丸イカ、マイタケ、ナス、甘長トウガラシの5種類。

衣はかなりサックリしており、噛むと衣に包まれた具材の旨みが口に広がります。なかでも肉厚の甘長トウガラシはとってもジューシーで、衣とのコントラストが抜群です。今回は撮影のため5種盛りで出してもらいましたが、通常は一つずつ熱々で出してくれます。

もはや、天ぷらコースを楽しんでいるような錯覚さえしましたが、本番はこれからです。主役である「すき焼」の登場です(写真は2人前)。

肉は和牛のサーロインで、肉の味がしっかり味わえる3等級が使われています。1枚約75gとボリューミーです。

牛脂ではなく和牛の脂で作った自家製ラードを鉄鍋にひくと、すぐに脂のいい香りが鼻腔をくすぐります。

まずネギから投入するのが『Ryuen』流です。盛り盛りのネギは、九条ネギ1束に博多ネギをミックスしたものだそうです。

ネギに焦げ目がついてしんなりしてきたところで…

肉を投入し、ほどなく割り下を注ぎます。


ネギ、肉、割り下が合わさった刹那、湯気がジュワジュワッと立ち上がり完成です。なお、肉の焼き加減は好みを伝えれば応じてくれます。筆者は、ミディアムでお願いしました。

溶き卵ではなく長芋と卵の黄身につけて食べるのも『Ryuen』流。ちなみに卵は、定評のある岡山の坂本産業のものを使っており色が鮮やかです。

器に肉を丸ごと一枚、その上にネギをたっぷり乗せてくれました。「これがすき焼?」と一瞬思いましたが、食べるとまぎれもなくすき焼です。しょうゆの味はあっさりと、甘く上品な味わい。柔らかい肉にシャキシャキのネギを包んでいただくと美味しさもひとしお! 黄身と長芋を絡めていただけば、喉越しよくするすると入ります。

お肉の後は野菜や焼豆腐、〆のうどんなど。ネギと肉から出た旨みをたっぷり吸った具材によって、最後まで端能できます。なお焼豆腐は、同じ西中洲の人気店「三原豆腐店」の豆腐を『Ryuen』で焼き豆腐にしたものです。素材へのこだわりが随所に見られます。

それにしても他にないオリジナリティ溢れたすき焼です。和食で長年腕を磨いてきた上田さんは、「ネギをたっぷり使うことで、全体的に風味がよくなるんです」と話します。
〆はうどんの代わりに釜飯を頼むこともできます。はっきり言って、〆の手前でお腹がパンパンになること確実ですが、炊きたてのご飯も捨てがたい…ですよね。

釜飯を頼むと、ちりめん山椒などのご飯のお供と味噌汁も出してくれます。

デザートは季節のアイスかシャーベットです。この日はレモンシャーベットで、最後にさっぱりと。

天ぷらとすき焼が同時に味わえるという、まるで盆と正月が一緒にきたような豪華さに加え、とてつもないボリュームのこのコース。特に女性は完食するのは至難の技かもと感じましたが…「僕が大食漢なんで感覚がよくわからなくて、当初はこの1.5倍くらいの量を出していたんです。それで食べきれないと多くのお客様がおっしゃるので、これでも少なくしたんですが」と上田さん。「でも、足りないよりはいいでしょ? 完食が無理だと感じたら、ご遠慮なくおっしゃってください」と笑顔を見せます。
オプションで、単品メニュー「黒毛和牛の炙り大トロにぎり」(4貫1,944円)、「龍園特製 冷麺」(972円)などもあります。強靱な胃袋をお持ちの方はこちらもどうぞ。
抜群のロケーション、わずか7席の特別感、そしてこの内容で5,400円というのはお得ですし、満足度もかなりの高さです。まだあまり知られていないこともあり、いまなら予約も難しくありません。このタイミングをお見逃しなく。
取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE
SUKIYAKI RYUEN
住所 | 福岡市中央区西中洲4-3 ATE西中洲2F |
---|---|
TEL | 092-739-3111 |
営業時間 | 17:00~21:00(入店20:00) |
定休日 | 土日祝日 |
URL | http://ryuen.biz/nishinakasu/ |
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