音楽

“今”を切り取るアーティストSIRUPが、2019年、最高に“エモい”フルアルバム、「FEEL GOOD」をリリース!

2019年06月24日 21:00 by S子

Youtubeが「2019年にブレイクが期待されるアーティスト」にも選出。R&B/Soul、HIPHOPといったジャンルをベースに、様々なクリエイターとコラボレーションしながら楽曲を生み出すSIRUPが、2019年5月29日、自身初のフルアルバム「FEEL GOOD」をリリース。Honda「VEZEL TOURING」のCMソングに抜擢された「Do Well」をはじめ、12曲のグルーヴィー・チューンが詰まった1枚。そこに込めた想いとは。

-タイトル通り、まさに「FEEL GOOD」な1枚でした!

ありがとうございます! 今回のアルバムは、2017年にリリースした「EP」と、2018年にリリースした「EP2」から5曲をピックアップして、そこに新曲7曲を加えたフルアルバムです。コンセプトはあえて設けず、その時作りたいものをどんどん詰め込んでいったという感じですね。「EP」、「EP2」はそれぞれトータル1年くらいかけて作ったんですが、今回は、7曲を3カ月くらいで作ったのかな? もともと普段から曲を作っているタイプで、周りにもトラックメーカーがいっぱいいて、今回も「じゃあ取り掛かろう」となった時に、それぞれがストックしてくれていた楽曲がわーっと集まって。皆で盛り上がりながら作れたのが良かったですね。

-アルバム中、印象的な曲は?

まず新曲の「Why」ですかね。「自分の中に、こんなメロディがあったんや!」と思えた曲。Aメロにかなりクセがあって、このままいったらすごいなと思っていたんですが、一緒に作ったレーベルメイトのChocoholic(チョコホリック)っていうトラックメーカーがかなり鬼才でして、そこうまくに引っ張られて。

あとTokyo Recordingsと一緒にやった「Synapse(シナプス)」。これはこちらからオファーさせてもらって、僕から簡単なデモを送ったんですが、彼らが作り返してくれたサウンドがもう、すごいカッコよくて。そこに自分で歌詞をはめて、コーラスを入れて。データのやりとりとスタジオでのセッションのみで作った1曲だったのですが、音楽でしっかりコミュニケーションを取れたという感じがあって面白かったですね。

-デモからガラッとイメージが変わって返ってくる?

良い意味で想像していたのとは全っ然違うのが返ってきました。でも、カッコよければ、音楽よければ全てよし、なんです。なんでこうなったのかとかも特に聞きませんし。そもそも「全然違う!」というものではなくて、デモのここを吸い取って、それを彼らがやりたいサウンドに寄せてくれたんやろうなっていう意味での「違う」だったので、それを音楽で返された時に「うわ〜、めっちゃおもろい!」と。

-個人的には「LOOP」も好きです。恋愛の歌。

実は、あの曲にはトリプルミーニングくらいあって、一見幸せそうな、ほっこりした2人の曲に聞こえるんですが、よくよく聞いたら悲しい歌?とか、実はすでに思い出なんじゃないか、妄想なんじゃないか、とか。その時々の気分で違って聞こえる曲かもしれない。そういうのも音楽の面白いところだと思っているし、みなさんと共有できたらいいなと思いますね。

-曲作りで大切にしていることは?

「直感に従うこと」ですね。一番最初に感じたことを、できるだけ最後まで考え続けるようにしています。曲のアレンジも、自分の中でどこまで広げていいかを考えて、トラックメーカーの方々とも「ここまで行くと違うかも」、みたいな話をしたり。サウンドは無限なので、いろんなことをしたくなるんですが、直感を大切にするためにあえてそこに制限をかけるようなイメージ。もちろん、それすらも大きく乗り越えてくる場合もありますけど。

-歌詞作りに詰まったりは?

最近はあまりないかもしれないです。「ここまでに作っとかないと後が辛いな」とか、「次の旅行、楽しめなくなるな」とか(笑) 、自分の中でなんとなく締め切りを決めながら、トラックが届いたらずっと聞いて、いつも脳内で流れている状態を作っておくんです。で、いざ「やらなアカン」と思って走り出したら2時間とか3時間とかで作ります。集中力があるのかないのかわからないですけど、1曲を3日とかで分けて作ると、その間に違うことを考えてブレが出てきそうで。

-そうしてできたアルバムを、どんな風に聞いて欲しいですか?

肩の力を抜きながら純粋に楽しんでもらえたら嬉しいですね。今、世の中って面倒臭いことがたくさんあるじゃないですか。例えばSNSとか、本当は楽しむためのツールやのに、そのせいでしんどくなっている人もいたりして。音楽も同じ。「悪い音楽」っていうのはなくて、好きか嫌いか。だから、素直に楽しんでもらえたらそれが一番かなと。

-自身は、どんな曲を聞いた時にグッと来るんですか?

「その人にしか表現できない曲」を聞いた時ですね。例えば、「頑張ろう」みたいな曲があったとして、いろんなことを経験した方が歌う「頑張ろう」はやっぱり格別だと。歌を通してその人の歴史が見えるというか…。どこにでもあるような曲だったとしても、歌い手自身が深みを持っていたら、素晴らしい曲になる。だから、僕もできるだけ自分の実体験に基づいた曲を書くようにはしています。そもそも、実体験とかけ離れたものを作ってしまったら、歌詞が覚えられないかも(笑)。

-これからは、ライヴも続々ですね。

ライヴ、めちゃめちゃ好きなんですよ。一番音楽を感じられるし、皆と共有できる場やし。アルバムのツアーはおかげさまで全てソールドアウトになっているみたいで嬉しいですね。しかも今回は、大阪でずっと一緒にやっているsoulflexクルーと、ギターのHISAくん、今回のアルバムで「CRAZY」って曲を一緒に作ったShin Sakiuraもマニュピレーターで入ってくれたりしているので、めちゃめちゃ楽しみです。

-今年はフェスも多そう。

緩急をつけながら、自分の世界観を完全に作り上げることができるワンマンも好きですけど、会場によって曲のムードが変わっていくフェスもめっちゃ好きですね。この曲、あそこでやると良さそうやから入れようって考えたり。規模感の大きい楽曲も作り出したので、そういのもやってみたいとか。あとは限られた時間でどうやってみんなと一緒になれるかとか。みんな一緒にごちゃまぜで楽しめるのも刺激的ですね。

-九州では、2019年7月20日(土)、佐賀・唐津の「Living Aloha ‘19」に登場予定ですね!

「Living Aloha ‘19」、海沿いでめっちゃ良さそうですよね〜。楽しみです!

-その前後、オフが取れるとしたら、ぜひ福岡・天神へも。

とにかく水炊きが食べたいですね〜。鶏肉が大好物なんで(笑)。あと「もつ鍋」も、居酒屋さんの一品として食べたことあるんですけど、専門店にはまだ行ったことがないからそれも。あとは、街の音楽シーンにも触れてみたいかな。福岡を拠点にするAttractionsとかMADE IN HEPBURNとかとも仲良くさせてもらっているんですが、クラブシーンとかも見てみたい。街に出て、“今”のシーンを作っている、いろんな人と出会ってみたいですね。

●PROFILE

SIRUP(シラップ)

シンガーソングライター・KYOtaroによるソロ・プロジェクト。SIRUPは、Sing & Rapからなる造語で、R&B/ソウル、HIPHOPなどをベースにジャンルを超えて様々なクリエイターとコラボし、新しいサウンドを生み出していく。変幻自在なボーカルスタイルと五感を刺激するグルーヴィーなサウンドで、2019年、最も注目すべきアーティストのひとり。

●RELEASE

『FEEL GOOD』

フルアルバム 2019年5月29日(水)発売
3,024円

●LIVE

「Living Aloha’19」

2019年7月20日(土)GREENBEACH HOUSE (佐賀県唐津市浜玉町海水浴場)

前売: 5,000円 (1DRINK ORDER)

(問)ABOUT MUSIC  TEL.092-982-8281

 

取材・文:S子
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