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天神ビッグバン関係者に聞いてみた!ビッグバンでどう変わる?

2019年06月22日 15:00 by 深江久美子

福岡天神エリアの約140の企業、団体、住民、行政をとりまとめ、まちづくりを行っている「We Love 天神協議会(以下、WLT)」。そのWLTの会員の皆さんが集まるランチ交流会「TENJIN Lunch Meet Up」では天神を一緒に盛上げようと様々なテーマを掲げ定期的に開催しています。

今日も「DEAN & DELUCA」のおいしいご飯をいただきつつ、和気あいあいと歓談がスタート。私も3回目の参加になりますが、知っているお顔がチラホラ。道でバッタリ出会うと挨拶できる関係性が築けてきました。

今回のテーマは「10年後の天神の街並みはこう変わる!」。興味深いせいか参加人数は過去最高の35名。福岡在住の人はもちろん、少し大袈裟ですが日本中が見守るこの案件。はたして、どんな話が飛び出したのでしょう?

ゲストとして登場したのは、天神のことならお任せなクレアプランニングの戸田さん(写真右)と西鉄の福ビル街区担当の花村さん(写真左)。特に花村さんは天神ビッグバンを担うキーマンの1人。これは聞き逃せません!
 


まず、簡単に<天神ビッグバン>をおさらい。福岡市の動画が分かりやすいのでチェックを!
<天神ビッグバン>とは新たな空間と雇用を創出するという福岡市が推進するまちづくりのこと。福ビルのある天神交差点を中心に半径500mのエリア内で、2024年までに施工予定のビルに限り、航空法高さ制限や容積率の緩和などのインセンティブがあります。というわけで、老朽化した民間ビルが一斉に変わる=新しい天神が誕生するということです。

●第1号は福岡地所の「天神ビジネスセンタープロジェクト」
明治通りと因幡町通り(ジュンク堂の並び)の一画に建設されるのは、地下2階、地上19階建ての高層ビル。通りの交差部の壁面は凸凹があるピクセル状で、福岡らしく遊びのあるデザインになる予定です。建築デザインは、OMAのパートナーであり、ニューヨーク事務所代表の重松象平氏、インテリアデザインはMONCLERやDOLCE&GABBANAなど国際的なプレステージブランドの店舗デザインを手がけた(株)キュリオシティ代表のグエナエル・ニコラ氏が手掛けます。

『クリエイティブなグローバルトップ企業を世界で最も住みやすい都市「福岡」に呼び込むためのプロジェクト』をコンセプトに、天神エリア最大級のオフィスフロア(10,000坪)を実現するそうです。

●あの「リッツ・カールトン」も!旧大名小学校跡地
再開発事業主を公募していた旧大名小学校跡地は、積水ハウスや西日本鉄道など数社による企業グループに決定したというニュースを目にした人もいるのでは?地上24階建てのオフィス・ホテル棟には、あの世界最高級ホテル「リッツ・カールトン」、ハイグレードオフィスが入るなど話題性抜群。
※提案時のものです

情報通の戸田さんによれば、校舎を取り壊したくない地元の人たちと、一等地だから新しく建て替えるべきという有識者が何度も話し合いの上、決定していったそう。晴れて「広田弘毅元首相を輩出した大名小学校は残したい」という住民側の意見が採用され南校舎は存続に。
※提案時のものです

●<天神ビッグバン>の大本命 福ビルの行く末は?
1961年に開業し、老朽化が進み建て替えを検討し始めたのが10年前。コンセプトは<創造交差点meets different ideas>。訪れるヒト、モノ、情報が交差することで、新しビジネスと文化を生み出していきたいと西鉄の福ビル街区担当の花村さんは語ります。

<天神ビッグバン>の高さ制限の緩和を利用して地上19階、地下4階、高さ約96mと、天神地区で圧倒的規模感を誇るビルを2024年春に開業する予定。オフィスフロアはもちろん、地下2階~地上4階まではショッピングゾーン、5~6階には天神交差点を一望する九州最大のスカイロビー、上階にはホテルが計画されています。

ビルのデザイン設計は国内外の有名企業によるコンペが行われ、六本木ヒルズ森タワーやJR名古屋駅に併設されているJRセントラルタワーズを手掛けた建築設計事務所「コーン・ペダーセン・フォックス」が設計します。日本の伝統的な格子柄をイメージしたフレームデザインや西鉄電車のレールから発想を得た鉄の素材感など、なんだか天神の新たなランドマークとなる予感!
●福ビルHP
http://www.nishitetsu.co.jp/new_fukubiru/

競争と調和を重ね、目まぐるしく昭和、平成と発展してきた天神。令和においては、半世紀に1度あるかないかの劇的な変化が訪れようとしています。再開発に着手したばかりで景色も変わらず、ピンとこない人が大半だと思いますが、ひと回りもふた回りも大きく天神は成長していきます。「東京や大阪のコピペではなく、オリジナリティのある街を目指したい」と開発担当者の並々ならぬ思いが伝わった「TENJIN Lunch Meet Up」でした。


※すべてのパース画像は現時点でのイメージになります
※デザイン等は計画変更となる場合があります


取材・文:深江久美子
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