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令和元年、スタート! 天神で感じる「令和」の縁を巡ろう。

2019年05月01日 10:00 by ソノユウ。

本日、とうとう、「令和」の時代が幕を明けました!平和な時代であり、技術革新が飛躍的に進んだ平成が終わり、令和はいったいどんな世の中になるのでしょうか。楽しみですね。

(画像素材:PIXTA)

さて、天神サイトの天神は、もちろん、このまちの名を冠しています。さかのぼれば、その名の由来はご存じ、「太宰府天満宮」に祀られている「菅原道真公」が起源です。道真公の別名は“天神さま”。「令和」の典拠となった「万葉集」の成立と、道真公の存命の時代の間には1~2世紀ほどの差がありますが、奇しくも、その太宰府との縁が少なからずあるわがまち天神です。

(画像は太宰府天満宮)

そこで今回は、いつもならショッピング・グルメのまちでにぎわう繁華街・天神の魅力を発信している天神サイトですが、令和の幕開けを祝し、今日と5月3日、2回に分けて、「令和」と天神をつなぐ記事をお届けしたいと思います。ナビゲーターは、WeLove天神協議会のベテランガイドでおなじみ!井上光枝先生です!



●そもそも、万葉集とは?
誰もがその言葉は知っている「万葉集」。ですが、それがいったいどんな書物で、いつできたものかは漠然としか知らない人が多いのではないでしょうか。そこで、まず、復習しましょう!

万葉集とは、多くの詩歌を集めたもの、「万代までも輝く詩歌集」の意味。7世紀後半から、8世紀後半ごろにかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集です。天皇貴族から下級官人、防人などさまざまな身分の人が詠んだ歌を集めたもので、成立は759年(天平宝字3年)以降とみられています。

(画像素材:PIXTA=新元号「令和」ゆかりの地、大宰府)

●誰が、編集したの?
誰が編集したのかは今も謎、不明なのです。橘諸兄(たちばなのもろえ)や大伴家持(おおとものやかもち)といった説などがありますが、一人で編集したのではなく、万葉集は「多くの人の手を借りて、古代の人々の心を詠んだ歌集」という考え方が今のところ有力です。文字はすべて漢字(万葉仮名を含む)で書かれ、第1巻から20巻まで4516首(※「国家大観」による)が収められています。新元号「令和」の出典はその第5巻です。大伴旅人(おおとものたびと)、山上憶良(やまのうえのおくら)を中心とする知識人たちの風流、述懐、贈答といった性格を持つ巻です。

(画像素材:PIXTA=梅の花)

では、いよいよ、「天神」で感じる令和の縁をご紹介しましょう。

●「天神」の名は、天満宮の名前から!?
まず、天神にある「水鏡(すいきょう)天満宮」。この宮が「天神」という地名の由来。道真公の別名は「天神様」でしたよね。よって、水鏡天満宮のある一帯を天神と呼ぶようになったのです。アクロス福岡の北側にありますよ。ぜひ訪れてみてください!

画像は水鏡天満宮前。

●天神の名の由来の神社は「今泉」にあった!?
しかしながら、もともとこの神社は現在の今泉エリアにあり、「容見天神(すがたみてんじん)」と呼ばれていました。道真公が博多に上陸した際、近くの川(=現在の薬院新川)に自分の姿を映し、やつれた姿を嘆き悲しんだことにちなんで建立されたのです。その名残として「容見天神跡」という石碑が、今でも今泉で見ることができます。

●「天神」の名は、江戸時代から!?
さて、ご存じ、福岡藩の初代藩主・黒田長政がこの地にやって来たのが関ケ原の戦い直後。「容見天神」は長政により福岡城の“鬼門”封じとして1612年に現在地(天神1丁目)に移され、この時初めて「水鏡天満宮」という名前になりました。近代的なオフィスビルが建ち並ぶ天神にあっても、境内はいたって静かな空間。すぐ隣の「水鏡天満宮横丁」は狭い路地に小さな飲食店がひしめき、昔ながらの横丁の雰囲気を醸し出しています。

さて、話を古代に戻しましょう。

●古代の「迎賓館」。残っているのは福岡だけ!?
実は、天神エリアの西、「福岡城」内には、福岡市が誇る「鴻臚館(こうろかん)」があります。鴻臚館とは、古代、外国からの来客を滞在させ、接待する迎賓館のこと。京都の平安京、大坂の難波、そして福岡の3か所に設けられた施設ですが、現在、その場所が発掘されているのは福岡の鴻臚館だけなのです。

(「鴻臚館」写真提供:福岡市)

城内には「鴻臚館跡展示館」があり、当時の出土品の展示のほか、発掘された遺跡の上に覆屋を建て、礎石などの遺構を発見時のままの姿で公開しています。ぜひ、古代の息吹を感じに訪れてみましょう!

(「鴻臚館」写真提供:福岡市)

さて!実は、この鴻臚館が発見されたきっかけが「万葉集」にあるのです!しかも、その鴻臚館、発見の機会をつくったのはなんと!「博多どんたく」なのです!!

…ということで、この続きは、その博多どんたくが始まる5月3日に謎解き!お届けします!今日はこのへんで。続編をどうぞお楽しみに!

取材・文:ソノユウ。
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