ショッピングやグルメ、イベントを楽しめるまち、天神。この「天神利用ガイド」では、天神ライフをもっと楽しむために「知っておくと良かった！」と思えるモノやコトをクローズアップ！今回は、独身時代は感じなかったけど、いざ子供を持つ親となると不便に思ったこと。まちの中でも数多くの声が上がる「授乳室」をご紹介します。

最旬のファッションからカルチャー、インテリア、話題のグルメまで揃う福岡PARCO。2014年にオープンした新館とあわせて、今回は気になる福岡PARCOの授乳室を潜入リポート！

まずは福岡PARCO 本館へ。授乳室は6階、タワーレコードの店内を通って右手の奥にあります。さっそく、おむつ替えベッドが4台備わったベビールームへ。ここまではパパさんも入室OKですよ。ママと赤ちゃんだけが入室できる授乳室はこの奥、カーテンの向こうです。
ん！？壁にはペンギンさんが。思わず笑顔がこぼれます。

ふむふむ…本館の授乳室は、集団で赤ちゃんを守り・育てる愛情深いペンギンをモチーフにしているのだそう！赤ちゃんにも通じる“アート”を取り入れるとは、さすが、感度が高いPARCO。しかも天井には、赤ちゃんが生まれて最初に認識すると言われる“まる”がポップな色合いで描かれています。ベビーカーや抱っこの赤ちゃんは、いつも天井ばかり見ていますから、ね。

ベビーカーや子どもの目の高さで見ると、こんな風に世界は広がっています。
「ペンギンさん、歩いてどこへ行ってるんだろうね？」

向かった先は「お母さんペンギンのところでした♪」。小さな子どもはお話を作るのが大好き。あれこれ想像がふくらむイラストに子どもも喜びそう。
4つある授乳室のうち、2部屋はカーテンで仕切るタイプ。授乳中に気分が悪くなったり、赤ちゃんに何かあったりした時、すぐに助けを呼べるSOSボタンがついていて安心です。

残る2部屋はドア付きのしっかりとしたプライベート空間です。ベビーカーごと入れる広さで、室内に荷物置きやコート掛けがあるのも嬉しいかぎり。たくさん荷物を抱えたママに優しいつくりです。

個室の前には手洗い場と使用済みおむつも捨てられる大きなダストボックス、ベビーチェアがあります。空気清浄機は子どもの高さに2台を設置。

授乳中はママも喉が乾きやすく、水分補給が大切に。授乳しながら飲みやすく、倒れてもこぼれない紙パック飲料の自動販売機が1台あります。

ぴりりと刺激的なトレンドと、丁寧に暮らしを慈しむ空気。両方を兼ね備えた福岡PARCOの授乳室は、機能的でありながら赤ちゃんさえも楽しませ、子どもの目線を大切にした空間でした。館内には、ビッグサイズのソファーをはじめ休憩スペースがあちこちにあるので、赤ちゃんのリズムに合わせてショッピングを楽しむことができそうです。