グルメ | 新店舗オープン

カレーマニアも一目置くあの『クボカリー』が、大名店をオープン

2018年11月26日 12:00 by 木下 貴子

カレーマニアはもちろん、そうでなくてもこのニュースを喜ぶ人は多いはずです。高宮という街の中心部からやや離れた場所にありながら、週末や休日はもちろん平日までも行列を生む人気のスパイスカレー『クボカリー』が、11月に大名店をオープンしました! 天神からのアクセスが抜群になり、さらに11時から20時まで通しで営業(大楠店は昼営業のみ)。つまり、ピーク時をのぞけば待つこともなく、昼夜問わず好きな時間帯に食べられるようになったのです。

場所は、大正通りのデイリーヤマザキから少し入った路地の1階です。コンクリート打ちっぱなしの空間は、アパートを改装した古家風の大楠店とは大分印象が異なります。コンクリートの無機質さと手作りの木製テーブルやカウンターの温かみとのコントラストがいい感じです。




大楠店は契約上、昼間しか営業ができません。「店舗を増やすことは考えてなかったのですが、社員にもフルで入ってもらうことを考えると昼営業だけではままならないなと。それで勝負をかけることにしました」とオーナーの久保正三さん。「移転という選択肢もありましたが、大楠店はたくさんの人の支えがあって生まれ育った大切な店。『クボカリー』のルーツとして続けていきたい」。大名店が軌道に乗るまで大楠店は現在休業していますが、来年1月か2月の再開を目指していると話します。

大楠店と同じく、カウンターにはつぎはぎ板と青いタイルが使われています。



『クボカリー』のメニューは、スパイシーチキンカレー、とり軟骨ネギ炙りキーマ、サンバルというカレー3種盛りの「クボカリープレート」(1,080円)ただ1つです。そこは同じですが、所変われば客層も変わるのが世の常でしょう。「この場所は周りに飲食店が多いし、仕事の合間に食べに来られる方がほとんどです。特別感よりも日常的なカレーがふさわしい」と久保さんは分析し、これを機に思いきって核である「スパイシーチキンカレー」をレシピからまるごと改めたそうです。



久保さんが目指したのは、「あまり重くなくあっさり食べられる、生活リズムに溶け込めるカレー」。スパイス以外の味付けはシンプルに塩のみ。その分、スープは丸鶏をつかって出汁をとります。これまで手羽元を煮込んでいましたがそれもやめ、タレに漬け込んだモモ肉を焼いてトッピング。カレーの味をブラさず、食べやすさも考慮したうえで出した答えです。


まずは、そのチキンカレーを一口。あっさりシャープな味わいですが、スパイスのパンチとスープのコクがしっかり感じられます。焼いて旨みを閉じ込めたモモは、やわらかく甘みも上々。



コリコリの食感と炭焼きのような風味で、ファンの多い「とり軟骨ネギ炙りキーマ」。出す直前にフランベすることで香ばしく。




「サンバル」は豆と野菜を使った南インドのカレーで、酸味があってさっぱり。マイルドな味わいなので、スパイシーなチキンカレーとパンチあるキーマとの合間に食べるといい塩梅です。




幾度も試作を重ね、計算された味の設計。「クボカリープレート」では3種のカレーによって五味すべてが感じられ、さらに添えた野菜や香草、薬味などによって多彩な食感が生みだされ、豊かに舌を楽しませてくれます。

「ミニラムカレー」(250円)、「ラッサム」(100円)といった人気のオプションも健在なので、従来のファンも嬉しいところです。

変わるところ、変わらないところ……大切なものを見極め新しいステージを拓いた『クボカリー』。虜になる人がますます増えるに違いありません。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

クボカリー大名店

住所 福岡市中央区大名1丁目4-23 ロワールマンション大名1F
TEL 092-732-3630
営業時間 11:00~OS20:00
定休日 不定
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