グルメ | 新店舗オープン

かっこいい、けれど庶民に寄り添う、串焼きメインの立ち飲み酒場

2018年09月15日 12:00 by 木下 貴子

店名に「串店」と書いてあるからには、串焼き屋なのでしょうか? 外から覗く限りでは、宝石店?はたまた時計店?と一見思ってしまいます。無駄なデザインや飾りのないスタイリッシュな店内、ですがショーケースには整然と料理が並んでいます。

場所は大名1丁目の裏路地の角。




果たしてショーケースには、「ねぎま」「大手場タレ漬け」「鶏団子」などの串焼きが陳列していました。聞けば、六本松にある人気焼鳥店「とり福」の姉妹店というから納得。だから同じく「とり福」の姉妹店「ポッポしゃん」直伝の「かしわ飯」もあるのですね。そして内容もさることながら、その値段にも注目してください。



「赤鶏ねぎま」(200円)、「生ウインナー《なめらかマッシュポテト》」(250円)。1本1本がけっこうな大きさです。



手羽先、手羽中、手羽元が一連となった「大手羽タレ漬け」(200円)なんか、これだけでお腹がかなり膨れそう!



「自家製!!!鶏団子」(150円)は、1串に団子が3つ。タレ味と塩味があります。



写真左の「かしわ飯」にいたっては1個100円! ついでにいうなら隣に並ぶ「白身魚たっぷりタルタル乗って」は150円です(出てくるときはタルタルソースがトッピングされます)。




「『とり福』の若大将が、同じく姉妹店である『ポッポしゃん』の惣菜で飲み屋をやりたいと考えたのがはじまりです」と店長の岩瀬さん(写真下)。「とにかく安くて気軽に飲める、サラリーマンの味方のような店にしたいねと、このような立ち飲みのスタイルにしました」。



まず1,000円分のコインを購入し、そのコインでお酒や料理をキャッシュオンデリバリー方式で支払うというシステムです。



料理はショーケースの中から好きなものを伝えて注文し、ドリンクはカウンター引き出しの中のメニュー表(右端)から選びます。生ビール450円、瓶ビール(小瓶)350円、本格焼酎300円~、グラスワイン350円~、日本酒(喜多屋)グラス一合350円~、カクテル400円など、お酒もやっすい。




では早速いただいてみましょう。ショーケースのなかには串もの以外にも、一品料理もあり(これまた安い)、目移りして困ってしまったので、特におすすめのメニューをお願いしました。

カニ味噌をたっぷり練り込んだ「カニ味噌豆腐」(150円)は、滑らかな舌触り、そして濃厚な味わい。なのにこの価格とはちょっと信じ難いです。



「とり福」と同じネタを使用している「赤鶏ねぎま」は、注文マストの一品でしょう。先に7割ほど火を通している串を、注文後に焼き上げてくれます。ぷりっとした歯ごたえの鶏肉は甘くとてもジューシー。ワサビ醤油のタレに、お酒が進みます。



香ばしく焼いたハーブ入りの「生ウインナー」は、なめらかなマッシュポテトとマスタードソースとあわせて提供してくれます。パキっと噛めば、溢れだす肉汁にご注意を。前述した「白身魚」もそうですが、このようにひと手間かけて出す串も多く、それは一つの立派な料理となるのです。



ちなみに3つの合計金額は600円で、これに瓶ビール350円を加えるならばトータル950円。あと50円分コインが残りました。



さすがに50円のメニューはないかと思っていたら…あるじゃないですかっ! ビーカーで量って出してくれる「ちょい酒」と「一口ドリンク」、それに「チョコ」。最後にグビッと、あるいは甘さでお口に潤いをもたらしてください。たくさんコインが余った場合は、次回以降のポイントとしてチャージしてくれます。

 

今回は1,000円内に収めましたが、次はもう1~2杯は飲みたいかも。それでも2,000円はいきそうにありません。「客単価は平均1,500円ですね」と笑顔をこぼす岩瀬さん。大名という中心地にてこの安さ、そして親しみやすさ。六本松からやってきた下町根性と温かい人情味に、感謝するしかありません。

取材・文:木下 貴子
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岩瀬串店

住所 福岡市中央区大名1丁目1-22
TEL 092-732-7676
定休日 水曜日
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