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【脳内TRiP〜イスラエル編〜】世界でそれぞれの花金NiGHT!

2018年09月14日 21:00 by しののめ

さて、今週もやって参りました!
花の金曜21時!今宵はどちらへお連れしましょう?【脳内TRiP】のお時間です。
8月よりスタートしたこちらの旅連載。記事を書くようになってからというもの、ま〜〜時が経つのが早い。毎週、3日後に金曜日が来てるみたいに早い。え?もう金曜日?いやいや3日前金曜日だったから!みたいな。そんなスピードで一週間が過ぎ去っていくので、今の私は、かなり”金曜日”に敏感です。

そう、金曜日、、。バックパッカーで世界をぐるぐる廻っていた私は、ある時期「金曜日」をとても気にしていた。
あ、金曜日がやってくる、、今週の金曜を逃したら来週の金曜までチャンスがない、、って。
インドで”ねこぢる”読みながらうかうか長居してる場合じゃねーぞ、つって。金曜日はもうそこだぜ、つって。

だからインド滞在の後半で行く予定にしていた最大の目的地、バラナシのガンジス川をすっ飛ばしましたよねワタクシ。インドの列車なんて、何日かかってバラナシに辿り着けるかわからないし。どうせいつかまたインド来るし、と思ってすっ飛ばしました。
インドからヨルダンへ行き、ヨルダンでの滞在も予定よりだいぶすっ飛ばしました。インディ・ジョーンズの舞台でもあるペトラ遺跡もスルーする勢いで。(ペトラ遺跡はやはり行っておけばよかったと今更だいぶ後悔している)

金曜日、、。私は金曜日に、あの国のあの場所にいなければならなかった。

そう、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教という3つの宗教が混在する国イスラエル。そしてその3つの宗教の聖地が集まるエルサレムに。

その中でもイスラエルで多数を占めるのがユダヤ人。ユダヤ教には”シャバット”という安息日があり、金曜の日没から土曜の日没までは労働をしてはいけないことになっています。イェイ!ユダヤ人もしっかり花金!(違うか)
そんなユダヤ教の聖地「嘆きの壁」でユダヤ人たちが一同に会して祈りを捧げる日、それが何を隠そうこの”金曜日”なのです。

ユダヤ人の中でも、黒い服に黒い帽子をかぶる「超正統派」と呼ばれる人たちが特に多く集まります。長い髭、生まれてから一度たりとも切ることのないモミアゲがトレードマーク。外見的な特徴以外にも、兵役義務の免除、仕事も納税もせずに国からの生活補助金ゲット、など、すべてはひたすら聖書を学び、ひたすら祈るために作られた特別ルールもあります。

彼らは聖書を読み、信仰を極めることが仕事なのです。その他にも「正統派」や「宗教派」など、いくつか宗派があります。映画の中などで時々見かけるカッパのお皿みたいなものは”キッパ”という帽子で、頭上にいる神への謙遜の意思を表しているんだそう。
ユダヤ教徒の子供は、ユダヤ教徒としての生活を子供の頃から教え込まれます。

それほどの意を持つユダヤ人たちが、一同に会する花金ナイトの嘆きの壁は、それはもう圧巻でございます。皆、顔を壁に擦り付けながら祈る。みんな真剣に自分の最大限を神に捧げて祈っているのですから、宗教にほとんど関心のない私たち日本人にとっては、もうなんていうか信じがたいような光景です。年1とかじゃないんですよ。毎週ですよ、毎週!

お願い事があるときだけチョチョイと神様に祈ってみては、その願い叶わず、”チッ、神のヤツめ!”なんて心の中で舌打ちしているような、私みたいな人間の願いは叶うわきゃないない。

ちなみにこの安息日は、基本的に一切働いてはいけない日なので、公共の電車やバスもストップし、レストランやお店も閉められ、国境も閉鎖(どんだけやねん!)されます。

毎週金曜日、おそらく永遠に続くこの祈りの壁NiGHTを、皆さんにもいつかその目で見てほしいと思います。イスラエルが本当はどういう国なのか、行ってみないとわからないから。
そして私は毎週金曜日、皆さんがどこかへふわりと脳内TRiPできるような、楽しい記事を書くことができたらいいなと思っています!

では日本の皆さん、世界の皆さん、飲みに行くも祈りを捧げるも、それぞれの素敵な花金をお過ごしくださいませ〜♩

取材・文:しののめ
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