グルメ | 新店舗オープン

西中洲に誕生した大人の隠れ家。モダンイタリアンとソムリエ厳選ワインに酔いしれる

2018年05月30日 12:00 by 森 絵里花

人や車がせわしなく行き交う国体道路を一本入り、グルメな大人が集う西中洲へ。ダイワロイネットホテルのちょうど裏手。閑静な細い路地を歩いていると、小さな明かりが灯る一軒のレストランを見つけました。

よく目を凝らしておかないと見落としてしまいそうな、ひっそりとした佇まい。4月18日(水)に開店した隠れ家『ristorante Tsurunosou−鶴ノ荘−』です。

『鶴ノ荘』という名から和食のお店を想像してしまいますが、こちらはれっきとしたイタリアンレストラン。『鶴ノ荘』という店名は、オーナーソムリエ・原田勲さんのお祖母様が約65年以上前に薬院で営んでいた料亭の名からいただいたのだとか。「イタリアンなれど、日本ならではのおもてなしの心や、ほっと心和む和の要素を少しずつ織り交ぜて、新しくもどこか心落ち着く店を目指しています」と、笑顔を向けます。

オーナーソムリエの原田さんは、かつて大名の西通りに店を構えていたレストラン「コロッセオ」や、2017年に惜しまれつつ閉店した「サーラカリーナ 福岡店」など、イタリアンの名店でマネージャーとしても活躍してきた名ソムリエ。

この度、西中洲「グラーツィア」の田原聖凡シェフとタッグを組み、「グラーツィア」の跡地で新たなるレストランをスタートさせました。1階のレストランフロアは白を基調とし、カウンターと半個室のテーブル席が用意されています。コースは6,800円、9,800円、15,000円(税サ別・前日予約)の3種類があり、アラカルトメニューも登場しています(15,000円コースは食材の仕入れの都合によりなるべく早めのご予約をお願いいたします。)。伝統を大切に守りながらも、日々進化を続ける田原シェフの料理を、早速堪能しましょう。

写真はすべて、おまかせコースから。まるで鳥の卵のようなアミューズは、絶妙に火入れし味をつけた鶉の卵。中はトロトロで、ほんのりとした酸味とまぶされたアオサ海苔の香りがスプマンテによく合います。冷前菜のグリンピースのスープの上には、ジュンサイとウニが贅沢にあしらわれ、とろりとなめらかな口どけもたまりません。

モッツァレラ・ディ・ブーファラ、自家製ドライトマト、バジリコのソースを合わせた、なんともモダンなカプレーゼ。陶器の片口に盛り付けると和の趣も加わり、料理も一層引き立ちます。

旬魚のカルパッチョも、田原シェフの手にかかれば、こんなにモダンで見目麗しい一皿に。新鮮なカンパチに添えられているのは焼きナスのピュレや、直前に真空で味を入れたフレッシュなビーツ。異なる食感やハーブの香りも弾け、ワインがスイスイ進んでしまいます。

パスタは食材に合わせて多彩に変化しますが、こちらはお米の形をしたリゾーニを使ったカルボナーラ。コクのあるソースに加え、柔らかなホワイトアスパラガスの甘味が口いっぱいに広がります。

魚介たっぷりのアクアパッツァや宮崎県産黒毛和牛のローストなど、メイン料理は魚と肉の2種。素材の持ち味を生かしたソースや絶妙な火入れ、盛り付けにも、シェフの技とセンスが光ります。

コースの締めくくりは、旬の果物を使ったシェフ特製のドルチェ。なめらかなパンナコッタの上にはイチゴのソースと酒粕のジェラートが添えられており、ここでも和の要素をうまく取り入れてありました。

また、食事を楽しんだ後は、2階のバーフロアへどうぞ。黒を基調としたシックな空間にはカウンターとゆったりとしたソファ席を配置。原田ソムリエの元で研鑽する若き廣澤ソムリエも迎えてくれます。

ワインはグラスで8〜10種(1200円〜)ほどを用意し、イタリアンワインを中心に世界各国のワイン、日本酒も揃えているそう。レストランへ立ち寄らず、バーのみの利用もできるので、ぜひ立ち寄ってくつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

取材・文:森 絵里花
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プレイス情報PLACE

イタリアン・レストラン 鶴ノ荘

住所 福岡市中央区西中洲3-5
TEL 092-791-9120
営業時間 レストラン:17:30〜OS22:30/バー:20:00〜OS翌1:00
定休日 日曜日
URL http://www.tsurunosou.com
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