音楽

ホークス甲斐選手の登場曲でお馴染みの「ぱんち☆ゆたか」にインタビュー

2018年05月08日 19:00 by 下田 浩之

路上ライヴの様子をUPしたツイッターや、YouTubeで注目されたパンチパーマに学ラン姿のシンガー、「ぱんち☆ゆたか」。ここ福岡では、福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也選手の打席入場曲に『負けてたまるもんか』が起用され話題となったが、4月25日には待望の6thニュー・シングル『あなたに贈る歌』をリリースした。この曲はさっそく甲斐選手の打席登場曲に使用され、またCDジャケットにはナント、甲斐選手が登場!

 

―やっと甲斐選手とお会いできたそうですね。

ぱんち☆ゆたか(以下ぱんち):そうなんです! それまでSNSでしかつながっていなかったので、一年越しにやっとお会いすることができました。甲斐選手が試合の入場曲にしてくれたことがご縁となって今回のシングルでジャケット撮影をお願いすることになったんですけど、そもそも僕はメジャー・デビューしているわけではありませんし、選んでいただいた曲はYouTubeにもUPされていない作品だったので、始めは何が起きたんだろうって思いましたよ(笑)。ファンから教えてもらって、自分で球団事務所に問い合せて確認したんですけど、「アーティストさん本人から聞かれたのは初めてです」と言われちゃいました(笑)。

 

―その真相は、甲斐選手に聞けましたか?

ぱんち:試合前だったこともあって聞けてないんですよ。たぶんYouTubeかツイッターで、知ってくれたんだと思うんですけど、甲斐選手のファンからは、彼が育成選手からレギュラーを勝ち取ったという経緯が歌詞と重なったんだろうって言ってくれて。有難いですよ。実際お会いすると、緊張し過ぎて口がモゴモゴしちゃいました(苦笑)。

 

―そして今回、ジャケットに登場してもらった新譜『あなたに贈る歌』は、ずっと大事にされてきた作品ですよね。

ぱんち:そうですね、以前47都道府県でライヴをしながら手売りをしてきた曲なので。僕は、もともと「ハジ→」さんの曲をカバーした歌がツイッター上で拡散して注目されて、それで2015年にこの曲が入ったCDを手売りでリリースすることになったんですが、実は拡散されるほんの10日前に、クビになりそうだったんです(苦笑)。そんな崖っぷちのところで注目されたので、自分の母親に一回くらいは恩返しとなる曲を作るべきかなって。いい歳して、自分の好きなことをやっているって情けないと思われているかもしれないですけど、もし売れた時には自分の母親にとって自慢できる息子になれるんじゃないかなって思ったんです。実際はかなり恥ずかしかったんですけどね(苦笑)。

 

―お母様はどんな反応でしたか?

ぱんち:実はこの曲に関して、ちゃんと話したことはないんですよ(笑)。だから、今回のリリースで改めてちゃんと「育ててくれたから、今があるよ」と、伝え直すチャンスかなって。僕は母子家庭なんですよ。そういう境遇も甲斐選手と重なる部分みたいで、この曲も共感してくれていたら嬉しいですね。

 

―ライヴで歌い続けてきた曲でもありますが、作った時と今では向き合い方に変化はありますか?

ぱんち:よく、見た目とギャップのある歌声を良いと言ってくださる方がいるので、僕自身「もっと上手に歌わなきゃ!」って思っていたんです。けど、やっぱりライヴで直接歌を届けていくと、歌の上手さよりも、目の前の人にどれくらい気持ちを伝えられるのかっていう方が大事に思うようになりました。「生で聞けて良かった!」と感じてもらうように、心を込めて歌いたいなって。そうしたら、お母さん世代のリスナーが増えたんですよ。僕を息子だと思って聞いてくれるみたいで。

 

―ぱんちさんのファンは本当に幅広いですからね。

ぱんち:もともとは自分のために音楽を始めたんですけど、結局自分の力ではなく周りの人が広めてくれたり、応援してくる力が働いて今の僕が形成されています。自信すらなかった僕を変えてくれたんです。だから今は、恩返しをしたい。みんなと近い距離で歌ってきたからこそ、自分にしかできないことってあると思うから。自然とみんなに寄り添うような曲が増えたし、ライヴでは少しでも力を残しておきたくないほど全力を出したいって思っています。

 

―福岡の路上ライヴは、どうでしたか?

ぱんち:実は、路上ライヴで一番CDが売れた場所なんですよ! 2016年に初めて来た時は、5日間で550枚くらいかな。人は温かいし、方言も可愛いし、食べものは美味しいし、こっちに来るとテンション上がりますね。今では甲斐選手ともご縁があったわけで、転機を与えてくれるのはいつも福岡。すごく愛着の沸く街です。それに、昔野球をやっていたこともあって、応援する野球チームができたことは嬉しいんです。全力でホークスを応援させていただきますよ!あ、最近夢ができたんですよ。いつか始球式で、僕が投げた球を甲斐選手に受け取ってもらうという(笑)。実現できたら感無量ですね。こんなパンチパーマ姿で始球式するのも絵面的におかしいですけど(苦笑)、本当にそこを目指していきます!

 

―そういう姿は30代の同世代の励みにもなりますね。

ぱんち:まだ30代の実感はないんですけどね(苦笑)。でも年齢的なこともあって、始めはツイッターとかを軽く見ていたんです。けど、今はメッチャ大事(笑)。ファンのコがUPしてくれた動画とか、100万回再生になっていて、本当に周りに支えられています。でも僕が音楽で向き合っているのはあくまで人間なので、路上ライヴとかアナログな部分は大事にしながら、デジタルで発信していく、そうやって新しいツールと融合させながら活動していきたいですね。今では、ホークスの公式ツイッターを日々チェック(笑)。今シーズンは、球場にも足を運びたいなって思っています。そこで自分の曲が流れたら感動でしょうね。ツイッターで上げます(笑)。

 

●Release

New 6th Single

「あなたに贈る歌」

4月25日(水)発売

BAKKY RECORDS/1300円

 

●LIVE EDGE-福岡公演-

2018.06.16.SAT

 

@Early Believers

OPEN ‪17:30 / ‪START 18:00

料金:¥3,300(+Drink代500円)

LIVE ACT:メロフロート/SUNLITE/ぱんち☆ゆたか/ゴールデンパイン

 

●Profile

 1987年、岡山生まれ。30歳。パンチパーマに学ラン姿で路上ライヴをするようすがSNSで話題となり、YouTube上には多数の動画がUP。2016年2月に『仲間 feat.メロフロートYu-KI』をリリースし、オリコン初登場24位を記録。以降、1st Mini Album『あなたに贈る歌』を手売りで販売しながら全国を回り、1万枚を販売。11月には2nd Album『ぱんち☆らいん』をリリースして、デイリーチャート総合19位を獲得。2018年4月25日には、『あなたに贈る歌』を全国流通シングルとして再リリース。関西を中心に全国で活動する熱血応援団長だ。オフィシャルホームページ http://punchyutaka.jp/
 

 

 

取材・文:下田 浩之
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