グルメ | 新店舗オープン

銀座の名店で研鑽。西中洲に誕生した本格バー「Bar Tetu」で世界基準のカクテルを堪能

2018年04月09日 12:00 by 森 絵里花

数多くの名店、美食店、BARが立ち並ぶ大人の街・西中洲。その一角、国体通り沿いに面したダイワロイヤルネットホテルの裏手に、3月7日(水)、新たなオーセンティックバーが誕生しました。

店の名は「Bar Tetu(バー テツ)」。佐賀市中央本町に本格カクテルバーを構え10年目となる節目の年に、満を持してこの2号店を開業しました。

扉を開いた先にあるのはシックで落ち着いた空間と、グラスやボトルが美しく並ぶ10席のカウンター。ほか、高級感あふれるソファー席もあります。

カウンターでゲストを迎えるのはオーナーバーテンダーの下村鉄二さん。アルバイト時代にバーの奥深さを知った下村さんは、佐賀市内の数店で経験を積み2002年に独立を果たしました。しかし、営業を続けながら数々のカクテルコンペに挑戦するも自身の技術不足を痛感したと言います。そこで、さらなる高みを目指すため2006年に上京を決意。東京・銀座の名店「スタア・バー・ギンザ」の岸 久氏の元で約2年間にわたり修行を積み、2008年に『Bar Tetu』(佐賀)を開業しました。

「スタア・バー・ギンザ」の岸 久氏といえば、世界最高峰と言われるカクテルコンペティションで世界一に輝き、バーテンダーとしては日本初となる「現代の名工」にも選ばれた、バー業界を代表する一人。そんな氏の直系の弟子として活躍する下村さんの腕前も、並大抵のものではありません。

まずは「スタア・バー」仕込みのジントニックをいただきました。極薄のグラスにセットされたのは「ニンジャ・アイス」と呼ばれる氷の角柱。「スタア・バー」の角氷は1本ですが、下村さんは角氷を2個に分けて自身の好みの味へ近づけているそう。ジン、フレッシュレモンジュース、トニックなどを加えるタイミングや、混ぜる、香りをまとわせるなどの緩急を付けた一挙一動で味わいは格段に変化。シンプルなカクテルであるからこそ、技術の高さが顕著に表れます。

液体を注ぐと氷が見えなくなってしまうことからその名がついた「ニンジャ・アイス」。この氷を回して撹拌するときめ細かい泡が立つそうで、口に運べば洗練された口当たりと爽やかなのど越し、香りが広がります。

続いては、下村さんが得意とするフレッシュフルーツのカクテルをオーダー。軽快なハードシェイクの後完成したのは、旬の金柑を使ったカクテルです。

使用する金柑は、しずおか食セレクションに認定された「プレミアム金柑コンターレ こん太」や、宮崎県産の「完熟きんかん たまたま」など、良質なものを厳選。とろりとなめらかな口当たり、完熟した上質な甘味が口いっぱいに広がり、まさに極上のスイーツのよう。

こちらは、佐賀県産「さがほのか」や福岡県産「あまおう」など、その時期に一番美味しいと思うイチゴをふんだんに使ったカクテル。一口いただくと、凝縮されたイチゴの香り、甘酸っぱくジューシーな美味しさが一気に弾け、夢心地です。

この他、無農薬栽培の佐賀産ニューサマーオレンジや熊本県産のスイカ、メロン、桃、マンゴーを使ったカクテルなど、春から夏にかけて果物のバリエ−ションはますます多彩に。また、味わいにこわだるあまり、ハーブの栽培も自ら行っているという下村さん。自身の畑で育てたアップルミントやイエルバ・ブエナを使ったモヒートもぜひ味わっていただきたい一杯です。

カクテル以外にも、上質なウイスキーやブランデー、フランスで買い付けたというブルゴーニュワイン、ドメーヌ・デ・ラルーエのカルヴァドスなど、入手困難で貴重なお酒も揃っています。また、フレッシュなフルーツをふんだんに使ったノンアルコールカクテルもあるので「BARでゆったりくつろぎたいけど、お酒は飲めない…」という方もしっかりと楽しめますよ。

「空間、接遇、味わい、これからも日々技術を磨いて、お客様が心からくつろげるバーを目指したいです」と下村さん。平均予算は1人5、6,000円〜。世界基準のカクテルや華麗な技、空間……、本物の価値、素晴らしさをこの機会にぜひご堪能あれ。

取材・文:森 絵里花
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プレイス情報PLACE

Bar Tetu(バー・テツ)

住所 福岡市中央区西中洲3-6 連スクエアビル1F
TEL 092-406-6855
営業時間 20:00〜翌4:00
定休日 日曜(月曜が祝日の場合は月曜店休日)
URL http://bartetu.com/
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