まち

携帯電話を復活!「おもいでケータイ再起動」イベント、体験レポート!

2018年03月15日 10:30

みなさんは、昔使っていた携帯電話をずっと保管していますか?いざそれを起動させようとしても反応しないことってありますよね。一定期間充電をしていないと、完全放電や過放電により充電できなくなったり、充電器を認識しなくなってしまうことがあるそうです。
その無反応となってしまった電池パックの目を覚まし、充電・再起動して、保存してある画像をプリントアウトしてくれるという、夢のようなイベント「おもいでケータイ再起動」が話題になっています。仙台、名古屋に続き、第3回目が福岡・天神西通りにあるKDDI直営店「au FUKUOKA」で開催されました。


噂を聞きつけ、さっそく天神サイトのライターも古い携帯2台を握り締め体験してきました!他社の携帯でも対応してくれるということで、現在はauユーザーながら、当時他社で使っていた2台を持参。白は11年前、赤はおそらく15年前くらい(?)のものです。


長い眠りから目を覚まさせてくれるのは、こちらの専用機械。本来電池パックの残量を測量する機械として、各店舗に設置されていたもので、現在はわずか3台しか現存していないそう。そんな貴重な機械で、さっそく電池パックに刺激を与えます。


待つこと3分。ドキドキしながら、いざ電源ボタンを押すと…、アレ?うんともすんとも言わず。何度も試してもらうも、結局私の携帯が目を覚ますことはありませんでした。確かに機械との相性が合わない端末もあるとのこと。でも、私の場合はもしからしたら携帯自体が壊れて機種変更したのかもしれません。その記憶すらもない状態に恥ずかしくなりながら、一方でこれを手放す理由が見つかりスッキリしました!


そこでさらに古い携帯にチャレンジ!これは期待に応えて無事に電源ON!!!! 恐る恐るあれこれ触っていくと、通話履歴すらもイチイチ懐かしい! メールで使っている言葉も絶妙にダサい(笑)! そして画像フォルダには痩せていた頃の自分の姿やら、元カレやら、飼っていたペットやら、思い出のオンパレード。プリントアウトできるのは1枚のみということで、亡き愛猫の画像をお願いすることにしました。すると、端末が古すぎて画像を転送するために必要な赤外線機能が搭載されていないことが判明。印刷は実現しませんでした。それでも目を覚ました携帯の中は、懐かしく愛おしい記録がいっぱい!なんてことのない日常の記録は思いのほか感動的で、埋もれていた記憶をどんどん呼び起こしてくれるのです。ちなみに電源ONに成功したら、一年に一度は電源を入れるといいのだそう。

あえなく印刷が実現できなかったため、ちょうど2台の携帯を持ってこられた女性に、どんな画像を探しているのか声をかけてみました。携帯はご自身が昔使っていたものと、そしてもうひとつは、今は亡き娘さんのものだそう。10年前に亡くなった娘さんの携帯は、今もたまに見返すそうで、電源は無事にONになる状態。そしてご自身の古い携帯に、娘さんがまだ元気だった時の姿の画像が残っているかもしれないということで、今回訪れたそうです。


これがなかなか電源が入らず悪戦苦闘! auスタッフさんも必死になって、あれこれ試すこと15分。液晶画面がパッと明るくなり、思わず歓声が上がりました。その携帯に何が入っているかは、まったく記憶がないという女性。期待に胸を膨らませながらカーソルを動かしていくと、娘さんと行ったディズニーランドや、旅行の画像がたくさん収められていました。ただし当時はデジカメをメインで使っていたというもあり、あるのは風景ばかり。結局娘さんの画像を見つけることはできませんでした。


そこで、娘さんが使っていた携帯から1枚をセレクトしてプリントアウトしてもらうことに。時間をかけて選んだ画像は、ケーキの画像でした。娘さんは毎年、自分が好きな有名人の誕生日にケーキを買って帰り、家でお祝いしていたのだとか。そんなチャーミングな娘さんが無邪気に撮ったお誕生日ケーキからは、幸せな時間が伝わってきます。残念ながら目的の画像は見つかりませんでしたが、当時のメールや履歴で昔の娘さんと再会できてすごく嬉しそうです。



なお、電源の入った携帯をリサイクル回収に応じる人には、その場で古い携帯のデータを今使用しているスマートフォンに移行するサービスも実施されていました。スマホでいつでも過去画像を開けるため、会場でも好評のサービスでしたよ。


この夢のあるイベントを企画したのは、KDDIの西原由哲さん。「実はこの企画は、「auケータイ図鑑」という全く別の企画の準備中に、自分たちのケータイを再起動させていた際に思いついたんです。社内でかき集めた専用機械はたったの3台だけでしたが、亡くなったご家族やペットの写真、独身時代のメールのやり取りなど、小さく無機質なケータイですが、中には十人十色のドラマがたくさん詰まっていて、やる意味を感じることができました。皆さん、電源が入ると表情がみるみる笑顔になっていくんです。3台をフル稼働させて、これからもっといろんな場所でいろんな方に体験してもらいたいですね」と西原さん。


ちなみに、3回目の開催となった福岡は、一番の動員だったとか。亡くなったお母さんからの留守電メッセージ、昔飼っていたペットや、まだ小さかった子ども、思い出の愛車を写した画像など…、みんなが探す画像は様々。日々何気なく過ぎていく日常ですが、たまにはこうやって思い出に浸り、過去の自分と向き合う時間もいいものですね。改めて「1年、1年大事に過ごそう!」とシミジミ思いながら、お店を後にしたのでした。

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