グルメ | 新店舗オープン

昭和風情ただよう店で、ホルモンつつきながらお酒をぐびり

2018年02月05日 12:00 by 木下 貴子

よほどの大名ツウでないと、この通路の存在を知る人は少ないでしょう。西通りの「無印良品」の角を西へ曲がってすぐの場所にある古い小さなビル。そこに細く薄暗い通路があるのです。


ビル裏側の路地へと通り抜けられますが、中間あたりに赤ちょうちんがぶら下がります。なかなかの場末感を醸し出していますが、この店こそ今回の目的地、1月にオープンしたばかりの『ジャストミート』です。


やや戸惑いつつ窓から覗き込むと、思ったよりも明るい印象で、女性も安心して入れます。7.8坪の小さな空間ですが、和建築ですっきりと設らえられ居心地がよさそうです。



実はこちら、市内に複数展開する人気の焼き肉店「バクロ」が新しい業態として始めた、もつ煮込みとホルモン焼きを中心にしたホルモン専門のお店です。「『バクロ』でもホルモンはお出ししていますが、ここではもっといろいろなホルモンを様々にお楽しみいただけます」と店長の西祐作さん。

まず注文したいのは「もつ煮込み」(410円)。福岡ではこってり煮込んだものが主流ですが、こちらは長時間煮込みつつもさらっとした関東風。白味噌ベースの上品な味付けで、もつのうまみがしっかり感じられます。それにしても、このもつの量!


「バクロ」同様、一頭買いする黒毛和牛のホルモンを主体に、鮮度にはとことん神経を尖らせます。また、特有の臭みをなくすため下処理も徹底。「表面にくぼみのあるハチノスや、膜の間に脂が挟まっているサンドミノなどは処理の工程に2日はかかりますね」と西さん。「正直、肉よりもかなり仕込みに時間がかかります」と苦笑いしますが、その甲斐あって、臭みなく、各部位の味の特徴が感じられるホルモンが提供できるのです。

ホルモン焼きは部位の種類が多いだけでなく、「コリコリ」(518円)、「シキン」(410円)、「サンドミノ」(518円)といった希少部位もあれば、「ビワハラミ」(1,490円)や「タンモト」(1,706円)といった特選ホルモンなども提供されます。初めての方や、何を食べようかと迷う方には、盛り合わせがオススメ。こちらは「白物の盛り合わせ」(1,980円)。


シマ腸に辛タレを絡めた「カライヤツ」(734円)といったメニューも。


ホルモンは焼き加減が難しいのですが、カウンター席ではスタッフが時おり手助けしてくれ、テーブル席でも常に注意を払ってくれて焼き過ぎていると声をかけて知らせてくれます。

「カライヤツ」を焼いていただきました。ホルモンは滴る脂で炎が上がりやすいため、数枚ずつ焼いていくのがポイントです。焼き上がったホルモンはぷりっぷりで弾力もしっかり。ピリッとした辛さに、ホルモンの甘味が追いかけます。


ほかに、「センマイ」「タン」などの刺身、「カルビ」や「ロース」などの焼肉もあり、キムチやサラダ、「ビビンバ」や「ガーリックホルモンライス」、「冷麺」などの食事系のメニューもあります。

「イメージは、東京の下町にまだ残っている昔ながらの酒場。女性も気安く入れるような価格設定にもしました」と西さん。ドリンクも安く提供したいと、「レモンサワー」(518円)、「パイナップルサワー」(518円)などの生搾りサワーは、中身だけであれば162円でお代わりできます。また関東で近頃人気の「キンミヤ焼酎」も置いています。

「キンミヤ焼酎」は、「ナカ(小)」(272円)と「ナカ(ボトル)」(864円)で、サイダーや緑茶、ジュースなどの「割り杯」(272円~)で割って飲みます。ボトルだと大体4杯分は飲めるので、割安!


お洒落な店が並ぶ大名にあって、場所といい、ホルモンといい、ドリンクといい、昭和感たっぷり。間もなく平成も終わりをむかえるいま、タイムスリップしたような古きよき時代の酒場でのひと時を味わってみてはいかがでしょう?

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

ジャストミート

住所 福岡市中央区大名1丁目14-5 有光ビル1F-B
TEL 092-791-3429
営業時間 18:00~翌3:00
定休日 不定
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