グルメ | 新店舗オープン

ビルの奥に隠れる店の正体は、懐の広い日本料理店

2017年11月17日 08:00 by 木下 貴子

あらかじめ地図で調べ、お店が入っている高宮通り沿いのビルに辿りつき、置き看板までは見つけましたが入口が分かりません。しばらく周辺を見てまわり、ビル入り口のずっと奥の方に店があることに気付きました。

薬院3丁目、高宮通りから少し入ってすぐの場所に置かれた看板を目印に。左隣のメインエントランスの奥をずっとを進むとお店が現れます。


10月18日(水)にオープンした『ひなかの』は、落ち着いた雰囲気の日本料理店。入ってすぐに小上がり席があります。


「最初はカウンターだけの店にしようと思っていましたが、今後を見据えてテーブル席も設置しました」と店長の山田和孝さん。「小料理屋のようにご利用いただきたい」と、基本はカウンター席をオススメしています。


「春夏秋冬の4シーズンに大きく分け、そこから週替わりや日替わりメニューを提案していきます」と和食の醍醐味ともいえる季節感を大切に。その思いをすぐに感じさせてくれるのが、お通しとして出している「八寸」です。旬の食材や季節のあしらえで、一気にテンションがあがります!


山田さんと女将の桑代菜未さん2人が手掛ける料理は、魚、肉、珍味系が中心。鴨、猪、ウズラ、鹿などを使ったジビエ料理なども味わえます。正当な店構えと本格和食をいただけるだけあって、高級なお店と感じられる方も多いかもしれませんが、そこはご安心を。「基本はかしこまらずに。お酒を軽く楽しんでいただくだけでもいいですし、お食事だけでも大丈夫です」。価格もお手頃に設定されています。

「御造里」は1人前1,500円~で、日替わりの魚介が5点以上味わえます。写真は2人前と、ボリュームも満足。


「鴨の治部煮」(850円)。ジビエはほかに「ジビエサラダ」(1,800円)や「鶉雑炊」(600円)など。


「豚タン炙り」(650円)。


冬場はカウンターにおでんが登場。昆布出汁をベースに、色々な具材から出た味が混然一体となり絶品です! 1個150円~というお値段も嬉しいですね。

店舗で選び抜いた豊富な日本酒。お燗番の仁井博己さんがお客の気持ちをくみながら、日本酒をはじめドリンクを供してくれます。


「ご飯とお味噌汁を大切にしている」という〆に用意されている「釜炊きご飯」(300円)や、女将が心をこめて作る「ひなかの味噌汁」(400円)もぜひ。この2つを合わせていただけば、あぁ、日本人でよかったと思える至福の気分で幕を閉じられます。

小上がり席ではコース料理を提供。3,500円のミニコース、4,500円、5,500円のコースがあり、それ以上の価格でもおまかせで対応してくれます。「コンセプトは変えずに、お客さまが必要とするところに合わせながらやっていきたい」と山田さん。お一人様用の場合は料理の分量を変えたり、また希望すれば子ども用のセットメニューなども用意してくれます。16時半からという早い時間帯から開けているのも、その気持ちの表れ。

本格的でありながら、気軽にいける幅の広さと懐の広さ。日本料理というジャンルに加え、隠れ家的なこのシチュエーションにやや勇気がいるかもしれませんが、そこで躊躇してしまっては勿体ありません。初めての方でも心地よく過ごせるおもてなしとその味に満足できるはずです。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

ひなかの

住所 福岡市中央区薬院3丁目11-30 エステートモア薬院通り1F奥
TEL 092-521-6900
営業時間 16:30~23:30(OS23:00)
定休日 火曜
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