グルメ | 新店舗オープン

旬の食材による彩りと味わい。上品な創作串揚げと和食の共演

2017年10月26日 12:00 by 木下 貴子

大正通りからちょっと入った大名の裏通りに、新しくオープンした『串揚・旬菜 隆』は、すっきりと落ち着いた空間で、ゆっくりとお酒を飲みながら創作串揚げと旬の和食をいただけるお店です。


店主は、和食を中心に料理人として経験を積み上げた佐藤隆之さん。自分の店を開くにあたって、串揚げをメインにしようと決め、大阪や京都の串揚げ専門店を何軒も食べ歩いたといいます。「串揚げだけで完結する店がほとんどでした。もちろんそれもいいのですが、できれば自分が得意とする和食も味わっていただきたくて」。串揚げも一品もどちらも充実した店となりました。

料理の世界に入った時からすぐに独立を目標にしていたという佐藤さん。努力の上に花を咲かせた、うら若き店主の誕生です。


串揚げは基本的にセットでの注文となり、6本(1,296円)、8本(1,620円)、10本(1,944円)を用意(追加注文可能)。豚バラ、天然エビといった定番を組み込みつつ、例えば今の季節、栗や黒イチジク、秋茄子というように旬を重視した日替わりのネタを提供してくれます。そして、大注目なのが、ネタごとに違った味の提案をしてくれること。「色々な味を楽しんでいただきたくて」と佐藤さん。和食で培った知識を元に、バラエティ豊かにネタによく合う味付けを考案します。

この日の10本セット。食感を出すために細かすぎないパン粉を使い、米油で揚げていきます。サクサクのもっちり!(なお、写真はネタがよく分かるようにと、あえて上部は衣を付けずに揚げてあります)


左から、ゴマフの田楽、タコのバジルソース、栗、生マグロウニのせ(山椒・割醤油)、車エビ。栗と車エビはシンプルに塩とカボスでいただきます。


左から、牛ロース(おろしわさび)、宮崎産メヒカリ、大根風呂吹き(柚子味噌)、万願寺とうがらし、秋茄子(肉味噌)。こちらもメヒカリと、とうがらしは塩とカボスで。


その時の美味しい食材を、その味を一段と引き出す味付けで出してくれる創作串揚げ。セットで注文しても、数本ずつ、あるいは一本ずつ、お客のタイミングを見計らいながら揚げてくれるのも嬉しいところです。

串揚げだけをひたすら堪能したい方は別として、前述したように他にもいろいろな料理が楽しめるのもこの店の魅力の一つ。一品料理は刺身をはじめ、「青唐入り出し巻き」(540円)、「牛わさ」(972円)、「糸島焼厚揚げたっぷり焼味と京出汁汁」(432円)のような月替わりメニューと、「塩くじらあぶり」(432円)、「イワシ梅しそフライ」(756円)のような日替わりが数多く揃います。

この日の「刺身盛り合わせ」(1人前1,296円 ※写真は2人前)。左から中トロ、天然鯛昆布〆、生マグロ赤身、活きタコ(ゴマ油と生山椒)、銚子産イワシ(貝割・みょうがまみれ)。串揚げ同様、刺身もいろいろな味の提案がなされています。そして、一切れが分厚い!

料理も串も割とボリュームがあり、またお値段も手頃。たくさん食べて飲まれる方でなければ、刺し盛りと何か一品料理、それに6本セットの串揚げで十分お腹になるはずです。「ふつうに食べて、お酒を飲んでいただいて、だいたい4,000円くらいでみなさんご満足いただいています」と佐藤さん。店の印象やその美しい盛付けから想像すると、アッパークラスの和食屋のように感じられますが、なんのなんの、ふだん遣いのできる和食居酒屋というところでしょう。さらには「1人住まいの方の多いエリアなので、今後は夜定食なども出してければ」とのお言葉も。ちょっと背筋を伸ばして、心地よく、お酒と料理を大人的に楽しむにふさわしいお店なのです。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

串揚・旬彩 隆(たか)

住所 福岡市中央区大名1丁目8-27 ニューリバー大名101
TEL 092-406-8512
営業時間 17:00〜24:00
定休日 不定
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