グルメ | 新店舗オープン

惜しまれながら閉店した名店の味噌ラーメンが待望の復活!

2017年10月13日 08:00 by 山内淳

今でこそ多様化してきた福岡のラーメン業界ですが、豚骨ラーメン一辺倒だった40年以上前から味噌ラーメンが評判だった「中華しんちゃん」。しかし、店主が腰を痛めて休養のために閉店を余儀なくされたのは、2014年3月末のことでした。それから3年過ぎた今年の夏頃から、「今泉のワインカフェで、『中華しんちゃん』の味噌ラーメンが食べられる」という噂を聞くようになりました。

訪れた場所は、奇しくも以前「中華しんちゃん」があった場所。現在はビルが建て替わっていて、お目当ての店は5Fにあります。エレベーターを降りると、確かにワインカフェだけあってオシャレな造り。本当に中華料理や味噌ラーメンが食べられるのか半信半疑です。

でも、カウンターに並ぶ顔ぶれを見て一安心。右の方こそが「中華しんちゃん」の店主だった金澤広次さん。そして隣にいるのが、この店『Kitchen きく茶』の店主で娘の金澤きくよさんです。「これまでこの場所で『Copain Copine(コパンコピーヌ)』というワインカフェを営んでいました。最近は父の腰の具合が以前よりも回復したので店を手伝ってもらい、味噌ラーメンや中華料理を出すようになりました。そしてこの秋、メニューを中華料理中心に一新して、10月10日(火)から『Kitchen きく茶』と店名も変えました」ときくよさん。

厨房で中華鍋を振るう広次さん。この姿を懐かしく思う方も少なくないはず。

こちらが名物だった「みそラーメン」(700円)。スープのベースは鶏ガラと少量の豚骨で、3種の味噌に野菜のエキスをブレンドしています。濃厚な味わいでコクと甘味のあるスープに、シャキシャキのもやしと旨味が染み込んだ挽肉がアクセント。モッチリした中太ストレート麺によく絡みます。当時と変わらぬ味は、往年のファンに喜ばれることでしょう。

そして、もうひとつの名物「チャーハン」は、塩コショウが効いた昔ながらの味。写真は「みそラーメンセット」(900円)に付くミニサイズで、通常サイズはスープ・ミニサラダ付きで700円です。特に奇をてらうこともなく、ただただシンプルですけど、不思議とクセになるおいしさなんです。「中華しんちゃん」時代は味噌ラーメンとのセットはありませんでしたが、『きく茶』に生まれ変わって2つの名物をセットで食べることができるようになりました!

『きく茶』という新たな店名は、きくよさんの名前と「飲茶のように、食事とドリンクを気軽に楽しんでほしい」という思いによるもの。今後はカフェらしくスイーツやサンドイッチのような軽食を出したり、夜は中華料理だけでなくお酒に合う体にやさしい惣菜も出したりする予定だとか。さらに、元ワインカフェだったので、カリフォルニアやボルドーのワインも40種ほど揃えていますよ(グラス450円~、ボトル2,500円~)。

取材・文:山内淳
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プレイス情報PLACE

Kitchen きく茶

住所 福岡市中央区今泉1丁目11-6 H&Sホームビル5F
TEL 092-712-4011
営業時間 ランチ11:30~16:00、ティータイム16:00~18:00、ディナー18:00~23:00(月~木曜)、18:00~24:00(金・土曜、祝前日)
定休日 日曜
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