グルメ | 新店舗オープン

九州の食材を織り交ぜたグルメ志向のハンバーガーショップが薬院に誕生

2017年09月22日 08:00 by 山田 祐一郎

パンの間に挟まれているのはハンバーグ、チーズ、野菜。この説明だけで、ほとんどの人は「ああ、なるほどハンバーガーのことか」とイメージできるはず。日本にマクドナルドがやって来て以来、多くの日本人に親しまれてきたハンバーガー。最も日本人に慣れ親しまれているアメリカンフードと言っても過言ではないでしょう。
ただ、今や日本人の誰もがハンバーガーの存在を知っているくらいに浸透しているにも関わらず、例えば、チェーン店以外でハンバーガーを食べようとすると容易ではありません。なかなか提供しているお店ってないんです。さらに、専門店としてハンバーガーを追求している店となるとハードルはグンと上がります。


もっと、もっと、美味しいハンバーガーが食べてみたい――そんな欲求に応えてくれる救世主が薬院に誕生しました。9月7日(木)にオープンした「B.B.M」は、生粋のハンバーガー専門店です。店を立ち上げたのは、これまで飲食業に身を置き、数々の飲食店の企画・立ち上げを手掛けてきたという大山さん。そんな大山さんがハンバーガーの店を立ち上げたのは、必然のように思えました。
「自分でお店を始めようと思い、改めて、世界の国々を巡ってきました。ヨーロッパからアメリカ、アジアと旅する中で、福岡という立地を生かしつつ、それでいて、今まで福岡になかったような業態を探していたところ、ある国で食べたハンバーガーに衝撃を受けたんです。そのハンバーガーの感動的な美味しさもさることながら、パンで具を挟むというシンプルな食べ物でありながら、これほど世界で愛されている食べ物はほかにないんじゃないか、と。食材の宝庫である九州で、さらにこれまでの自分の培ってきた食のネットワークを生かしつつ、どこにもないハンバーガーを作りたい。そんな気持ちが湧き上がってきました」。

近年、東京ではちらほらと“グルメ系ハンバーガー”と表現したくなるような、食材を吟味し、さらに創作性の高いハンバーガーが登場し、話題を集めています。ついに、福岡でもグルメ志向なハンバーガーが楽しめるようになったのです。

↑「ベーコン・スカモルッツアバーガー」1,550円

この「B.B.M」では、基本のハンバーガーが7種類揃い、そのほか、季節のハンバーガーがメニューに加わります。バーガーの心臓部とも言えるパティには九州産黒毛和牛とアンガス牛を使用。アンガス牛による赤身ならではの力強い肉の旨味、そして黒毛和牛による脂身の美味さときめ細かな肉質とを独自の黄金比によってブレンドします。そこに合わせるのが数種類のスパイスです。大山さんは「スパイスは魔法ですね。正しく、適切に使うと、ほんの少し足すだけで、味わいが劇的に変化します。スパイスの配合にも試行錯誤を重ねました」と教えてくれました。


そのような理由から、ハンバーガーといえば、一般的にマヨネーズやケチャップ、ミートソースや照り焼きソースといったようなソース類が使われているケースがほとんどですが、「B.B.M」では必ずしもソースを掛けるとは限りません。
例えば、大山さんのイチオシである自家製ベーコンとモッツァレラを燻製した「スカモルツァ」を挟んだ「ベーコン・スカモルッツアバーガー」(写真上)には、あえてソースは未使用。パティ、ベーコン、スカモルツァとのハーモニーを純粋に堪能できる一品です。そして、実際に食べてみると、これが感動的に大正解。パティに含有されたスパイスの風味が躍動し、ベーコンがもたらす程よい塩気とジューシー感、スカモルツァの芳しい燻製の風味と濃密なコクとともに、食欲を猛然と掻き立てました。


スパイスはパテだけでなく、魚介も引き立てます。「玄海バーガー・鯵」(写真上)は玄海産のアジをフライにして挟んだハンバーガーで、こちらにはたっぷりのタルタルソースを合わせています。ここで登場するのが、仕上げに掛けるという山椒。フライのサクッとした食感とタルタルソースの濃密な味わい、そこに山椒の清涼感が加わることで、立体感が生まれます。

ハンバーガーはそのほか、店の名前を冠したフルボリュームの一品「B.B.Mバーガー」(1,680円)、オーソドックスな基本形となる「ハンバーガー」(950円)、レモンとミントの酸味が爽やかな「レモンミントタルタルチキンバーガー」(950円)、濃厚なアボカドがクセになる「アボカドバーガー」(1,150円)、佐賀・武雄産のパクチーが山盛りの「パクチーベーコンバーガー」(900円)と多彩なバリエーションです。いずれもフライドポテトorサラダ付きですよ。また、ハンバーガーはいずれもテイクアウトOKです。

店内にはテーブル席、カウンター席を備え、ペット同伴、喫煙OKのテラス席もあります。シチュエーションに応じて利用できるのが嬉しい限り。
ハンバーガーといえば、やっぱり恋しくなるのがビール。選りすぐりの瓶ビールに加え、そのほかのアルコール類も充実しています。今後はデザートも拡充する予定です。

バンズに具を挟むことで広がるハンバーガーの世界。これからが楽しみです。

取材・文:山田 祐一郎
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プレイス情報PLACE

B.B.M(バーガー・ビッグ・マウンテン)

住所 福岡市中央区薬院1丁目16-5 松井ビル1F
TEL 092-985-8080
営業時間 11:00~23:00 (フードOS22:00、ドリンクOS22:30)
定休日 不定休
URL https://www.instagram.com/b.b.m.yakuin
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