
グルメ
人気屋台「長浜満月」が路面店として長浜で再スタート!
2017年07月25日 08:00 by 山田 祐一郎
福岡の屋台といえば、大きく、天神エリア、中洲エリア、長浜エリアの3つに区分されます。長浜エリアは、替玉発祥の地ということもあり、古くから大半の屋台でラーメンが提供されてきました。長浜の屋台ではラーメンは必須。そんなイメージがしっかり根付いています。

「長浜満月」はかつて、そんな長浜エリアで人気を博した屋台でした。現在の場所に店舗を構えることなったのは6月7日(水)のこと。店主・内山さんは「屋台が続けられないことになってしまったので、六本松や赤坂といった長浜以外のエリアでも空き物件を探していたんです。すると、ひょんなことからこの場所がテナント募集になったのを知り、これはこの場所で商売を続けなさいというお告げのようなものなんだろうと思い、慣れ親しんだこの長浜で気持ちも新たに商売を続けていくことに決めました」と経緯を教えてくれました。


真っ先に目を引くのが、中央に置かれた屋台。長年使い続けてきた屋台をそのまま壊してしまうのは忍びないということで、丸ごと店内に運び入れたそう。屋根の部分に取り付けられた看板をはじめ、屋台のフレーム、タイヤなどカウンターの天板部分以外はそのままの状態です。天井部分や柱には常連さんのサインや名刺が残っていて、長くに渡って愛されてきた屋台だったことが伝わってきました。

店内は屋台のほか、テーブル席、壁際のカウンター席が用意されていて、団体さんでも、お一人様でも気兼ねなく利用できる造りに。「雨の日でも営業していますし、夏はクーラー、冬は暖房、空調完備で年中快適になりましたよ」と内山さんが笑顔を見せるように、屋台の雰囲気はそのままに、さらに利用しやすくなったネオ屋台なのです。



↑ラーメンは550円、替玉は120円

メニューは基本的には屋台時代と変わらず、焼鳥や炒め物、そしてラーメンがメイン。お値段も手頃で一軒目にはもちろん、他で軽く飲んだ後にふらりと立ち寄る場合にもおすすめ。当然、お酒を飲まずにラーメン一杯だけでもウェルカムです。

↑刺身は日替わりです。写真はカンパチ

↑魚串は1本200円〜
ちなみに、メニューで大きく変わったのが、魚介メニューの充実。屋台では生物は提供できないルールがありましたが、新たなこの店では刺身も楽しむことができるようになりました。長浜の鮮魚市場に近い立地を生かし、新鮮な魚を仕入れ、お値打ち価格で出しているとのこと。
さらに、焼鳥メニューには魚串が加わっています。「お一人のお客さまの場合、なかなか魚が食べられないなと思い、気軽に味わっていただける串焼きを思いつきました。いろいろな魚をちょっとずつ堪能できるので、お客さまからもとても好評です」という内山さん。
長浜満月の屋台時代を知る方も、そうでない方も、ぜひこの博多流ネオ屋台に足を運んでみてくださいね。
取材・文:山田 祐一郎
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