グルメ | 新店舗オープン

ほどよい緊張感と心地よさ、そして美味しいお酒で「良酔の時間」を

2017年07月10日 08:00 by 木下 貴子

国体道路沿いのビル2Fという開けた場所にありながら、落ち着ついた空気感で寛げるオーセンティックバーが誕生しました。店に入ると真新しい匂いの中にほのかに樹の香りも感じられます。見ると、店の顔ともいえるバーカウンターはマホガニーの一枚板造り。香りの源はきっとここからでしょう。




マスターは、福岡の名バーテンダーの一人である「バーオスカー」の長友修一さんのもと、約13年と半年間研鑽を積んだ森山照彦さんです。「自分の店だからといって、これまで勉強してきたことを変えるつもりはありません。トータル的に満足できる空間と、良酔の時間をご提供したいと思っています」と話します。



空間づくりは心地よさを追求。「もちろん個人差はありますが、座って手を置いた時に高すぎないよう低すぎないよう、ベストな椅子の高さを探りました」。同じように計算しながらテーブル席も用意。また、広い窓がある店を探したといいます。光ゆらめく国体道路の夜景が望める大きな窓は開放的で、リラックスした時間も得られます。

お酒のメニューは、「メニューに乗せるには限りがあるので、あくまでも金額の参考にしてください」と森山さん。つまりメニューはあってないようなもので、要望に応じてお酒やカクテルを用意してくれ、またその日その時の気分を伝えればオリジナルカクテルも作ってもらえます(ドリンク972円~、チャージ540円)。

長友さんのバー哲学を大切にするなか、ご自身のスタイルで表現されるのが、フルーツのコンポートを使うカクテルです。「例えばビワやチェリーのように味がやさしいものはフレッシュのままカクテルしても元の味は感じにくい。コンポートにすることで味を濃く引き出せるんです」。もちろん仕込みに時間がかかりますが、「1人でやっているお店だから大量に作らなくてもいいし、自分のペースでやれるので」と話します。

そのサクランボのコンポートを使用するカクテルを作っていただきました。

コンポートを圧砕し、数種類のリキュールを加えていきます。




さすがのシェーカーさばきです。これぞバーの醍醐味、自分のためにお酒が作られる様子は目が離せません。




仕上げにレモンピールを浮かべて。チェリーのコンポートをミックスした「コスモポリタン」の完成です。こちらは1杯1,620円。




鮮やかなチェリー色の「コスモポリタン」。軽くふくんでみると、ふわっとチェリーの香りが口に広がります。人工的な香料ではなく自然由来の香りなので、まさにチェリーの果実そのものの風味が感じられます。『リドリー』ではこのようにコンポートにした旬のフルーツを2~3種用意し、カクテルに使用されます。もちろん旬のフレッシュフルーツを使うカクテルも楽しめます。


開放的であり落ち着ける空間、物腰のやわらかい森山さんとの会話、そして美味しいお酒。ほどよい緊張感もありながら、入りやすく間口の広さを感じるバーです。夕方5時から開いているので、買い物や仕事帰り、あるいは食事の前など早い時間帯でも利用できるのが嬉しいところ。気負うことなく訪れて、自分だけの極上の一杯が味わえます。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

Bar RIDLEY

住所 福岡市中央区大名1丁目1-9 アトラス2F・B
TEL 092-762-7789
営業時間 17:00~翌3:00(OS2:00)
定休日 不定
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