グルメ | 新店舗オープン

老舗食堂が復活し、新装開店! いままでも、これからも変わらずに

2017年06月12日 08:00 by 木下 貴子

待ちわびていた人も多いはず。店舗の老朽化にともないクローズしていた薬院の老舗食堂『王丸食堂』が、5月にリニューアルオープンしました!

一軒家だった店は、新しいビルの1Fに。往年のファンは驚きもあったかもしれませんが、明るくモダンで、家族連れや女性一人がより入りやすい雰囲気に。全席禁煙にもなりました。



メニューは以前とほぼ同じの約40種類と種類豊富。「王丸定食」(1,000円)、「ヘルシー定食」(1,250円)、「博多定食」(1,250円)という色々なおかずがセットになった定食から、「とんかつ定食」(1,100円)、「塩サバ定食」(980円)というふうに、揚げもの、焼きもの、煮もの…品書きには定番の定食がずらり並び、目移りしてしまいます。

焼肉、煮野菜、小鉢、味噌汁、ご飯、漬け物がセットになった人気の「王丸定食」(1,000円)。

 

下ごしらえをしっかり行って柔らかく焼き上げた焼肉。

 

ゴロンと大きな煮野菜。やさしいお出汁がそれぞれの野菜の味をしっかり伝えてくれます。

 

味噌汁はプラス150円で、貝汁や豚汁に変更ができます。貝汁は具がたっぷりで身がプリプリ!

 

定食に付く小鉢は、ショーケースから自分で好きなものを選ぶことができます。こちらも以前と同じスタイルです。小鉢は日替わりで約30種類、毎日用意されています。

 

焼きナスをチョイス。香ばしく風味よいおナスです。小鉢も量が結構しっかり。「王丸定食」を完食したら、お腹がぱんぱんに膨れました。男性でも十分満足なボリュームです。

 

このリニューアルを機に代替わりして、三代目・王丸太平さんが店を切り盛りするようになったといいます。実は、以前の店をクローズする時に「父も高齢になったこともあり、店を畳む話もあったんです」と王丸さん。「でも今の時代、純粋な一膳めし屋は減ってきています。こういった店を残すためにも自分が継承しようと思いました」。仕事で海外生活の長かった王丸さん。だからこそ、日本を出てから感じた日本の昔ながらのものを大切にしていきたいという気持ちが強かったと話します。

「少し割高にはなってしまいますが、やはりいい食材を使ったおかずと一緒に、美味しいご飯を食べていただきたい」。食材は国産、野菜は旬のものが中心、そして魚は仕入れが難しいもの以外は鮮魚にこだわります。その鮮魚を使った「本日の魚定食」もあり、日替わりで何種類も用意されます。「野菜や魚の形や大きさは不揃いですが、そこに時季の違いを感じてください」と笑います。ちなみにお米は、糸島の生産者さんから直接仕入れています。

「日常的に来ていただいても、飽きずに色々選べるように」と王丸さん。定食という家庭に近い料理を出すだけでなく、味付けも、例えば夏の熱い日は「汗をたくさんかくから少し濃い目に」といったふうに気候や天候によって調整していきます。家庭の食卓の延長線上にあるような店でありたいという思いは、王丸さんのお祖母さんが始めた創業時から変わらぬまま。

今年で創業63年。「時代の変化や流行に左右されず、日常に溶け込むように変わらずそこにある一膳めし屋であり続けたい」と話します。目指すは創業100年。これからもずっと、福岡の人たちに温かい食卓を届けてくれることでしょう。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

王丸食堂

住所 福岡市中央区薬院2丁目17−13 1F
TEL 092-771-9273
営業時間 11:00~16:00/17:00~OS21:45
定休日 金曜日
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