グルメ

パレスチナ料理専門店が大名のど真ん中にオープン

2017年03月24日 12:00 by 山田 祐一郎

世界50カ国以上を旅してきた店長を務める菅さん。パレスチナに滞在した際、この国の食文化に深く触れました。現地の飲食店を巡り、ホストファミリーにパレスチナの家庭料理を教えてもらう中で、世界各国の味を知る菅さんは、その美味しさに感動したそう。「パレスチナのことを、料理を通じて知ってほしいんです。パレスチナの製法で、日本の食材を使いつつ、その味を再現しています。スパイスは現地で仕入れてきたものを使っているんですよ」。菅さんはとても楽しそうに、調理をしつつ、教えてくれました。





この店は元々、イタリアンの店「トラノイ」として営業していましたが、3月1日から、中東料理、それもパレスチナ料理の専門店として一新。このリニューアルの際に店長になったのが菅さんです。

そもそもパレスチナ料理の存在自体に馴染みがない人のほうが多いはず。その特徴を聞いてみると「香辛料を効かせているけど、激辛料理というわけではないんです。あとはひよこ豆を多用するところ。オリーブオイルを比較的使います」とのことでした。



初めて食べるなら、ランチのプレート盛り合わせがおすすめ。ひよこ豆を使ったコロッケ「ファラフェル」、チキンの炊き込みごはん「マクルーバ」、豆とゴマをペーストにした「フムス」など、パレスチナの美味が楽しめます。
マクルーバには特製のヨーグルトソースをかけて食べます。さらっとした酸味が実に合うんです。そして、ファラフェルはカリカリの衣による食感がウリ。ベースは素朴な味付けながら、そこにスパイスによるアクセントが加わり、これがクセになります。



これはランチプレートにつくスープです。フリーケという青麦が使われていて、ベースはチキンの出汁、そこにローストしたフリーケによる香ばしさが加わります。これもまた、なかなか福岡ではお目にかかれない味わいです。



一品料理で注目なのがイスラエル料理の代表的な一品「シャクシューカ」です。これはイスラエル流の目玉焼きのような料理。オリーブオイルでトマト、タマネギなどを炒め、スパイスで味付けし、その中央に卵を落として半熟に仕上げたもの。そのまま食べても良いですし、パンで絡め取って食べるのもおすすめ。
このほか、アラブ流のラムハンバーグも人気なのだそう。ちなみにシャクシューカを含むビール付きのちょい飲みセット(1000円)もありましたよ。



アルコールなら、福岡ではおそらく他でお目にかかれないパレスチナ、ベツレヘムから直輸入した蒸留酒「アラック」で、パレスチナ気分を満喫するのも一興です。ただ、アルコール度数が50度あるそうなので、お酒に弱い方はご注意を。





「パレスチナはとても親日です。日本は発展途上国であるパレスチナに支援をしていて、例えば、日本の支援によって整備されたジェリコ農産加工団地があるなど、パレスチナの発展を支えています。この店でパレスチナの料理を食べて、こうやって気軽に会話しながら、遥か離れたパレスチナに興味を持ってもらえるきっかけになれば良いなと思っています」と言う菅さん。
ジェリコ農産加工団地(Jericho Agro-Industrial Park=JAIPの存在を知ってもらうためのTシャツを販売するなど、物販も今後は力を入れていきたいと抱負を語ってくれました。

取材・文:山田 祐一郎
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