グルメ | 新店舗オープン

立ち飲み、日本酒、あったかおむすび。日本人でよかったと思える瞬間

2017年02月03日 08:00 by 木下 貴子

コンパクトで魅力的な飲食店が集まる警固界隈。梯子酒もしやすくお酒好きが多く立ち寄るエリアですが、また新たに、0次会から最後の〆の一杯に重宝するであろうお店が仲間入りしました。警固町の交差点からすぐ側(北側)に、1月6日に誕生した立ち飲み酒場『けごむす』です。



↑以前は和食屋があった場所。入口の場所から変えるなどほとんど新しく改装され、とても雰囲気のよい空間が誕生しました。

 

聞くと、薬院にある「39酒場 魚平」の姉妹店で、筑紫野市にある居酒屋に続いてこちらが3店舗目となります。「前々から立ち飲みをしたいと思っていて、エリア的にも広さもちょうどいいこの場所を見つけました」と代表・高山洋平さん。念願の立ち飲みをするにあたって特段に気にかけたのがカウンター。「特に高さはすごく悩みましたね。くつろげる高さはどれぐらいだろうって…」。結果、一般的な立ち飲みのカウンターよりも少し高めにして設置したそうです。確かに、ちょうど肘をつきやすく、くつろぎやすい高さです。

お店のテーマにしたのが「昔から伝わる日本のよさ」。内装には昔の建具や欄間などを活用し、大きな火鉢を使って調理したりもしています。「日本には長い間つちかわれてきたいいものがたくさんあります。食にしても文化にしても。それを今一度見つめ直し、味わってもらいたくて」と高山さん。


↑骨董屋などをまわって見つけたという火鉢。炭で焼いた香ばしさに加え、この雰囲気に一層おいしく感じられます。

 

お酒も核となるものが、日本で昔から造られ飲まれている日本酒です。香り高くてキレがよく飲みやすいものから、ツウ好みの熟成酒まで幅広く、約20種類を揃えます。しかもどの日本酒も一律432円(100ml)というから、これは日本酒好きにはたまりません! ほかにビール486円、焼酎421円~、グラスワイン432円などひととおりのお酒類が揃います。



↑日本酒は燗つけも人気。これもまた古くから続く日本のよき酒文化ですね。


↑レモン、柚子、ぽんかんなど生絞りのサワーもあります。生絞りサワーは「炭酸が抜けにくいように」と、柑橘、焼酎&アイス、炭酸水をセットで出してくれます。自分の好みの味が作れるのも魅力。

 

料理はおさけのアテになるものが中心。自家製の燻製や、「炙り明太子」「ホタルイカの畳干し」といった火鉢で炙るおつまみや、「魚平のポテサラ」「鶏ハム」といった一品料理、さらには立ち飲み酒場では珍しく刺身や白子、あん肝などもいただけます。「お一人のお客様でもいろいろ食べていただけるように」と小さめのポーションで手頃な価格にて提供。421円のメニューが中心で、白子やマグロも540円という破格値で出されています。「魚平」をご存知の方なら容易に想像がつくでしょう。このお値段でも味はもちろん間違いなしの美味しさです。

 

忘れちゃならないのが、店名の由来となった「おむすび」です。「筑紫野で義父がお米を作っているんですが、これがめちゃくちゃ美味しくて」と高山さん。「このお米をぜひとも食べて欲しくて、この店を始めたと言っても過言ではありません」。メニューの筆頭に「おむすび」を掲げ、塩・梅・おかか・鯖ほぐし・鯖マヨ・鮭・焼きと7種類用意しました。一粒一粒が立ったお米を崩さないようにふんわりと握られた「おにぎり」は、〆にぜひ!
 

おばあちゃんちのようなほっとする感じを全体のイメージにしたそうです。そんな雰囲気の中、昔ながらのものに触れ、食べて飲み、最後にほかほかのおにぎりを口に頬張る…まさに日本人のDNAに響いてくるお店なのです。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

三九酒場 けごむす

住所 福岡市中央区警固2丁目15-1 1F
TEL 092-406-7855
営業時間 17:00~翌3:00
定休日 不定
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