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今、いろんなまちで増えている『地域カフェ』へのチャレンジ!

2017年01月30日 15:00

●地域カフェってなに?
「地域カフェ」とは、年代や性別を問わず、地域の住民の誰もが気軽に立ち寄れる「場」。さまざまな人が参加でき、地域コミュニティとつながる「きっかけづくり」ができる場として、注目を集めている。

 


 

●今年はカフェスタイルで地域のことを自分のことに
今、地域の人々のつながりをもう一度つくりなおそう、再構築しようというチャレンジが、福岡市内のさまざまな場所でスタートしている。その活動のひとつとして注目されているのが「地域カフェ」だ。

とはいえ、日常的に地域の人々と交流する機会のない人は、ピンと来ない。「地域カフェ」ってなんだろう?と、その特徴を、地域福祉活動のサポートを担う福岡市社会福祉協議会の馬男木さんに伺ってきた。

馬男木さんが教えてくれたのは、まずその親しみやすさ。「年齢や立場を問わず、誰でもウェルカムなんです。とりあえず公民館や集会所に足を運ぶきっかけを持ってもらおうという目的で始まる場合が多いですね」。

たとえばバリキャリ女子や会社勤めのお父さんなど、むしろ今まで地域と関わりを持つ機会が少なかった人が、気軽に足を運べるような場となるのが理想形だという。

「地域カフェ」は、参加者の気持ちのハードルを下げるために、開催時間中ならいつでも出入りOKで、全員参加のプログラムもあえて設けないのが主流。なんだか居心地良さそう!

●もしかしてあなたも社会的に孤立している?
馬男木さんは、ちょっと気になる話も教えてくれた。

「子育てや介護でストレスを抱えていても、相談する相手が身近にいないという方はたくさんいます。そんな方は、若くても働いていても『社会的孤立』の状況にあるかもしれません。もしかして私も?って思い当たる方は多いのではないでしょうか」。

そんな方々が本当に行き詰まり、大きな問題を抱え込んでしまう前に、誰かが気づいてあげられたら。また近所に相談できる場所や人を知っていたなら、状況が大きく変わるのかもしれない。

「地域カフェ」で地域の顔見知りができるだけで、安心感が増し、本当に困った時は相談してみようという気持ちも湧いてくる。万が一災害に見舞われた時も、地域に頼れる知り合いがいるだけで、心強さは100倍だ。「みなさん『助けられ上手』になりましょうよ。もっとまわりに甘えていいと思いますよ。そして、そのためには自分もつながろうとする努力をして、SOSの発信の仕方を知っておいたほうがいいですね」。

地域との仲を深めるきっかけとして注目が集まる「地域カフェ」だが、各地に登場したのはここ2、3年のこと。

馬男木さんが「カフェができたから終り、というものではありません」と言うように、「地域カフェ」で得たものを次につなげていくことが必要。学生や企業とコラボしたり、また地域活動に参加する次世代を探したり。「地域カフェ」のチャレンジはまだまだ広がりそう。



地域カフェについてお話をしてくれた、福岡市社会福祉協議会の馬男木(まなぎ)幸子さん。福岡ファミリー・サポート・センター所長としても活躍中。



取材に同席してくれた、福岡市社会福祉協議会の木下理美さん。「例えば、地域の子どもたちが集う場所に、学習塾の方が協賛してくれたり。今後は、地域の活動に企業のサポートが付くなど、いろんな形での社会貢献が広がると思っています」。

●地域カフェや地域貢献にチャレンジしたくなったら?
福岡市に在住の場合、各区の区社会福祉協議会に相談できる。福岡市社会福祉協議会HPのTOPページに、区社会福祉協議会の場所・連絡先や活動の様子を紹介しているので、まずはチェック!
http://www.fukuoka-shakyo.or.jp

 


 

●東区箱崎でチャレンジ!/コミュニティサロンきんしゃい
“平均年齢68歳”の元気な箱崎のみなさんが2012年に立ち上げた「コミュニティサロンきんしゃい」。以前は箱崎で一番賑わっていたという商店街「きんしゃい通り」に位置し、気軽にトイレを借りたり、休憩できたりする。近所のお年寄りや子どもたちの“寄り道どころ”として、また商店街を明るくする存在として、祝日を含め連日オープン(9:30〜17:00、日曜休み)。週2~3日は職員の配置あり。


きんしゃい所長の宇加治さん(右)、常連さん(中)、サロン相談員の蕗谷さん(左)  



サロンで活動中の「手芸サークル ぬいぬい」の作品を展示販売。



デイサービスに併設され、地域の方向けの無料相談会(法律・年金・介護など)も喜ばれている。



コーヒーや野草茶は無料サービス。ぜんざいや缶ジュースもある。



ガラス張りの開かれた空
 

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