グルメ | 新店舗オープン

たくさんの人の愛に溢れる、小さな立ち飲み酒場

2017年01月11日 08:00 by 木下 貴子

薬院六角の側に、こんな裏道があることは今の今まで知りませんでした。1度目の訪問では地図を見ながらそれでも辺りを迷って辿りつき、2度目の訪問では「もう大丈夫だろう」と記憶を頼りに行こうとしましたが再び迷って再度地図を出して到着。12月に警固1丁目にオープンした『酒場 みんなの黄ちゃん』は、そんなちょっと隠れ家的な場所にあります。


↑初めての人は十中八九迷いそうな裏道。店が道沿いでないので要注意。道から少し奥まったアパートの1階がお店です。
 

「黄(こう)ちゃん」というお名前に、ピンとくる人も少なくないかもしれません。「黄ちゃん」こと店主・黄小晃さんは、「とどろき酒店」の元スタッフ。「とどろき酒店薬院stand!」では立ち上げから携わり、そちらの角打ちのママも勤めました。神奈川出身で、東京の色々な店で経験を積んだ後、福岡にやってきた黄ちゃん。「どどろき酒店」を退職した後は、国内国外を飛び回りながら次の進路をどうしようか考えていたところ、「皆さんに応援され、後押しされ、お店を開くことになりました」と話します。お店は、これまでの経験が生かせ、また自身が大好きであるという酒場に。それも立ち飲みメインの酒場です。


↑カウンター越しに見る黄ちゃんの笑顔、カムバック!

人好きされる黄ちゃんゆえ、飲食業界にもお友達がたくさん。その交友関係から生まれた料理メニューはとってもユニーク!「コキンヌの白金豚テリーヌ」、「クロマニヨンのスネハム」「yorgoのカラスミでからすみ餅」「Love All のお酒に合うスイーツ」というように、福岡の人気店が集結してメニューが構成されています。合わせていただけるお酒は、「とどろき酒店」で培った経験と知識をフルに使ってセレクトした全国銘酒と自然派ワインが中心(500円~)。お酒があまり強くない方のために、「自家製レモンサワー」(600円)も用意しています。


↑「コキンヌの白金豚テリーヌ」(1,000円)。


↑yorgoのカラスミを添える「カラスミエッグ」。クロマニヨンベーコンを添える「ベーコンエッグ」も人気!(各シングル350円、ダブル400円)。


↑黄ちゃんの手作り料理も数品用意。こちらは「自家製ぬかづけ」(300円)。「鰯つみれと大根煮」といった季節メニューも。


↑日本酒、ワインのセレクトもお見事!お手頃ワインからちょっといいワインまで幅広く、グラスで楽しませてくれるのでぜひ好みを伝えてみて。

 

「食べること、飲むことが大好き」という黄ちゃん。全国津々浦々、大衆酒場から高級レストランまで「今まで食べ飲み歩いた経験を、ここで発揮したいと思います」。立ち飲みカウンターをメインにしたのは「1人でも来やすい店に」という思いから。一方で、「座って飲みたい方や、休憩したい方のために」と椅子やボックスシートも用意しました。



↑写真上の二脚の椅子、写真下のボックスシートはそれぞれ二俣公一氏、高須学氏の作品。2人とも福岡を拠点に活躍する注目の建築家なのです。

ちなみにボックスシートは予約ができます。「電話がないので、直接予約しに来てもらうことになりますが(笑)」と黄ちゃん。

 

料理もお酒も空間も、たくさんの人たちが応援し、その要素がギュギュっと詰まっています。お店のロゴは画家の牧野伊三夫氏によるもの。「最初はふつうに『酒場 黄ちゃん』だったんです。でも、牧野さんが『みんなのって入れたほうがいいよ』って付けてくれたんです」。

カウンターで飲んでいると、馴染みのお客と黄ちゃんの「こうしてみたら?」「こんなメニューはどうかな?」といった会話も聞こえてきます。つまりこの店は、みんなが集える酒場であるとともに、みんなと作り上げていく酒場なのです。その「みんな」に加わるのは決して難しくありません。自然体で接してくれる黄ちゃんと話しているうちに、あなたもいつの間にか「みんな」の一員となっているはずです。

【酒場 みんなの黄ちゃん】
●住所:福岡市中央区警固1丁目3-6 警固フラット101
●営業時間:17:30~24:00
●定休日:日曜、不定(インスタグラム、フェイスブックにてお知らせ)
 

取材・文:木下 貴子
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酒場 みんなの黄ちゃん

住所 福岡市中央区警固1-3-6

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