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イベント

あのアニメの巨匠たちが若かりし頃に手掛けていた!『THE 世界名作劇場展』を開催中!

※このイベントは2016年11月20日(日)をもって終了しました。

2016年10月20日 18:00 by 筒井あや

「フランダースの犬」や「あらいぐまラスカル」「赤毛のアン」など世代を越えて親しまれている「世界名作劇場」をはじめ、「ちびまる子ちゃん」、「未来少年コナン」「うっかりペネロペ」など、120作品を超えるアニメーション作品を生み出した日本アニメーションは、2015年に創立40周年を迎えました。

「作品を観る子どもたちの心の糧となり、人の心を豊かに育むアニメーションづくり」を志した創業者・本橋浩一の精神を受け継ぎながら、いまも良質なアニメーションを作り続けています。
この展覧会では、人々に夢と感動を与え続ける「世界名作劇場」シリーズを中心に、作品の制作過程にスポットを当て、貴重な制作資料や一般初公開の原画などを交えながら紹介されています。

また、宮崎駿や高畑勲、森やすじなどアニメ界の巨匠が若かりし頃に手がけた作品の絵コンテなども出展されていて、日本のアニメーションの歴史を垣間見る事ができます。

その展覧会に行って来ました!

会場では、当時のアニメーションが流れていて、今も耳に残る音楽に懐かしさを感じながら当時制作された原画などを見ることができ、こんな風にキャラクターが作られたのね!と感じたり、このアニメの女の子に憧れていたな〜と子供の頃を思い返したり。でも数十年前の作品とは思えないくらい、新しくも感じたりしました。

その作品を少しだけご紹介します。

やっぱり忘れられないのは「フランダースの犬」。同行した編集スタッフは「もう、この絵を見るだけで悲しくなる!」と切なげにネロとパトラッシュを見つめていましたよ(笑)。

私が興味を持ったのはキャラクターの描き方。

いろんな表情のキャラクターが描かれていて、今にも動き出しそうです。と、同時にこれはあのシーンかな?このポーズよくやってた!とどれを見ても子供の頃の思い出と一緒にテレビに映ったシーンを思い返します。

特に2人揃って「かわいい!!!」と絶賛したのは、やっぱり「あらいぐまラスカル」。動物の愛らしさをそのままに描くのと同時に、子供が受け入れやすい可愛さもプラスされていて、スゴいな〜と感心しきりです。ラスカルはね、特に手がかわいい!

そして見逃せないのは「赤毛のアン」。あの宮崎駿さんが若かりし頃に書いたキャラクターですよ!なんとなく今のキャラクター像を彷彿させますよね。作品には全てクレジットが出ていますので、「あ!これは宮崎駿だ!」とか「高畑勲の名前がある!!」とか、“いいもの見せて頂きました”感がハンパない。

そして「世界名作劇場」の特徴のひとつとして、この美しい海外の風景があります。きっと子供の頃に想像していた外国は、こんな風景です。それもこれも「世界名作劇場」で描かれる風景が美しかったからなのでしょう。大人になって海外旅行をしても、違和感がなかったということは、それだけ精緻に描かれていた証拠ですね。これまた圧巻です。

そして最後にお見せするのは個人的に大好きだった「みつばちマーヤの冒険」のイラスト。とにかくこの物語が大好きだったことを今でも覚えているんです。ただただ、かわいいな〜〜と思って眺めました。でも全体を通して、そこはかとなく感じられる品位のようなものがあるのも、このシリーズを大好きな理由かもしれません。

 

もちろん、他にもたくさんの原画が展示されていますよ。ということで、ちょっと見どころをいくつかご紹介します。

1.「世界名作劇場」シリーズ他、キャラクター設定の原画約100点(本展覧会で初公開) 
アニメづくりの基盤ともいえるキャラクター設定の原画を初公開!

「世界名作劇場」シリーズや、「未来少年コナン」、「みつばちマーヤの冒険」などのキャラクター設定や美術設定を見ながら、作品の魅力に触れることができます。今では貴重なセル画、放送当時の懐かしいグッズなども展示。

2.アニメを作る前のアイディアが満載!イメージボードや初期スケッチ、アニメを制作する最初の段階で、物語の世界観やキャラクターの見た目や性格などを制作スタッフが共有するために描かれた、貴重なイメージボードを多数展示!
「アニメーションの神様」と称される森やすじ氏による「フランダースの犬」などのイメージボード、「あらいぐまラスカル」「みつばちマーヤの冒険」の監督である遠藤政治(まさはる)氏による初期のラスカルやマーヤのスケッチは必見です。

3.宮崎駿氏 直筆の「赤毛のアン」レイアウト原画約30点(本展覧会で初公開)
高畑勲氏とともに日本アニメーション(※当時は前身のズイヨー映像)に入社し、1978年の「未来少年コナン」で初監督を務めた宮崎駿氏。1979年の「世界名作劇場」第5作目である「赤毛のアン」は高畑氏が演出・脚本を、場面設定を宮崎氏が担当しました。一般初公開となる当時のレイアウト原画を一挙公開。

4.空気までも描いた美術監督・井岡雅宏氏、椋尾篁(むくお たかむら)氏による背景美術の世界
背景美術は景色や風、漂う空気、木々の一本一本までも鮮やかな色彩で表現し、数多くの名シーンを支えてきました。「赤毛のアン」等を担当した井岡雅宏氏、「母をたずねて三千里」を担当した椋尾篁氏を中心に、美術監督の背景画を多数展示。 

そして、この展覧会でしか購入できない限定グッズも販売されています。

どの作品が琴線にふれるのかは、実際に展覧会を見て体験してください。きっと子供のころには感じなかった感動があるはずです。そして大人だけじゃなく、今の子供たちも大好きになってくれると思います。

 

『THE 世界名作劇場展』は、福岡アジア美術館にて11月20日(日)まで開催中です。

 

取材・文:筒井あや
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THE 世界名作劇場展 EVENT

会場 福岡アジア美術館
期間 ~2016年11月20日(日)
時間 10:00~20:00(最終入場は閉場の30分前まで※最終日は18:00閉場)
料金 一般 1,000円、高大生 800円、小中生 600円、未就学児無料
※休館日:毎週水曜日

プレイス情報PLACE

福岡アジア美術館

住所 福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8F
TEL 092-263-1100
URL http://faam.city.fukuoka.lg.jp/
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