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MUSIC COUNTY 音楽の力で九州をもっと元気に/意図しない、飾らないリアルなものに潜む強さをストレートに伝えたい

2016年09月17日 12:00

●「さらけ出す」ことの気持ち良さを実感した一枚
2016年8月5日、ソラリアプラザ1FのLOVE FMパークサイドスタジオに登場。駆けつけた多くのファンにリラックスした表情を見せてくれた平井堅さん。7thシングル「Love Love Love」のPV撮影の舞台になった警固公園を見渡しながら、「雰囲気変わりましたよね、随分」という親しみのあるコメントもファンを喜ばせてくれた。

――そんな平井さんが、7月6日に、ニューアルバム「THE STILL LIFE」をリリース。前作から約5年ぶりのフルアルバムは、まさにファン〝待望〟の一枚となった。

「ありがたいことにこの5年間、タイアップをはじめ様々なお話をいただいて。1つ1つの仕事に向き合っているうちにこのタイミングに…。ただ、元々シングルでいい流れを作った上でアルバムを出したいという理想があったので、それは自然に叶えられたと思います」。


――そんな今作に収録されたのは、ドラマ「Wの悲劇」の主題歌「告白」や、「ナポレオンの村」の主題歌「君の鼓動は君にしか鳴らせない」をはじめとする数々のタイアップ曲、さらに「かわいいの妖怪」「驚異の凡才」といった新作を含む全14曲。その中に、平井さんはどんな思いを込めたのだろう。

「『Still life』は『静物』を意味する言葉なんですが、自分はいろんな人からいただくモチーフやアイデア、才能から曲作りができていることを実感して、今はただ、スピーカーとしてそこにありたいという思いを込めて名付けました。そこからいろんな人の内にあるものを色濃く出して行きたいと。そもそも、この5年で最初に手がけた作品が『告白』 という曲だったんですが、〝闇は闇〟というフレーズにも表現したように、希望が全くない曲なんです。でもその救いのなさが逆に気持ちいいなと。きっと誰の中にも善と悪、光と影ってありますよね。それをデフォルメしながらでもストレートに表現することがすごく健全だと思ったんです。もちろん、『それでいいな』という曲に込めたような温かな気持ちも自分の中に存在するけど、それだけではない、体内を占めているものを包み隠さず出すことも誠実な作業なのかなと。『かわいいの妖怪』 や『驚異の凡才』なんかは、それを受けて生まれた2曲でもありますね」。

――そんな中、平井堅の真骨頂とも言える珠玉のラブソング「魔法って言っていいかな?」は、その存在をさらに光らせている。

「この曲は、ちょっと元気をなくしている知人がいて、その人が元気になってくれたらいいな、と思って書いた曲なんです。リリースとはあまり関係ないところで作っていたんですが、こういう形で発表できて嬉しく思っています」。

――ここで少しだけ、平井さんの素顔に触れるべく、「もしも魔法が使えたなら?」という質問をぶつけてみた。

「う~ん……。魔法って、ラブソングだとロマンチックに使うものなんでしょうが、僕はスケベなんで、透明人間になりたいですね(笑)。あ、あとは瞬間移動もいいですね。リオやキューバなんかに行って、その土地の空気感を味わいたい。旅行が好きなんです」。

テーブルの上に置かれた伊万里焼のビアグラスを眺めながら「ビール、大好きです」と平井さん。


――九州への旅は、いかがですか?

「全県回ったことがあるんですが、そうですね。次は福岡、熊本、鹿児島を縦断してみるのもいいなぁ。今後、ツアーもぜひやりたいので、その時は実現させたいですね」。


●PROFILE
1972年大阪生まれ。1992年、「Sony Music Entertainment Audition -Breath-に応募し、7500人の中からファイナリストに選ばれ受賞。1995年にシングル「Precious Junk」でデビュー。これまでに40枚のシングル、9枚のオリジナルアルバムをリリースし、その累計は3000万枚を超える。’98年よりスタートしたコンセプト・ライヴ「Ken’s Bar」は19年目に突入。


●RELEASE
ニューアルバム『THE STILL LIFE』(CD+DVD)4,050円、(CDのみ)3.240円、Sony Music labels Inc.
2016年6月22日にリリースされた40thシングル「魔法って言っていいかな?」をはじめ、「告白」「おんなじさみしさ」「君の鼓動は君にしか鳴らせない」「Plus One」「桔梗が丘」などのドラマ主題歌・TVCMソング、さらには豪華コラボ曲「グロテスク feat. 安室奈美恵」、伊勢志摩サミット応援ソング「TIME」などの話題作を揃えた、約5年ぶりのオリジナル・フルアルバム。

●Today's Location/ヒルトン福岡シーホーク
1053の客室全てから博多湾が臨めるホテル。館内には、鉄板焼や寿司、ブラッセリーなど多彩な食事処も充実。


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