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『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で小道具を手掛けたピエール・ボハナ氏が来福!

2016年09月15日 12:00 by 筒井あや

ハリー・ポッターの新シリーズ、映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が11月23日(水・祝)にいよいよ全国で公開。今回は、原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がけ、実際に発売もされたホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の編纂者である魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が繰り広げる大冒険を描きます。

公開に先駆けて、本作をはじめ「ハリーポッター」全シリーズの小道具(魔法の杖やホウキ等)をすべて手掛けているピエール・ボハナ氏を迎えてのファンイベントが開催されました。

——再びJ・K・ローリングさんとお仕事をされていかがでしたか?

ピエール・ボハナ:今回のファンタスティック・ビーストの企画のお話をいただいて、こんな光栄なことはないという気持ちでした。ハリー・ポッターのシリーズは、これまで10年くらいずっと関わっているシリーズです。いっしょに手掛けているスタッフとも家族のような付き合いになりましたし、これまで手掛けた作品群を誇りに思っています。今回『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でも、これまでのハリー・ポッターシリーズのスタッフが再集結しています。こうやってみんなでJ・K・ローリングさんの世界をもう一度映画にできることを大変うれしく思っています。

 

今回は実際に映画で使用した小道具を持って来られていました。そのいくつかをピエール氏の解説付きでご紹介します!

ピエール・ボハナ:主人公のニュートにはいつも使う小道具があります。ひとつは魔法のトランク、そして杖です。前作のハリー・ポッターの世界でもそうでしたが、杖というのはそれぞれ魔法使いの性格に合わせた者を作っています。ニュートが使用していたものもそうです。彼はとにかく魔法動物に夢中で、他のことにはそこまで気を使わない、すこしズボラなところがあるんです(笑)。大して手入れもしていないので、少しキズが着いていたりという加工もしています。素材は枝の部分が木で出来ていて、取っ手の部分が貝殻でできているというものです。これだけに限らず、状況設定やキャラクターを考えながら、ひとつひとつ作り上げています。

——そしてトランクについて。

ピエール・ボハナ:この物語は1920年代が舞台です。ですので、当時出回っていた既製品を使っているという設定にしています。このトランクの素材は圧縮されたボール紙で出来ていて、縁取りだけが皮で出来ているという設定になっています。ただ撮影の都合上複数個作らなくてはならなくて、今回はこのトランクは17個作っているんです。それに、どれも正確に複製しなければならないので、型を取って作りました。素材はカーボンファイバー。とても丈夫で軽量なものです。これ以外にもアクションシーン用や、スタント用にはゴム製のもの、エディ・レッドメインがトランクに入っていくシーンで使用しているものは底をくり抜いて、本当に中に入ってもらっているんです。私だけではなくて、大勢のスタッフの方々がみんなで力をあわせて作っています。

——また、魔法動物の卵などについても

ピエール・ボハナ:それぞれ魔法動物にも特性がありますので、特性に合わせた細かな作りをしているんです。たとえばビリーウィグという魔法動物の卵は、カエルの卵っぽく、アッシュワインダーという魔法動物の卵は、身体の一部が蛇になっているので、本物の蛇の卵を参考にしながら作りで、中がうっすらと見え隠れするような感じに仕上げています。

 

今回は、会場に集まったファンのみなさんからの質問に答えてくれました。「映画の美術スタッフになるためには?」や「アメリカとイギリスの設定をどう変えているの?」など、とにかくみなさんハリー・ポッターに対する愛がスゴい!!

最後は日本未発売だという魔法の杖や完成披露試写会が当たる抽選会も行われ、イベントは大盛り上がりでした!

まさに世界中のみんなが待ちに待っている『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。ますます公開が楽しみになってきました!!

 

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、11月23日(水・祝)より全国ロードショー

 

 

 

 

取材・文:筒井あや
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