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TENJIN TO IRO【vol.6】イタリア会館の館長さんとサポートディレクターさん!!

2016年09月04日 08:00

●縁ある土地への想いが太陽のように眩しくその道を照らす
SUNLIGHT ORANGE

イタリアの様々な文化を紹介するイタリア会館。1981年に創設され、2013年国体道路沿いから今泉の季離宮に移転した。語学講座や美術展覧会、映画上映会など多種多様な活動を通して、日本とイタリアの架け橋となっている。創設以来館長を務めているのが、ドリアーノ・スリスさんで、福岡へは日本人女性との結婚を機にやって来た。「当時はイタリアのことが天神ではあまり知られていなかったので、自分たちが本当に紹介したいリアルな情報を発信する場として、この会館をオープンしました」。

そしてドリアーノさんの片腕として講座の講師をはじめ、あらゆるサポートを行っているのがレオナルド・マローネさんだ。「言語を教えながら、自分の好きなイタリアの文化を伝えていきたい」とニコリ。講師は3名いるが、コースごとに1名の講師が教えるのではなく、3名の講師がかわるがわる担当する。「バックグラウンドの違う講師が、それぞれの知識や価値観でイタリアを幅広く紹介した方が、楽しい授業ができるでしょ」。講座を受けることでイタリアへの想いが募り、現地へと足を運ぶ生徒も多い。受講後にイタリアへと旅立ち、運命的な出会いからイタリア人と結婚した人もいるとか。ここから人生を変えるきっかけが生まれているのだ。

また、二人はイタリアだけでなく、日本文化への造詣も深い。ドリアーノさんは日本で出会った琵琶の音色に魅せられ、職人に師事し、琵琶職人としての活動も行っていた。レオナルドさんは元々日本文学・美術を学びに福岡へやって来たため、日本文化は専門。「天神は刺激的なまちですが、移り変わりがとても早い。そんな中で今も残っている貴重な古い建物を巡るのが好きです」。お気に入りは赤煉瓦文化館。1909年に竣工されたレトロな建物。西洋と和の融合に心惹かれるという。

イタリアと日本。自分たちに関わりのある土地の歴史や文化を誇りに思い、それらを伝えることを使命とする。その情熱はとても眩しい。彼らと接するにつれ、自分の国に、自分のまちに、もっと興味を持つべきだと気付かされる。太陽のように輝くオレンジ色の閃光に導かれるように、身近なまちへの知的好奇心の扉が、いま開かれる。



27歳で日本へ。当時日本に定着していたイタリアのイメージとは異なる側面を紹介するために7年後、イタリア会館を設立した。



イタリア語講座は会話を中心に楽しく学べる。グループレッスンや個人レッスン、子ども向けの講座、旅行のための前レッスンなど希望に応じた内容。まずは体験レッスンを受講してみよう。



イタリアの雑貨や食材、ワインなどを販売するショップも併設しているので、ふらっと立ち寄ってもOK。ドリアーノさんが翻訳した書籍や、レオナルドさんがプロデュースする音楽レーベルのCDも置く。幅広い活動で日本とイタリアの文化交流を図っている。



場所は緑豊かな今泉の季離宮の中。一番奥の建物の2階にある。展示会やイベントなどはホームページをチェック。



季離宮に移転してから、広々としたギャラリースペースを設置。展示会の他、ワイン会なども開催。食のイベントは特に人気だそう。



2002年に来日して以来、ずっと福岡で暮らしているレオナルドさん。「子どもの頃、イタリアで放送されていた日本のアニメを観て育ちました。日本の暮らしを垣間見たのがきっかけで、僕に日本への絶え間ない興味を芽生えさせました」。その後、西洋と東洋の文化的関係性を研究し続け、現在はイタリア会館で自身が架け橋となり、日本とイタリアの“文化的対話”を生む場を日々作り出している。

 

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