グルメ | 新店舗オープン

サルデーニャの風土、文化を感じる、郷土料理とワイン

2016年05月30日 08:00 by 木下 貴子

イタリアの西部、地中海に浮かぶサルデーニャ島。豊富な海産物や、内陸部で放牧される羊肉などを主要な食材にして、独自の食文化を築いてきた土地だといいます。4月25日に薬院六つ角近くにオープンした『ポルコロッソ』のシェフ・高橋俊樹さんは、イタリア各地を3年間巡ったうちの、トータル1年間をサルデーニャ島のレストランで修業しました。その経験が存分に発揮されたお店です。



↑イタリアをイメージした内装。アーチ状のデザインがかっこいい! 店内にはサルデーニャ島の写真やオブジェなども。

 

「毎日のように来てほしいので、食材は安全で安心なものを。既製品に頼らず、1から自分たちで作ります」と高橋さん。九州産にこだわるだけでなく、野菜は糸島と大分の生産者から無農薬野菜を直接仕入れています。「特に野菜は農家さんにおまかせしているので、何が届くかわかりません。届いた野菜をみてからメニューを考えます」。メニューは、日々、変化しますが、例えば、ラム肉を使った料理や、サルデーニャ産カラスミを使ったパスタ、伝統菓子など、サルデーニャの特色は常に出していきます。中でも、一番の目玉は「乳飲み仔豚の丸焼き」! なんでも仔豚の丸焼きはお祝い事など人が大勢集まる食事会には欠かせない、サルデーニャの伝統かつ名物料理だそうです。店では、この「仔豚の丸焼き」を毎週金曜日に出しています。


↑サルデーニャの伝統詰め物パスタ「クルルジョネス」(1,792円)。ジャガイモ、チーズ、ミントがたっぷり詰まった島発祥のラヴィオリ。トマトソース、または仔羊のラグーソースで。


↑細めの平打ちパスタ「サルデーニャ産カラスミのパヴェッティーネ」(1,512円)。旬野菜とカラスミを絡めていただきます。



↑ミルトというハーブで香りをつけながらじっくり焼き上げる「乳飲み仔豚の丸焼き」。塩味の効いたパリパリの皮と、ミルキーでやわらかくしっとりした肉のコントラストは病みつきに! 毎週金曜日、20名限定のメニューです。1人前2,484円。なお4日前までに注文すれば特別注文もできるそう(注文はハーフサイズ24,840円より)。

 

「サルデーニャと九州は近いものがあると僕は感じています。大きな島であり海に囲まれている一方、内陸も広い。九州の食材はサルデーニャ料理に合わせやすく、サルデーニャも馬肉を食べるなど食文化も似たところがありますね」。そのため、ワインもイタリアワインを中心に揃えるなか、そのうち約7割がサルデーニャ産ワインです。シェフは東京のご出身。聞いてみたところ、東京でもサルデーニャ料理を中心に据える店は、2~3軒あるかないかということです。ならば福岡にもイタリア料理店は数あるものの、サルデーニャ料理がテーマの店はいまのところこちらだけのはず。サルデーニャに旅する気分で、新しい味や食文化に触れてみてください!


↑福岡では珍しい、サルデーニャ・ワインも揃います


↑『ポルコロッソ』の意味は「紅い豚」。店内のあちらこちらで豚のオブジェがご挨拶。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

Osteria e Vino PORCO ROSSO(ポルコロッソ)

住所 中央区薬院2丁目14-16 1F
TEL 092-753-6329
営業時間 18:00~翌3:00(OS翌2:00)
定休日 水曜
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