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映画「テラフォーマーズ」の篠田麻里子さん、三池崇史監督が来福しました

2016年04月28日 08:00 by JUN

地球と火星を舞台に、想像を絶する進化を遂げた“ある生物”と人類との死闘を描いた前代未聞のコミック「テラフォーマーズ」が、鬼才・三池崇史監督の手により映画化!4月29日(金・祝)より全国ロードショーです。

凶暴な人型生物“テラフォーマー”を駆逐する任務を背負い火星に送られる有人宇宙船“バグズ2号”の隊員・大迫空衣〈おおさこ そらえ〉を演じた篠田麻里子さんと三池崇史監督が、映画公開に先がけ来福しました。

 

――昆虫のDNAにより変異した自分の姿を見て、どう思いましたか?
篠田:率直にカッコいいと思いましたね、なかなか普段は変異できることが無いですから(笑)。やっぱり「テラフォーマーズ」の作品の一味になったことを強く感じられて、嬉しかったです。

――今回、演じる難しさはありましたか?
篠田:アクションはもちろん、実際に火星に行ったわけではないので、想像の世界を演じる難しさがありました。CGと合成するための撮影では、どういうものが見えて、どういうものが迫ってきて……ということを色々と想像しながら演じましたが、初めてのことなので、少し不安もありました。火星に降り立つシーンなどでも『多分こんな感じじゃないかな?』と、自分で想像する火星を見ていたので、多分皆がそれぞれ想像する火星のイメージは違っていたのではないかと思います。でも、映画の中のシチュエーション自体“火星に連れて来られる”という現実離れしたものなので、自分自身もそういった現実離れしたことをリアルに味わうような感覚でお芝居ができました。

――特殊な原作を実写化するにあたっては?
三池:(これまでに撮った作品で)アフリカまでは行ったけれど、火星は無かったですね(笑)。あまりジャンルなどは気にしませんが、「テラフォーマーズ」は、やったことのないタイプの作品であることは確かです。原作を読むと、物語上重要な人間が突如カットアウトしたりするんですが、物語は続けざるを得なかったりして、喪失感と疾走感がある。これが映画だと、映画的な感動を作るためにストーリーに意味を足してしまいがちなんですが、そういうものも出来るだけ排除していきました。これが映画を作る人間にとっては、結構勇気の要ることだったと思います。僕は割と平気なんですが、脚本家とかは戸惑っていましたね。それから、コスチュームや特殊メイクなどもやったことの無いものばかりでした。でも、初めてやるジャンルだからこそ、経験値が無いのでそれを逆に楽しむということに尽きましたね。

――空衣とマリア(太田莉菜さん)の絡みは普通の女の子っぽくて、劇中で何だかホッとするシーンでした。二人は手塚(滝藤賢一さん)を毛嫌いしていますが、演技の前に打ち合わせなどはしましたか?
篠田:打ち合わせはしていないですね。気持ち悪い役を相当気持ち悪く演じられる滝藤さんの演技が凄すぎて、見たまま、思ったままの感情で動けたというか……滝藤さんのおかげだと思います(笑)。

――それでも結局、空衣は手塚のことを「ちょっとイイかも?」なんて、思いが傾くところが面白かったです。
篠田:そうですね、火星で死と隣り合わせな状況なのに、恋愛感情が芽生えるところは女子だなっていうか。実際、そんな危険な時に恋なんてあるのかな?と思いますが、でも、多分あるんでしょうね。

――「テラフォーマーズ」はアイスランドでもロケをされたそうですが?
三池:(テラフォーマーズの世界の)火星に最も近い環境でしたが、これも挑戦することばかりでした。逆に言えば、この映画を作りながら改めて『普段何をやっていたんだろう?』ということを考えました。やったことのある、やれる範囲で物語を作ることは、それはそれで重要だし、深めていくことは出来るんでしょうけど、それと同時にやったことの無いものに挑戦していくという好奇心を僕らが持っていない以上、エンターテイメントとしてはつまらないし、悲しいですよね。「テラフォーマーズ」は、そのことに気付かせてくれた、感じさせてくれた作品です。

 

©貴家悠・橘賢一/集英社 ©2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会

 

■「テラフォーマーズ」

【あらすじ】
21世紀、地球上は爆発的に人口が増加した。人類は、コケと“ある生物”を火星に送ることで火星を温暖化させ、酸素と水のある地球と同じ環境にする《火星移住化(テラフォーミング)計画》を実行する。それから500年後、日本政府は秘密裡に、計画の仕上げに打って出る。役目を果たした生物を駆除するために、生い立ちも境遇もバラバラである15人の隊員が、有人宇宙船《バグズ2号》により火星へ送り込まれた。隊員たちは、計画を指揮する天才科学者・本多晃から「簡単な仕事」だと聞いていた。ところが火星で発見した“ある生物”は、人型に異常進化した驚愕生物(テラフォーマー)へと姿を変えていたのだ――。

【公開】2016年4月29日(金・祝)より、T・ジョイ博多、TOHOシネマズ天神、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13ほかにて全国ロードショー

【オフィシャルサイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/terraformars/

取材・文:JUN
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