グルメ

一風堂の限定メニューは豆腐!?

2016年03月11日 18:00 by 山田 祐一郎

「一風堂」といえば、福岡を代表する人気ラーメン店。そんな一風堂のイメージといえば、“新しさ”ではないでしょうか。振り返ってみると、1985年の創業以来、ラーメン業界において常に注目を集める存在でした。1980年代、ラーメン店といえばどこも男の聖域たる面構えで、女性が一人でふらりと入れるようなお店という印象ではありませんでした。そこにおいて、BGMにジャズを流し、京都の町家を思わせる洒脱な店構えによって女性客でも気軽に楽しめる店を作り上げます。また、今では当たり前のように「白丸」「赤丸」と呼んでいますが、同一店舗において濃淡の仕様が異なるラーメンを用意し、それをキャッチーな「色」によって表現したのも斬新。麺、スープ、器さえも作り込み、その日限りのスペシャル限定麺を作れば関東・関西方面からもお客が押し寄せ、ニューヨーク、シンガポール、ロンドン、そしてパリへと福岡発の豚骨ラーメンを“ジャパニーズラーメン”として世界に送り出します。今では日本を代表するラーメン店として広く認知されるように。創業者・河原成美さんの「変わらないために変わり続ける」という言葉に象徴されるように、いつも一風堂がある場所には、驚きと感動があり、それは時間が経ったのち、今この瞬間、その時代の“当たり前”となっています。

そんな一風堂がまたしても一石を投じるような一品を完成させたと聞いて、さっそく食べに行ってきました。それが“とんこつ豆腐”と謳われた「白丸とんこつ百年豆腐」です。そうなんです、今度の限定メニューは、麺の代わりに「豆腐」が主役に据えられています。
豆腐は、創業から1世紀が経とうという老舗豆腐店「豆藤(まめふじ)」謹製。4代目・加藤信介さんが偶然、ラーメンの試作中に訪れた際、手持ちの豆腐を豚骨スープに入れてみたところ、思いの外、美味しく、そこからブラッシュアップを図り、完成度を高めたのだそう。
実際に食べてみると、豆腐の食感は、嬉野名物の「温泉湯豆腐」のようにとろとろ。そして味わいはまろやか。口当たりがとても優しく、フルフルと揺れながら口の奥へと滑り込んでいきます。そして味の要となる豚骨スープの美味しさが豆腐を引き立てます。使用されている「白丸」のスープも豆腐の特徴と同様にまろやかなので、一緒に口に含めば、味わいは倍増します。
豆腐だけだと物足りないかも? そんな心配は無用です。豆腐だけでも結構なボリューム感。チャーシューもトッピングされているため、男性でも満足できること請け合い。また、豆腐を平らげた後、半替玉を投入し、小腹を満たすこともできますし、さらに残ったスープに白ご飯を入れれば即席“豚骨雑炊”が完成します。
豚骨スープはラーメンのためだけのものではない。そんな時代が訪れたら、この一品の存在を思い出そうと思った次第です。

「白丸とんこつ百年豆腐」は全国3店舗のみの展開で、福岡では「薬院店」で提供されています。食べに行った日、正午前の来店でしたが、ほぼ全てのテーブルで注文されていたという注目度の高さ。3/1のリリース当初は1日限定20食でしたが、そんな人気をうけて、現在は限定40食に。とはいえ、早めの時間帯の訪問がオススメです。販売期間は3月末まで。

追伸:3月15日から提供店が拡大しました!
《関東エリア》
一風堂 恵比寿店/一風堂 銀座店/一風堂 南青山店/一風堂 豊洲店/
一風堂 本厚木ミロードイースト店/一風堂 関内店
《関西エリア》
一風堂 梅田店/一風堂 箕面店
《福岡エリア》
一風堂 薬院店
【商品概要】
・商品名 :「白丸とんこつ百年豆腐」
※価格は720円で、薬院店のみ650円




【1】白丸とんこつ百年豆腐650円。途中で卓上の辛子高菜やピリ辛もやしを入れて味変させるのもアリ!【2】とろとろの豆腐がたっぷり。【3】〆にご飯を投入。途中、半替玉もできますよ!

取材・文:山田 祐一郎
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プレイス情報PLACE

一風堂 薬院店

住所 福岡市中央区薬院1丁目10−1
TEL 092-725-2022
営業時間 11:00〜翌2:00 日・祝日:11:00〜24:00
定休日 年末年始
URL http://www.ippudo.com/store/yakuin/
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