グルメ

伝統から創作まで。広がる、うなぎ料理の世界

2015年06月27日 08:00 by 木下 貴子

うなぎといえば、真っ先に思い付くのがうな重、うな丼、セイロ蒸し。もう少し細かく考えて、蒲焼や白焼き、う巻きなどが定番でしょう。しかし、うなぎもいろんな料理へと変化するのです。うなぎの持つ広い魅力を伝えてくれる店が、6月5日に誕生しました。

目指すは西中洲。西中洲デルタウエストというビルの2階、やや隠れ家的な場所にあります。扉を開けると、漆黒と朱が基調になったモダンな空間が。左手にはデザイン性の高いワインショーケースがお目見えします。この時点で、勝手に抱いていたいわゆる“ザ・うなぎ屋”のイメージが覆されました。このモダン・ジャパニーズな空間で供されるうなぎ料理とは…?

「うなぎ料理のイメージは日常的なものではなく、特に若い方たちにとっては身近でもありません。せっかく美味しいこの日本の伝統料理をもっと広めたい、また定番ではない違う形で提供できないか、という想いで開きました」と広報担当の若林尚子さん。本家は、熊本県人吉にある大正8年創業の老舗「松田うなぎ屋」。その伝統の技と味を受け継ぎ、次なる時代へと引き継ぐという使命を掲げます。本家で長年腕をふるったベテラン職人による、うな丼・蒲焼などの正統派のうなぎ料理と、より身近にうなぎが感じられるような創作料理を提供してくれます。

料理はコースがオススメ。前菜では「うなぎのテリーヌ」などの創作メニューが楽しめ、メインではせいろで蒸した野菜とふっくら食感のうなぎに頬をゆるめ、そして最後に「松田うなぎ屋」本家の味を堪能できる備長炭で焼いた香ばしい「うな重」で〆ます。コースは5,000円・7,000円・9,000円があり、7,000円以上は「うなぎ白焼きめんたいソース」など一工夫加えた創作うなぎのメインもいただけます。いろんな食材やソースとの組み合わせ、調理方法を駆使して、うなぎという食材の味、食感が様々に味わえます。「いま夏用にアレンジした料理を考えているところです。うなぎの楽しみ方は無限にあるはず。お客さまからの声も聞きつつ、いろんな料理を考え、提供していきたいと思います」と若林さん。伝統を守りつつ、新しい味に果敢に挑戦。今後、どんなうなぎ料理がお目見えするのか、非常に楽しみ。心だけでなく胃袋もワクワク弾みます。




【1】100年続く伝統のタレで仕上げる「蒲焼」(3,400円〜)。さばき方、焼き方ももちろん「松田うなぎ屋」の技を引き継いだもの。
【2】コースのイメージ。うなぎ料理のほかに、一口冷製スープ、デザートも付いています。【3】個室と半個室で構成され、プライベートに落ち着いたひと時が過ごせます。写真は、アーティスティックに彩られた個室で、6名までの利用が可能です。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

うなぎダイニング松田

住所 福岡市中央区西中洲 3−1  西中洲デルタウエスト2F
TEL 092-985-2381
営業時間 18:00〜翌1:00(OS24:00)
定休日 日曜
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