グルメ

たっぷりの手間を、じっくりと味わうネルドリップで淹れる大橋の珈琲

2015年03月19日 10:00

昔気質の師匠の背中を見て、珈琲豆の焙煎と、ネルドリップの技術を身につけたという、「手音」の店主・村上さん。動きひとつひとつに無駄がなく、職人らしさを感じるのはそのためだろうか。

右手はポットのお湯を点々と注ぐ加減。左手はネルの角度の微妙な調整。珈琲豆が膨らむ息づかいに合わせて、豆の中にある“出したい味”をカップに移し、“雑味”をネルに残す。淹れる人によって味わいが変化する、繊細な手仕事だ。

一杯600円。食事もできる値段だと思うと、少々贅沢に感じるかもしれない。しかし、「その金額をいただくことに自分で納得できるくらい、しっかりと手間をかけました」と村上さん。仕事帰りに、休日に。丁寧な珈琲を丁寧に味わう時間が組み込まれた日常なんて、どうだろう。

「手音」の珈琲豆で、自らネルドリップにもトライしてみたい。カウンターなら、作業の合間に教えてもらえることも。村上さんの背中を見て、でもいい。


●手音(てのん)
「珈琲美美」にて4年10カ月経験を積んだ後、2003年に珈琲専門店「手音」をオープン。「カウンターは社交の場でもあります」と村上さん。静謐な雰囲気の漂う店内だが、客同士で話が飛び交うこともあるという。珈琲のエッセンスをより凝縮させた「デミタス」600円が、2月から新登場。


【手音】
●住所:福岡市南区塩原4-12-10(西鉄天神大牟田線大橋駅より徒歩5分)
●電話:092-512-6117
●営業時間:11:00〜20:00
●定休日:不定休
●HP:http://www.tenon-coffee.com



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【1】深くて透明感のある、特別な一杯。自家焙煎の珈琲豆も100g650円〜で販売している。
【2】コクのある「薫(くん)」600円や、スッキリとしていて軽やかな「爽(そう)」550円など、珈琲中心のシンプルなメニュー。
【3】木工作家「村上レシピ」が手掛けた店内。豆の焙煎によって、珪藻土の壁が茶色に変色しているのも味わいがある。 D.クラシカルなレンガの外壁が目印。

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