グルメ

肉のポテンシャルを最大に引き出す

2015年03月03日 08:00 by 木下 貴子

昨年からの勢い劣らず、まだまだ続く肉ブーム。個性豊かに、肉の美味しさを徹底的に追及し、提供する店がまた新たに福岡に誕生しました。「日本人のビーフや仔羊肉(ラム)に対する常識を覆す」を使命に、約4年前に東京・東麻布にオープンした『ワカヌイグリルダイニング』。東京で実証されたビーフやラムの価値をさらに広めるための第2ステージの場に、ここ福岡が選ばれたのです。場所は薬院駅そばの高層ビル「薬院ビジネスガーデン」の1階。重厚な扉を開いてすぐに目に留まるのが、店内熟成庫の肉の棚。深紅で美しい大きな塊のお肉が並ぶ様はすごいインパクトです。この棚には看板商品のひとつ、オーシャンビーフ・骨付きリブアイが収まり、店舗に到着後、約3週間、ドライエージングされます。

料理の主役は、恵まれた自然環境の下で生産されるニュージーランド産のビーフと仔羊肉(ラム)。店内熟成されるオーシャンビーフは、生後約18ヶ月間完全放牧により牧草だけで育てたアンガス種の牛に地元カンタベリー平野で生産される大麦・小麦を主体とした飼料を与えることでしっかりとした赤身の味と甘みのある脂身を持つビーフに仕上げたもの。牧草牛フィレは、完全放牧により、ニュージーランド南島の栄養豊富な牧草だけで育てた牛の肉で、赤身だけの肉ながら柔らかくジューシーで深みのあるビーフの味が特徴。WAKANUIスプリングラムは、ワカヌイグリルダイニングのために開発された仔羊(ラム)商品で、ヨーロッパで好まれてきた小ぶりで柔らかい肉質が特徴です。

最高の品質に生産されたラムやビーフを、最高の状態で味わってもらうために、備長炭でグリルし、塩とコショウのみでシンプルに仕上げます。面白いのが、味の魅力だけでなく、舌触りや食感、やわらかさ、香り、さっぱり、こってりなど、部位や焼き方によって異なる様々な肉の個性を伝えてくれるところです。ラムチョップのグリルを食事の最初にアミューズ(先付)としてすすめられたのには驚きましたが、食べて納得。シャンパンや白ワインにも合わせることができる逸品でした。

もう1つ特筆すべきは、ワインです。シャンパーニュ1種類を除けば、ほか約50銘柄はすべてニュージーランド産ワインという、日本でも珍しい品ぞろえです。ニュージーランドの土が育んだラムやビーフが、同じくニュージーランドの土で育ったワインと合わないわけがありません。肉とワインの理想的なマリアージュ、祝福したくなる美味さが楽しめます。




【1】ランチの「ラムチョップのグリル」(1,800円・サラダまたはスープ、パン、コーヒーまたは紅茶付き)。ラムは特有の香りをほとんど感じさせず、ミルキーな味【2】豪快にグリルされた「オーシャンビーフ 骨付きリブアイ」(1,000g 12,800円)。柔らかな赤身の旨みと甘さが味わえます。リブアイカットは350gが5,200円、500gが7,400円です。
3.落ち着いた空間ですが、肩肘はらずに「肉を食らう!」的にカジュアルに利用できます。また、ランチタイムは家族連れもウェルカムで、お得なコースやお子様向けメニューもあります。

取材・文:木下 貴子
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